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10年くらい小説書いてて分かったこと【エクストリーム解説版】

【朗報の追記】
このようなエッセイ的内容を語る定期購読オジョ・マガジンが始まりました!アンケご協力ありがとうございました!


「シャドウバン対策として、普通のツイートもするといいらしい」と聞いてつらつら語った内容が好評?だったので、調子に乗って詳細を語ってみます。

いつもは相談回答メインですが、今日は主観にあふれた自分語りのポジショントークで、自慢も含むLONG解説です。
※最後に定期購読マガジンについてのご相談があります!

自分に連続リプライしてるので、シャドウバン対策にはならなかったようです……。


~おCM~
こちらは全情報が無料で読める1万6千字のお記事となっておりますが、持続的な活動を応援してくださる方は、おスパチャ(おチップ)をお願いしています……!

■製品タイプと芸術タイプ

まずは「仕分け」をさせてくださいネッ!
創作への態度としては、ざっくり分けて2タイプあり、違うタイプの言うことはもう全ッ然響かないんですの!

あなたはどっち?

①他人軸の製品タイプ
・読者を喜ばせたい、売りたくて書いてる
・なるべく多くにウケると嬉しい
・リクエストやお題を受けて、望まれるものを書くのが得意
・良くも悪くも「計算」ができる

②自分軸の芸術タイプ
・自分のため、自己実現で書いてる
・他人よりも自分ウケ重視
・リクエストやお題は興味ない、もしくは「指図」と感じて苦手
・良くも悪くも「気持ち」で書いてる

製品タイプは、いい例だと頭で書いてるヒットメーカー向き。
悪い例だと「愛がない」とか言われてしまうかも。

芸術タイプは、いい例だと独特の感性の天才芸術家なイメージ。
悪い例だと、「偏屈」とか言われてしまうかも。

世のお嬢様がたはここまで極端じゃないだろうし、2:8、6:4とか混合で持ってる傾向カモ。

わたくしは、9:1で製品タイプに偏っています。
もちろん、愛とかやる気とか欲望で始めるけど、書くのは自分ウケでしかないけど、でもこだわりがない&売れてる傾向の作品が大好きで、お題・リクエストを受けるの得意なんですよネ。

人のために書くほうが燃えます。おnoteも。

オジョ・余談
これを強く意識したのは、おアンソロやお合同誌企画発足の話し合い。
原稿要綱を作成する際に「このテーマなので、こういう傾向の作品を書いてください」「これを書くのはご遠慮ください」というネタを決めなければいけないわけですが、芸術タイプの方が「作品に注文をつけるのはよくないんじゃないか」と悩んでいたんですネ。
わたくしはオーダー通りに書いてお客様を喜ばせるのが当たり前という思考の書き手なので、「そんな視点あるんだ!」と驚きました。

以下は、9:1で製品タイプの書き手目線のおTipsなので、芸術タイプの方にはまったく響かないと思います。

■10年くらい小説書いてて分かったこと

◎文章力は案外必須ではない。

もちろん、ないよりはあったほうがいいですよネ。
大事な土台だし、磨けば武器になります。

でも足切りさえされなければ、後は「面白さ」に代表される「快感」の方が読者にとって重視されがち……!
(※快感……感動、知的快感、感情移入、謎解き、カタルシス、萌え、えっちさなど種類は様々。時には「恐怖」や「胸糞悪さ」まで、ニーズによっては快感になります)

「この作家は文章力がすごいらしいと聞いて読む」読者はほぼおらず、「面白いらしいと聞いて読む」が市場の圧倒的多数。

よく言われるのが「リアル鬼ごっこ」。
↓このようなお記事が作られるほどふしぎな文もあり、誤字脱字の宝庫だけど、でも面白いから売れて、面白いから映画化もされました。
…………「面白い」はストロング!

CDB先生お嬢様の引用も「そうそうそう!!」と膝を叩きたくなるほどで、そうなんです……!

例として出すのは気が引けるけど、大ファンなので許してください!
ワンパンマン、モブサイコのONE先生お嬢様も、写実的・整った方向性ではないけど魅力的な絵を描かれていて、素晴らしいんですよネ。(絵ももちろん構図がすごくて魅力的なんですけど)

そして何より……話がハイパーアブソリュート昇天ペガサスMIXマックスハートに面白い!
WEBのスカウトが今ほど普通じゃなかった時代に、実力で見いだされデビューしただけありますよネ。新都社の星。キセキの世代。

世俗的・大衆向けのエンタメにおいて、「面白い」は他のすべてをねじ伏せる力がある。そう思っています。(バクマン。の服部お嬢様を思い出しながら)

わたくしも、ず~っと「面白いが勝つ」「面白いとは何か」と考えながら約10年書いてきました。

↓こちらは、研究成果のお記事です。実践経験詰めました♡

◎読者層によっては「共感させる」「妄想の種を与える」だけでOKなときもある

これはアマチュア界隈、えちえち界隈、二次界隈を想定した言葉でした。

【共感】
たとえば、キャラ愛がある人同士が書いて読んで、「わかる好き」があれば、高度なテクニックはなくてもお互い嬉しい。エクセレントですワ!
全員が全員プロを目指すわけでもないし、「これ好き!」「わたくしも好き!」で楽しめるのは、ご趣味の素晴らしいところですよネ。

【妄想の種】
たとえばセリフと擬音だけのえちえち小説が好きな層がいる。そして実際に数としての人気がある。

おそらく若い方や、密度の高い文を読む元気がない社会人の方に人気なのかな~と勝手に思っているのだけど、なぜ地の文がほぼなくてもいいのかというと、多分「妄想の種」だから。(主観)

たとえば、お嬢様二人が対面してて、

「この泥棒猫!」
 パンッ!
「痛い!」

だったら、「びんたした」と分かる。…………分かってください。

もちろん、わたくしたち活字に慣れ親しんだ層からすると「地の文は必要なんじゃ?」と思うけれど、でも現にこれが好きな方もいる。

……その方々には見えてるんです。想像できるんです。びんたが。

で、想像力があれば地の文は不要。一部でそういうパラダイムシフトが起きてたんじゃないかな~と勝手に思っています。

書き手はどうしても、書き手の技量がすべてだと思いがちだけど、読書体験の質を決める要因は、書き手と読み手両方が持っている
どんなに頑張っても、我々が司ることができるのは、半分まで。(極論、居眠りしながら読まれたらおしめえですし……)

だって、子供の頃に読んだ児童書の、読書体験の豪華さってすごくなかったですか!? 全力で楽しんで、全力でハラハラドキドキして、自分だったらどうしただろうって全力で想像して……。
あれがいっちばん豪華な時間だったし、今同じ本を読み返しても、同等の体験はできません。
(あと、成人したての頃に触れる新鮮なムフフへのえっちみドキドキ感とか……)

同じ本でも読者のライフステージによって印象が異なることもありますよネ。子供目線、親目線、祖父母目線など。

書き手にできるのは本を書くところまで。
読んだ印象は読み手のもの
で、書き手にできることって、最小で見積もると「妄想の種を提供すること」説……わたくしの中にあります。
もちろん、世界の名著など、最大で見積もると「人生を変える」まで行くと思うんですけど。

書き続けて、最近とみにそう思うんですよネ。
というのも、本当に素晴らしい読み方をしてくれる方に巡り合えて、感想の密度が高くて瑞々しくて、全力で読んでくれて……!
その方の目から世界を見たら、きっと鮮やかな色がついてるんだろうなってほどでした。

わたくしレベルの書き手はゴロゴロいても、その方のように全力で読んでくれる感受性の持ち主はそうそういないだろうという確信がある。
わたくしがすごい書き手なんじゃなくて、その方がすごい読み手なんだろうって、いい子ぶるわけじゃなくて本気で思ったんです。

だから、なんでしょう……。
書き手と読み手の感受性の相性もあるだろうし、書いたものだけが絶対じゃないっていうかァ……。

「書く」だけが100%ではない。読者側の素養、気持ち、感受性、読み方も強く影響する。
その発見をまず伝えたいって、最初に思ったんです。

ちなみに、地の文をきっちりかっちりいい感じに書きたいぞい!という方にはこちらのお記事がおすすめです♡

結構探したけど……「地の文講座」って激レアです。
手前味噌ですが、地の文についてここまで詳しく書いてるのは、わたくしの観測範囲ではこれだけです。

◎伏線やその後の展開はバレてもいい、予想されてもいい。

初心者が「ミステリーを書くぞい!」ってときに頓挫しがちなのは、いきなり「誰も解けない謎解き」を作ろうとするから。
……難しいです!そんな難しい謎、考えるのは至難の業です!

これは昔拝読した「クトゥルフ神話TRPGシナリオの作り方」(すいません元のページが見つかりません)に強く影響された考えなんですが、謎めいた状況があったとして、ゲームなら「全部の情報を集めきったら、みんなが真相を分かるようにする」こと。
(詳しくはエンタメ長編小説講座参照)

「ひらめきがないと分からない、詰む」はゲームとして面白くないんです。クリアできないゲームは「おもてなし」のエンタメ(の主流)からは外れます。

すべてを知っているシナリオ作成者と違って、プレイヤーはありとあらゆる可能性を入れて考えなければいけないので、作者にとっての「簡単な謎」でも実は解けなかったりします。
…………だから、「材料を集めたらわかる」でいいんです!プレイするゲームなら!

もっとも、読む小説であったら、探偵役キャラに解説させることができるので、「解説を読めば分かるようにする」レベルでもOK。

そして、「解説する前段階で読者にバレる」も全然OK。何の問題もありません。見えづらいながらも用意した、正解のロジックの道筋を正しく辿ってくれたので、たいへんよろしいことです。
誰一人分からないというのも、なんだか……かなり難解だと思うので。

ミステリーだと、たとえば「犯人を逮捕するんだろうな」は全員が期待してバレているのが当たり前。
読者を引っ張る謎として、「どうやって捕まえるか」「なんでその犯行をしたか」など、他に次々と魅力が湧いてきます。
他にも「主人公とヒロインの恋は成就するのか!?」とか、魅せられるポイントがたくさんありますよネ。

「犯人は誰だ」についても、キャラが10人いたら10分の1の確率で当たるわけだし、そこは気にする必要はまったくありません。
トリックやらその後の展開やら会話やらサブプロットまで、たとえば残り5万字ぶんすべて当てられたら、それはもう…………気が合いますね……。お前は小説を書け。東大に行け。

普通はそこまで大容量の、営業妨害並みの予想はされません。
「やっぱり、犯人は○○だと思った!」「やっぱり、眼鏡のレンズが伏線だった!」「やっぱり、AとBはつきあうんだ!」くらいでしょう。

全体の情報量でいえば、それは0.1%とかの合致率なので、まったく気にする必要はありません。

それに、読者の方が1000人いるとして、「予想が一致したからつまらないと思う」方は、ごくごく少数派。仮に「犯人は〇〇じゃない?」ってコメント欄に書かれても、それを見て面白さが減る人数も、やっぱり少数。
(悪質なら削除とかしていいけども!)

圧倒的多数の残り996人は、純粋に先の展開を楽しみにしてる読者さんなので、「当てられたから展開を変更」は、デメリットが大きいんですよね。

もちろん、変更後にもっともっと面白さが増してたらそれでOK牧場!
ただ、急な変更は過去との矛盾が発生しやすいし、いうて読者の予想は希望・期待と一致しがちだから、予想通り期待通りの「王道」をいくほうが、素直に売れる方……な気がしています。

これ、「アンチの意見をきくか問題」とほぼ同値なんですよネ。
たとえばハーレムもの人気作品があったとして、ハーレムが嫌いな、読者でもない方が「ハーレムやめろ!一夫一妻にしろ!」と言ってきました。それを真に受けてヒロインを一人に、他全員フったら…………今までの路線が好きで読んできた大多数が大脱落してしまうんですよネ。

最大多数を狙いたい製品タイプであれば、少数の指摘よりも多数を楽しませる「戦略」をとったほうが、欲望にマッチした結果が得られるのではないでしょうか。
(芸術タイプの方は、他者を気にせず自分の満足第一で!)

ちなみに「薬屋のひとりごと」の日向夏先生お嬢様は、コメント欄の展開予想を参考にしたりしなかったりだそうです。
(たくさんの意見があったほうが取捨選択がはかどるとのこと。地の文講座に引用あり)

・「お客様を楽しませる」のがエンタメ

ライトノベルに限らず、「読者を楽しませるのが目的の小説」を、製品タイプのわたくしは「エンタメ小説」と定義して、これを書く方法を発信しています。
(→書き手がターゲットでなく、読者をターゲットにし、大衆に売れることを目指す)

その立場、商人(あきんど)的視点をとるならば、お客様が「先の展開わかっちゃった!」「伏線分かっちゃった!」とニコニコしてるの……喜んでもらえて嬉しいんですよネ。

そういう「わかっちゃった」の楽しみも提供して、アガリをいただいているんです。あっしら。
(引用でも同じような指摘がありました。楽しませてナンボですよネ♡)

なので、傷つくプライドとかはこれぽっちもありません。わたくし程度が思いつくアイディアって他の方も思いついて当たり前だし。

感想が「ない」、感情がまったく動かないのが普通とすると、感情移入して前のめりになって、あれこれ予想しながら楽しんで読んでもらえるなんて……、ニコニコですワ~!

個別メッセージであれば「わかっちゃいました!? すごい! 気が合いますね~!」と返して、お互いニコニコでコミュニケーションしたいですネ。

もちろん、コメント欄で「これはネタバレになるから困るよ」という程度のがあれば、削除や非表示も可能かもしれません。
世の中って、色々なケースがありますからネ。
人によって感じ方もそれぞれなので、「私はイヤ!」という方の気持ちや行動を否定する意図もありません。

◎文章はコミュニケーション

これもまた、他人軸製品タイプの考え方です。

「聞く」はおいといて、日常で「話す」とき、何をお話しますか?
わたくしは、家族や大親友相手を除いて「自分がしたい話より相手が聞きたい話」というストラテジーで会話に望んでいます。

相手からの需要ゼロの情報って伝える意味がないナ~と感じて、話す気がなくなるんですよネ。役に立つ話、面白い話、相手にメリットがある話をしたい。……もちろん難しいけど、目標としては。
もちろん、「感情を共有したり親交を深めるための他愛ない話」ももちろんしますけど!これもまた、好感度を上げ空気をよくする意味がありますからネ。
……理系っていうかゲーム脳ですかネ?

小説もコミュニケーション。
会話と同じで、自分と相手で意思疎通ができるようにを心がけています。エンタメなら。

【他人軸製品タイプがコミュニケーションとして意識していること】
※「みなさんこうしましょう」というわけではありません

・相手の需要に応えたものを書く
・相手の語彙力に合わせた語彙を使う
・相手の理解度に合わせた進行をする
・相手が想像しやすいような言葉、順番を工夫する
・相手に分かりやすいように情報をかみ砕き、適切なタイミングで共有する
・相手が「あれ?」と思うことは、すぐに説明する。もしくは適切に引っ張る
・相手が読みやすいような見た目にする(フォントサイズとか段組みとか)
・説明、あらすじやキャプションで「何の話」か分かるようにする。場合によっては目次もつけて、見たい情報にすぐアクセスできるようにする
・読むストレスや労力に見合う、もしくはそれ以上の快感を与えたい

※あえて難しい語彙を使うのもアリ!
周辺の言葉で意味が分かるようにしてもいいし、調べさせても、分からないまま放っておいてもらってもヨシ。あえてなら。

反対に、大衆向けエンタメなら一番回避したいのが「わからなかった」ですネ。これはもう……言われたら泣いちゃう……!
基本的には「わかる」=脳の快感。
だから逆の「わからなかった」は、お客様を楽しませることができなかった!わたくしはなんて無力……!ってなると思います。

逆に、「わかりやすい」は最高の誉め言葉ですネ!
「私文字が苦手だけどこれは読みやすくて、〇万字もあるのに気づいたらあっという間に読めてました!」……こんな感想をもらったとき、最高に嬉しかったです。

理想は、「読者の理解・想像のスピードと文字が一致する」感じ。
でもそれは、「読むスピードを文字がコントロールする」ことでもある。

……感覚的なことなので、うまく説明できないけど。

なんか合わない文って、読んでも読んでも終わらない感じがしてきませんか?うんざりしちゃうの。
速すぎる文もスカスカに感じるかもしれないけど、まだこっちの方が苦痛が少ないので、「迷ったらテンポよく」ですかネ?

よく言ってるのは、情報の粒度、密度を変えること。
たとえば重要な意味を持たない、何も起こらない移動シーンとかはスキップする。ちょっとだけ必要なところならさっさっとテンポよく済ませる。
いちばん魅せたい、かっこいいシーンやLOVEなシーンは、情報密度を上げてねっちりと書き、たっぷり感情移入させる。

重要でないシーンは、10分のできごとを一行とかで書き、重要でねっちり魅せたいシーンなら、10分に1000字かける、みたいな。
もちろん、「なんの情報を伝えたいか」がすべてですけど。

…………もっとも、わたくしのひとりよがりなので、読んだ方がどう思ってくれているかはわかりませんが!
ホホ、ホホホ……一方的なお記事なのでどんだけでも吹聴できますネ。

もちろんわたくしも「売りたい」ときは上記の考えだけど、「趣味・自分のため」に書くときは、意識したうえで無視したりします。
「このアクションシーン長すぎるワ……でも書きたいから書いちゃお♪」って。
みなさま優しいから正面から言わないけど、多分「書きすぎ」は絶対あるんですよネ……。普段のおnoteも、一言で終わることに一万字の解説つけたりしてるし。

結局、コミュニケーションだから、書き手と読み手の相性も大きいんですよネ。
わたくしはいったん視覚で想像して、脳内アニメを作りつつ視点主の心情も実況中継するスタイル。決めシーンは漫画の見開き。同じ視覚型と相性がいいです。
あと、やっぱり感情より論理(ロジック)……なのカナ~?うう~ん、自分のことはよくわからない……。
ワンシーンより全体の構成とか、シナリオが好きです。

一方で、多分重厚な心情とか瑞々しい感情を重んじる、感覚派の方とは、なんとなく相性が悪いんじゃないかと思います。

・説明、あらすじやキャプションで「何の話」か分かるようにする。場合によっては目次もつけて、見たい情報にすぐアクセスできるようにする

ちなみにこれもバリバリ他人軸ですね。
書き手の自分は、ネタバレなしで最初から読んでほしいけど、読み手の気軽さや地雷回避の安心感を優先して、「ネタバレありの詳細な注意書き、あらすじ」や「途中から読んでもいいですよ」など、たまに書いたりしています。

もちろん、「みなさん!!これが正解だからこうしましょう!!」と言っているわけでなく、「他人軸思考が普段考えていること」を開示しただけです。

◎ひとにぎりの天才でなければ、インプットは多いほうが何かと得

自分で言うけどわたくしは天才でなく、要領のいい秀才タイプ。
0からの発想より、1を増やす方が得意です。

お悩み相談も小説も、浅く広いインプットの引き出しから、必要な知識をちょいちょいとつまんで集めて、必要なら追加で採集して鍋で煮込んで、できあがったカレーをふるまう感覚でやっています。

そのたび、インプットしててよかった~~と思ってます。

インプットって、二種類あるんですよね。
・手当たり次第広く浅く、フックだけ残るようにしてざ~っと眺める
・これだと決めたものを深~~く読み込んで、人生にしみこませる

わたくしは広く浅くが大得意!
情報に触れるのが快感だから、暇さえあれば何か見て&読んでいます。
でも浅~~~いので、全然記憶には残りません。すぐ忘れます。ところてん。
でも、「あの本にこれ書いてあったナ~」というフックだけはなんとなく覚えてるので、必要になったタイミングで再度読み返します。

楽しみだけの道楽インプットにおいて、記憶があるうちに同じものを二度読む・見るのが苦痛なので、創作物なら基本的には①忘れた頃 ②人生に刻まれたレベルの好き・名作しか読み返しません。

……②についておすすめしたいッ!おすすめします。

【人生が震えた!何度でも反芻したい作品】

※絶版↑

大好きな漫画はいっぱいあるけど、あえて一つに絞るなら……「GS美神」「魔王JR」「ゴールデンカムイ」「ハンターハンター」「血海戦線」「スケットダンス」「彼方のアストラ」「暗殺教室」「トリリオンゲーム」「ハイパーインフレーション」「Thisコミュニケーション」「ダンダダン」。

あえて売れてるものを選抜したんじゃなくて、強烈に好きなものがだいたいランキング上位と一致するんですよネ。
書くときも、自分が好きなように書いたらたくさん見てもらえるので、ありがたい限りです。

閑話休題。
わたくしが広く浅くの情報ジャンキーなだけで、「それが正解」というわけではありません。

「狭く深く」のインプットもまた大事なので、「たくさん読むのが苦手!」という方は、「好きなものを何度でも読み返す」のがいいと思います♡

・インプットのコツは?【おたより返信】

「インプットのコツは?」というおたよりを時々いただきますが、その……なんというか……「お腹がすいたから食べる」みたいな……知識欲が性欲みたいになってるというか…………。
すいません、説明できません!気持ちいいからやってるだけなんです!
幼児がエンドレスでアンパンマンを見るのと一緒なんです!

よって、「意識的にインプットできるようになった」方にコツをきいてくださいまし…………!こればっかりは…………!

でもちょうど、昨日も相談おたよりをいただいたので、日本一向いてない立場だけど考えてみますネ。

相談おたより「インプットが苦手なので、コツを伺いたいです」

>自分が創作に携わるようになってから、良くも悪くも制作の裏側を考えるようになりました。
そのため面白い話を読んでも、「全部計算された面白さなんですのね…(そう思うよう全部誘導されているんですわ)」と思ってしまったり、「このお話はこのパターン」「このキャラはこの役割を表すためにこういうデザインをしていますのね」などなど、作り手の事情を察してしまって、以前のようにただ「面白い!」「このキャラ激マブ!」などと勢いで没入して見ることができなくなってしまいました……。

…………あ。
わたくし、最初に触れる時は結構何も考えずに見ててェ……アンパンマンを見るのと同じでェ……。

でも、裏側、制作の意図が見えるのも楽しくて……!「あ、これ死亡フラグだな」みたいな。
誘導や設計が見事だと、技術に憧れがあるので、すごいすごい!た~まや~~!!どうやって思いついたんだろう!?わたくしもこんなすごいの描けたらなあ!!ってなるんですよネ……。憧れる少年の目線。

だから、失礼ながら拝読したとき「いきなり創作物のいいところ全部言われた気分」になりました。

でも、メッセジお嬢様は、裏側が分かると没入がそがれてしまうのですネ。Oh…………。

>感受性を殺さないでインプットを続けるにはどうすれば良いでしょうか?

そうですね、あ~でも子供の頃と比べると、わたくしも「感受性」は大きく目減りしましたネ……。
昔は本当に、児童書を読みながらその世界に入り込んだような感覚がありました。今は表層だけをなぞって消費している自覚はあります。

でもそれは、分母が増えたから仕方ないんですよね。
人生で知っている物語が「1/10」の頃と、「1/1000000000」のときとで、同じ楽しみ方をするのは不可能です!!!!

そうですね、大人になったわたくしたちとしては、ワインを飲みながら足を組んで、「裏側を楽しむ」「制作側の意図を予想しながら冷静に見る」のはいかがでしょう?
きゃあ!きゃあ!と子供のように振り回されながら読むのは楽しいけど、それだけがすべてではありません。
冷静に、構造を分析しながら見るのもええじゃないですか。

そういうの、分かるのって実は……スゴイんです!「ああはいはい、次はこうなるのね」って。結構特殊スキルですヨ!

だから、たとえば映画ブログとかをやって、「このシーンはおそらくこういう意図で」って解説したらハチャメチャにウケると思うんですけどネ。
理解力、分析力、言語化能力が高いということで、おTips書くの向いてると思います!ぜひ拝見してみたいワ~!

もしくは、ハリウッド映画とかは「計算された面白さ」の極致なので、逆に荒々しい、計算のない/不可能なものを見てみるのはどうでしょう?
感覚派のアマチュアの方とか、「え!?なんでそうなるの!?」という意外性のある作品、不条理系とか?あと、試合!

それか、もっといろんなものに手を伸ばして、エッセイとか漫才とかゲームとか、「自分が冷めないで楽しめるもの」を探すのもアリアリですネ!

楽しみのためだけなら、たとえば音楽鑑賞とかパズル、モンハンみたいなアクションゲームに打ち込むのとかもいいですネ。物語のインプットからは少し外れますが。

隙あらば好きなものを布教したいので、先が読みにくいこちらをどうぞ!
精緻な計算があるものも、不条理によったものもあります。

・あなたはこの展開を予想できない!おすすめ作品

※裸体・下ネタ注意↑

ただ、どうしても向き不向きとかはあるわけで、困らなかったら別にインプットがなくても大丈夫ですヨ~~!!

わたくしも興味がないことは一切しない・見ないですし。
興味がわかないものを、苦痛を感じながら頑張るよりは、自然に興味がわく分野を楽しんでみてください!

◎伏線を隠したいならLOVEなシーンに入れるとそっちに視線がいって気づかれにくくなる(みだらなミスディレクション)

LOVEに限らず、読者が喜ぶもの・食いつくものを同時に出すやり方ですネ。

あとは引用いただいていた「二段構えにする」もいいですネ!!そうそう!!伏線も、オチも、二段構えだとかなりサプライズさせられます。

「あ、これが伏線だったんだ」と「こいつが犯人だったんだ」と分かると安心して、疑いモードが消える。
その後で、「実はこうだったんですよおおおお!」と真実を明かす。
予想外の驚きを与えられます。

もちろん、上記で「読者に展開はバレてもいい」「バレることは恐れなくていい」とは伝えましたが、でもやはり……きれいに騙せると気持ちがいいものですからネッ!

「二回目読み返して、アレが伏線だと分かった」と言われた日にはニヤニヤですワ~!

◎ドミノ倒しのシナリオは読むスピードを加速させる【追加】

思い出したので追加します。

1シーン1出来事でぶつ切りにせず、出来事が連続するように書く。
シーンA→B→Cの繋ぎをしっかりさせ、因果のドミノ倒しを成立させると、全部必要なシーンになるし、ページをめくる手を止めにくくなります。

Disる意図はないのですが、例として桃太郎で。

・犬を仲間にした。
・猿を仲間にした。
・キジを仲間にした。

↑これが、出来事が連続してない、ぶつ切りのプロットという例にさせてください。すみません。

じゃあ、因果に連続性のあるプロットはどうかというと……

飢えていた犬にきびだんごをやって、仲間にする。
なぜ飢えていたかというと、猿の集団がこの辺を荒らして食料を独り占めしていたから。
犬と一緒に、猿の村にいく。村を守る猿Aらを倒してボスと話す。猿のボスがいうには「害虫を食べてくれるキジたちが二年前から来なくなり、不作になった」と。「村を飢えさせないための食料確保だから略奪はやめない。帰れ」
→ならばキジを呼び戻そう!

猿Aもパーティに加わり、キジの群れを探す。(キジの習性に詳しい犬の伏線を仕込む)キジの群れは悪い人間に捕まっていた。
助けたものの閉じ込められていた期間が長く、心を開かないキジたち。だが昔、キジの長の娘と犬は友達だった。なんとか説得に成功。
→キジの群れが山に戻り、犬猿キジが仲間になる

出来はどうあれば、一つ一つのエピソードに因果の結びつきが設定できました。
順番を入れ替えたり、一つのエピソードを独立させたりが難しいですネ。

もちろん、「こうせよ」というわけではありませんが、「どのエピソードも必要」「つながっている」状態はわりと気持ちいいし、常に読者の興味関心を引き付けておけるメリットがあるので、わたくしは好きです。
プロットの王道でもあります。

ちなみに上記のプロット案では、キジ探し・説得のパートで「犬がいる意味が薄いな」と感じたので、後付けで伏線をねじ込み縁と因果を追加しました。
連載漫画でも、感想のコメント欄で「このキャラいる?」って言われてるのを見ると胸がキュッとなるので……。

因果のドミノ&パズルのピースは全部使う精神の紹介でした。

◎伏線や小ネタ解説は喜ばれることも多い

・興味ない人は読まない
・好きな人は読む
・気づかなかった人はわかって嬉しい
・気づいた人は「私は気づけた」「合ってた」と嬉しい

「私はこう読み取ったけど、でも作者さんの意図と合ってるのかな?解釈を間違えてたら申し訳ないから感想に書けないな」ということは結構あるみたいです。だから、合ってたと分かると安心してお伝えできるんですよネ。

答え合わせの楽しみもまた、エンタメの楽しいところ。
オーディオコメンタリ並みに、「ここはこういう意図で、対比で」「このキャラは過去にこんなことがあったからこういう反応で」「ここはアレのメタファーです」「裏話として、コイツは三日後にこんなことをします」「参考文献や調査に使ったサイト」などなど細かい解説を書いていたら、その「作品と解説がきっかけで小説を書き始めた」と嬉しいおたよりをいただいたことが複数あります。わ~~~い!!

オフ本の場合、短いあとがきは印刷してもOKだけど、長いと数十ページ分になってしまうので、巻末QRコードから読後サイトへの誘導がおすすめです。

もちろんもちろん、制作意図がわからない状態であれこれ考えるのが楽しいし、そっちのほうが普通なので、これも「わたくしが好きでやっていること」にすぎません。

◎感想ほしかったら素直におねだりが吉

ペチカちゃんというPNがまだないころ、はじめて執筆したオジョ・お記事です。
……………………キャラが……違う……!?

◎共感と感動

「(こういう人間は)こういうときこれを思う、言う、する」の考察の積み重ねの妥当性が共感を呼び、その延長線上にある、同じ発想だけどでも思いつかなかったなというポイントが刺されば、かなりの高評価になる。
いわゆる「ハッとさせる」感動体験。
二次ならキャラ解釈、一次なら人生観や心理的な成長など

ここいちばん、ナマの感情由来なのでまだ未整理なんですけど……。
これが上手いと、記憶に残るんですよネ。

・突飛なあまり「共感の外側」に出ちゃうと、「えええ!?そうかなあ!?」という戸惑いが先に立って、没入がそがれる。最悪「キャラ崩壊」「トンデモ」といわれてしまう。
「共感の内側」かつ「すべてが予想内」だと、予定調和の安心感もあるけど、でも記憶には残らない(気がする)。
「共感の内側」かつ「予想外」が、新鮮な感動を与えられてハイスコアを狙える(気がする)。

意外性があるといい、というのは新人賞など様々な場所で言われていますしネ。

エンタメ長編講座(無料範囲)でも書いたけど、分かりやすい例はハンターハンター序盤の話作り。

難のある2択→予想外の3つ目の解!

その二択は、どちらも選びたくない選択肢なんです。
例:「制限時間を超えるが目的地に全員で行ける道」OR「制限時間内に着くが、仲間のうち誰かを見捨てる道」

でも選択をつきつけられると、読者は「どっちを選ぶんだろう」とついつい提示された枠組みに沿った考え方をしてしまう。

でも主人公は、読者が望んでいる道にぴったりハマる、第三の方法を見つけます。そこにシビれる!あこがれるゥ!
例:「制限時間内に全員で行く第三の方法」

共感の内側、かつ期待にきれいに応え、さらに(二択にとらわれ)予測できなかった道なので、「感」が「動」ですネ!

これは相当に分かりやすい例なのだけど、世の主人公はコレの繰り返しだと思います。
そして、何故そうなるかというと、作劇上の都合はおいといて、「キャラが立っているから」ですネ。
上の例だったら、「試験合格を目指してる主人公ならここで試験で脱落するはずがない」「仲間を大事にする主人公なら誰かを見捨てる道を選ばない」という、キャラ立ちがしっかりしてるからこそ、「ヤツはこうする」と出てきた第三の選択肢。

【キャラの立て方】

「巨大な岩が落ちてきたら、主人公はどういう反応をする?」

「うわー、逃げろー!」だったら当たり前過ぎてキャラクターではない。逆にその場に留まって「やれやれだぜ…」とか、普通ではない反応をしたらキャラクターになります。読者は太郎くんがどんな奴か、一発で分かりますよね。分かりやすく言うと「おかしな反応をさせろ」です。

ジャンプの漫画学校講義録⑤ 作家編 稲垣理一郎先生「連載企画の立て方・考え方」より

キャラづくりについてはリーチロー先生お嬢様の講座を100回読み返すということで。

「キャラが動いた」というのも、今までの積み重ねでできた性格が、シナリオの中で一貫性・整合性を求めて「勝手に動いた」現象ですネ。

◎読書はしたほうがいい

読書はしたほうがいい。

単純に引き出しが増えますからネッ!
正しい日本語も語彙力も自然と脳みそに擦りこまれるし、書き手目線だと「このときこういう表現をするんだ」と勉強になることも多い。

「いきなり小説を書いてみて、初心者でも高クオリティなのが書けちゃいました」という方は、その裏にえげつない読書経験がある場合がほとんどです。

小説を「うまく」なりたいなら、「うまい小説を精読する」のがストレートな王道ですネ。

・図書館のすすめ

上記、「広く浅くのインプット」「狭く深くのインプット」どっちも重要。
「狭く深く」は、買った本を何度も読み返せばいいのだけど、「広く浅く」は何十冊もざばーっと読んで、情報の濁流を浴びる場合もあります。

特に、(物語よりかは)新しい分野の学習は、手当たり次第に本を開いて目次を確認して、「本文を読むかどうか」決めるのがおすすめ。
(10冊あれば、8冊は合わない本でしょう)

でも石油王お嬢様でないかぎり、10冊も50冊も100冊も、全部読むかどうかわからないのに、すべて買って確かめるのはお財布が壊れてしまいますネ。
(コレクションとして集める、応援として買い支えるのも大必要ですが、今回は別カテゴリの、「数十冊読んでの知識集め」のコーナーです)

そういう場合は、図書館がおすすめ!
市民にひらかれた使い放題の実質無料サブスクです!逆に、納税しているのに使わないのはもったいなくないですか!?

売れ筋の確認、トレンドを押さえる、すぐ買える本屋さんももちろんいいけれど、新しい本しかない&中を開いて確認できないので、ざばざば読むときはレッツゴー図書館です。

図書館についての助太刀

図書館は全力でご活用くださいませ! 
図書館に保存された情報資源は、市民お嬢様全てのためにあるのですわ! (と、ペーパー司書資格持ちは思うのですわ)
(図書館が買うから出せる本、結構あるのですわ……予算繰りが大変ともお聞きしてますから、ご活用いただきたいですわ……)

オジョフォーラムより

図書館はぜひご活用くださいまし…ただでさえ本の価格が上がりくっている昨今、貸出数が減ると図書館に割り振られる予算も減って新しい本が買えない悪循環に陥りますわ…逆に本を借りることで「この本(著者)には需要がある」とお上を数字で“理解”らせることができますので、続刊や似た傾向の本を入荷する足がかりになっていいことづくめですわ!
都道府県によっては読みたい本がなければ近隣の図書館から取り寄せていただける場合もございますわよ〜また大学がお近くにあって一般利用が可能であれば、ぜひ大学図書館をご活用くださいまし!ふつうの書店にはまず並ばないであろうお高い専門書の宝庫ですわ〜!!!
情報の調べ方・本の探し方がわからない場合は、どんな難易度でもお気軽に司書を頼ってくださいまし!

オジョフォーラムより

知らなかった…………。ありがとうございます!!
これを見て、Gutsガツ活用しよう!と背中を押されました。

図書館で、背表紙などから気になる本を手当たり次第にナンパ→目次でふるいにかける→ざばざば読み→気に入ったら買って手元に置く、というのがおすすめです。

かる~~~い気持ちで読めるのって、最高……。
合わなかったら途中で読むのをやめてOKです。苦痛のまま「最後まで読まなきゃ」で読んでも、後に何も残らないなら読まないのと一緒です。むしろ時間を浪費してるのでマイ寄り。
なら回転を上げて、50冊に1冊とかの割合である、「何か残る本」を探していくのが効率的です。そのためにはとにかく母数を増やすマッチング!

図書館によっては電子書籍の貸し出しもやっているそうで、便利ですね~~。

ちなみに、図書館に限らずキンドルアンリミテッドも読み放題で、気軽にドカドカ読めるのでオススメです!!
キンドル限定の、短い電子書籍や漫画も豊富なんですよね。

朗読のオーディブルの場合は目を使うことなく、歩きながら、家事をやりながらなど、「ながら」で良質なインプットができるので、こちらも適性のある方にはオススメです!

何度も言うけど、これは知識の収集・引き出しの拡張を目的とした「広く浅く雑に」なやり方です。
大好きな本、じっくり感動しながら読む物語などは、時間をかけて丁寧に大事に読んでくださいネ。



はからずも、ちょうど十か条になりました!

きかれたわけでもないのに語って大分恥ずかしいのですが、まあ普段も同じ恥を背負っていることでしょう。

あくまでわたくしの感じ方、通った道、理想を話しているだけなので、人には人の乳酸菌。それぞれの方に合った十か条があると思います。

みなさんもぜひ、ご自分の十年十か条を見つけてくださいネ!
創作って……たのし~~~~~~!!!!

※【追記】数え直したら11個ありました。

~おCM~
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「チップで応援」からメッセジ付きで応援くださった方には、おnoteの機能で必ずお礼申し上げています♡

■おたよりいただきました

わたくしはお嬢様の新しいノートの芸術家タイプ9割なのですが、お嬢様の創作メソッドは新しい知見で参考になりました!
わたしは自分が書きたければ書きたいものを書く、反応が貰えないことよりも自分の中で良いと思える作品が産めないと凹んじゃうタイプです!
だからリクエストとか貰うと何も書けないんですよね…

インプットの大切さは両者タイプとも大事だよなぁと思ったので、来年はもっと色んな作品に触れようと思いました♡

10年分のメソッド公開、感謝です!

長いお記事でしたのに、さっそくおメッセジくださりありがとうございます!うれしいです~!

芸術タイプ9割なんですね!かっこいい……。
昔からわたくし、製品タイプというだけでなく、自己肯定感が少ないから自分より他人の評価を信じるクセがあって……自分軸でできるのって、かっこよくて憧れます!

インプットは好きなほうを好きなままにやればいいけれど、わたくしも「狭く深く」がだいぶ不足しているので、「内容をあっさり楽しむ」他に、「文章表現などをじっくりゆっくり刻むように読む」をやろうと思いました♡

こちらこそ、ありがとうございますワ~~!!
ぜひぜひ、いろんな作品との出会いを楽しんでくださいネ~!!

■お返事いただきました(インプットのコツ)

ペチカお嬢さま
ごきげんよう。先日、「インプットのコツ」を伺ったものです!
お記事にてさらりとお返事くださり、まことにありがとうございました。
お記事も素晴らしかったのですが、長くなってしまうので、お返事に対するお礼のみ書かせてくださいまし。

インプットを呼吸のようにできるのは、本当に強みだと思いますわ…!
わたくしの場合ですが、とくに漫画においては「作り手の裏側」を想像してしまいがちでしたの。昨今、SNSでクリエイターが直にばんばん発信できるようになりましたでしょう? そのおかげで舞台裏を知る機会も多くなり、「あぁ、この売れる漫画ができるまでにたくさんのボツ原稿が…」とか、「作者さまも持ち込み原稿したり、見てもらえなかったり、きっとたくさん苦労をされたはず…」などなど、正直いらんところまで考えて(妄想して)しまっていたのかもしれない……と気づきましたわ(※自身は漫画家志望ではありませんでしたが💦)。
小説を読む時はあまりそうした葛藤が起こらないので、もっと自分から遠くて、気楽にインプットできるものを探した方が良いかもしれませんわね。

答えづらいところをお伝えくださってありがとうございました!
文面ままで受け取っていただきたいのですが、後から身につけたわけではなく、生来得意です!という方がどういう気持ちで物事をなしているのか、というのも、たとえ参考にはならなくとも興味があるため、お考え伺えてよかったと思います。

これからもお記事、楽しみにしています。
改めて、丁寧なお返事をありがとうございました。
走り書きになりますが、失礼します。

アワワワ!とっても嬉しい心づくしのお返事、ありがとうございます!

ハワ~~!興味深いです!!
マガジンでも語っていますがわたくし、「いろんな方、自分と全然タイプが違う方」の思考に触れるのが大好きで……!

舞台裏に感情移入すると、没入が削げることもあるんですネ!ほへぇ~~ッ!!共感性……感じますね!

メッセジお嬢様が絵描きのかたか字書きの方かは分からないのですが、小説はそうでもないんですね!おもしろ~い!!

「しなきゃいけない」ことはないので、心のままにご趣味をたのしんでくださいネ!ありがとうございました!!

■【追記】定期購読マガジンはじまりました!

下記のアンケートのおかげでありがたく踏み切る決断ができました!
すでにSTARTしております!!

※↓はいちおう残します。もし定期購読マガジンについてリクエストなどあれば気軽に投げていただけると、扱うネタや運営の参考になります!

■定期購読マガジンのご相談(旧アンケ)

ここ数年ずーっと多忙だったのがようやく一段落しまして、使える時間が増えました。
ライター志望のネクストステージチャレンジとして、来年からどうしようかなと悩んでいることが……ありましてェ……。

こういう、普段のお記事とは少し異なる、「自分語り寄りの内容」「おnoteの書き方」「時事ネタ」「日記や過去語り」などについて語る定期購読マガジンを……やろうかな~~、どうしようかな~~、と……。

無料公開おnoteの方針はなにも変わりません。「役立つ内容」「みんなに知ってもらいたい知識」のままです。

有料購読マガジンについては、けっこう「中の人」寄りだったり、「応援してくださる方だけに見せられる話」だったりします。特に「おnoteの書き方」は舞台裏ですからネ。
もちろんネガティブはありません。せっかく応援してくださることに嫌われるようなことは絶対言いません。

売れそうな、ガッツリ「有用」なことは表でしゃべるけど、例えば上記「製品タイプ」「芸術タイプ」のような考え方について、思いついた仮説段階でちょっとコラムを書いたり……という想定もしています。

書けそうなネタ つらつら…
・noteの書き方連載(きっかけ、こんな人は向いている、自分にあったタイプと運営、ネタに困ったら、無理のない続け方、これは避けたほうがいい)
・執筆スケジュール、日頃何をしているか、仕事観、自分に合う仕事、新人研修で話したこと、地方住まいも結構幸せ
・SNS考察(あまり大手にならないほうが幸せかも、人間関係の距離感)
・オフ本こうするの好き、失敗したくないアンソロ(企画)主催方法、承認欲求が欲しかった頃と満足した頃の比較
・小説アニメ漫画ゲーム映画感想速報
・エッセイ的内容

普段のお記事とは異なり、もっと「生」「中」に近い、主観バリバリの内容になりますので、マガジンをやらない場合、これらを語ることはほぼないでしょう。

お紅茶花伝を月イチでさしいれしてくださる方向けに居酒屋で語る感じの内容で、月に¥180くらいを予定しています。
採算がとれなかったら中止になります。

今の実行可能性は5%くらいです。もし検討してくださる方は、どういう内容を読みたいか、ちょっとご意見を聞かせてもらえませんか?
更新頻度についてマニフェスト的に約束できるのは月2記事です。減るときは謝り、増えるときは増えます。

一年以上やってお記事、おエッセイがたまったら、「ウケそうな内容」だけ抜き出して、キンドルなどに出したりするかもしれません。皮算用です。
でもその前にまず、継続させなきゃ溜まりませんから……!

「書くネタが尽きないかどうか」の自分との闘いの側面も大きいですが、やはりわたくしは「人を意識して書く」のほうが頑張れます。
もしご意見、アドバイス、応援してくださる方は、おメッセジいただけませんか?それを見て、やるかどうか決めさせてくださいまし……!

その結果「すぐにはやらない」となるかもしれず恐縮ですが(現状確率95%)、ご協力には多大な感謝のハグをさせていただきます。
(オジョフォーラムも、「やろうかな」と「実現」のあいだに1,2年かかってます)


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