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長編書き・ニッチ性癖の生存戦略~宣伝広報出会いの工夫~

おツイッターで回答した相談&新規の相談、二本立てです。

前回の記事

■読んでもらいづらい長編を見てほしい

お嬢様ごきげんよう。いつも悩みに寄り添う&滋味深い知見に感謝しております。
SSについてのおnote記事も興味深く拝読いたしました。実はこちらのお嬢様とは真逆の悩みがありお便り差し上げました。

私は、地の文を盛りたい長編脳、足し算タイプだと自覚しております。
起承転結のあるストーリー、因果関係やディテールを書き込むのが楽しい&「映画を見ているよう」「キャラの微細な心の動きがわかる描写」というお感想が何より嬉しかったので、自分の持ち味はこれなのだと思いたいのですわ。

ただ、二次創作、それもお支部は衰退&おTwitterがメインの界隈となると…5000字以上の外部リンク小説は本当に読んでいただけません。
積算30日以上かけた3万字超の小説よりも、3時間で書いた落書き程度の3,000字SSが10倍ほども伸び、30秒で書いた140字の妄想ツイートにはそれ以上の反応があることに、大変落ち込んでおります。

おTwitterとはそういうもの(つまりTL内で完結し、とりあえず即いいねできて、即記憶から忘れられるものが届きやすい)ということは理解しております。おリプ、おマシュマロなども、短編やSSにむけてのほうが断然ハードルは低いですわね。
萌えシチュの消費速度が早い二次創作で、更に読者層がライトな作風や文体を好む界隈のようですから、なおのことです。

しかし妄想ツイが読まれても嬉しい気持ちはあまりなく、それよりちゃんと起承転結や計算された山場のある話のよさを伝えたい!長編ならではのよさを伝えたい!との思いが強いのです。
しかしお嬢様の先日の記事を読めば読むほど、わたくしのような長編書きはこの時代に(特に二次創作では)不必要な存在なのでは、と虚しさが襲ってきてしまいました。
リア友にも「SNSの二次創作では秒単位で消費できる癒しを求めていて、沼の深みでキャラの人生とは何か、とか考えたりするような人は皆無」とまで言われてしまいましたわ。

SNSでの発表をやめて自サイトにこもる、オフイベ専になるなどやりようはあると思うのですが、フォロワー様との交流も捨てがたく、オフイベ参加がままならない家庭状況のため腹を決めかねています。

特に超短編が好まれるこのSNS創作の時代において、長編字書きが生き残るための心構えなど、もしよかったらアドバイスなどご教示いただけますと幸いですわ…!

アッアッ……ワ、ワア……!😭まずは同志お嬢様にインターネット・ハグをどうぞ!

うう〜〜ん、どんな界隈かにもよるのですが…………ううう〜〜〜〜ん………「表現Aの弱点」が見えすぎると、別の表現Bが羨ましくなったりしますよネ………😭
たとえばもっとメジャー悩みだと、「小説は読んでもらいづらい。絵や漫画はたくさん見てもらえて羨ましい」これはよくききます。

メッセジお嬢様は、長編よりSSが見てもらいがちなので落ち込んでしまったのですネ💦
ただ長編についてはわたくしも愛しながら書いてるし、長編関連のお記事をいくつか読んでいただくと、なんとなく世間的には憧れの目だったり、新人賞への応募しやすさだったりとメリットがあるのが伝わるのではないかと思います。

これは「長編書いてみたい」の工夫のお記事です!

ただ、メッセジお嬢様のいる場所の、反応数という尺度においては不利なのですネ。

ひとつ思いついたことをつれづれなるままに言うならば、つぶやきやSSが伸びるって、すご〜〜い!!ことですヨ❣

発想にきらめくものがある。すごいですヨ⁉️⁉️
それすらほしくても得られない場合もあるわけで、「本命じゃないのに義理からモテちゃって……」みたいな羨ましい側面もありますネ❣
責めてるわけじゃなくて、まずはそのモテ力をプラスに捉えてみてはいかがですか?

つまり…宣伝に有利
例えば、短いものでファンを増やす→本命発表という施策が可能。

※メッセジお嬢様の「本命(長編)を見てほしい」要望によりそったプランを練るので、世間的にはよろしくない表現が含まれます。すみません;;

人にはどうしてもできることの違いや好み、向き不向きがあるので、短編長編にかぎらず、「Aは見れるけどBは見れない」が存在します。
どうしても長編を見れない方はターゲット外として割り切るとして、(でも短文を拡散してくれれば広報に貢献してくれる。変な言い方をするとソシャゲの無課金ユーザーみたいな感じ)「興味さえあれば長文が読める」潜在読者を増やしていきましょう

↑センシティブな言い方になっちゃったかもしれないので補足

ソシャゲ運営から学ぶに、無課金ユーザーを楽しませて楽しませた結果、ゲームを大好きになってくれた無課金ユーザーが課金ユーザーになりますよね。
義理SSと本命長編という考え方であれば、つぶやきやSSを見てくださる方を大事にして楽しませた結果、もしかすると作者を大好きになってくれて、じゃあ長編も読もう!となるかもしれません♡好意的に見てくださる方は大事にしたいですネ❣

で、次はどう興味を惹くかですネ。パッと思いつくのは、萌え萌えつぶやきをたくさんして、「実はこの作品の二人の切り抜きショートでした!本編はこちら!→作品リンク」で結構興味を持ってもらえると思います❣

「SSは読める人」に作品を読ませるのであれば、長編を完結させたあと、毎日2,3000字ずつに切ってアップするなろう投稿方式もありますネ❣
長編の一部を切り取って単品SSみたいにするやり方もアリ。

長編本編のアピールとしては、「読みたい」と思わせるあらすじを、派手なくらいアピールしまくるのもアリですネ❣
どんな作品にも言えるけどフックは強いほどいいので、刺激的・奇抜なネタでどうにか読みたさを喚起したいですネ❣

人は自分の周りの何人かが触れてるコンテンツに興味を持つので、素直に面白かったらおシェアを頼むのもアリ❣感想を公開返信するのもアリ❣

……こんな感じで読む母数を増やして増やして、ある日「書いてよかった」「報われた」「おつりがくる」くらいの体験をしたら、今のおつらさは成仏すると思います。
たとえば深い深いところまで読み込んでくれる感想とか、まるで自分がすごい作家なんじゃないかという嬉しい勘違いをさせてくれるような優しい方とか。
ものすごい長編にはものすごい感想が来る……こともあるのです。泣いちゃうくらい。
それだけ足し算の積み上げパワーはデカい!のですが、こればっかりはどうしても運…なのです!いろいろな要因で確率を上げることはできるけど最後には運と相性!

いまはオフイベに出なくても本は出せるし、1次創作や公募の道に進むのもアリかもしれません。商業は長編が多いので、長編好きな読み手さんが豊富ですヨ❣

書きたいときに好きなものを書き、作家として長く生きながら、ご趣味を楽しめるよう応援してます…❣

類似のお記事です

追記
無料が基本のお支部では有料作品がうれにくい。でも有料が基本で「買いたい人」がくるDLSiteでは売れやすい。そう聞いたことがあります。 おツイッターも、140字までの短文や画像が基本のプラットフォームなので、長文が拡散されづらいのは仕方ない側面があります;;

なので、長文が当たり前のところに身をおけば、いい感じになるかもしれません! じゃあどこかと言われると、一次での公募や文フリかな…?と自信のない回答になりますが…!
今の場所では不利でも、書いて書き続けて実力を蓄え、その後ジャンル・CPが変わった瞬間、大ブレイクみたいなこともありますからね…!

■ニッチ要素の生存戦略

こんばんわ。時折TLでお見掛けいております、平民ですわ。
わたくし、そこそこメジャーなジャンルの王道の逆カプ(王道がABとするとBA)で二次創作小説を書いておりますの。長文になってしまいましたから、お手すきの時、お目通していただければ幸いですわ。

わたくし、9/28(上記)にお嬢様がお答えになられていたお嬢様と似たような境遇ですわ。わたくしが書いたお話はおそらくとてもニッチですわ。少なくともそう自覚はしておりますわ。(たとえばラブラブハッピーいちゃらぶが界隈で望まれている、好かれる傾向にあるとすると、わたくしが書くのは悲恋〇に別れエンドという具合ですわ)
そのためもあり、わたくしフォロワーも少な目ですし、いいねが付く数も知れておりますわ。

わたくしに同人誌を書くことをすすめてくださったお友達がいたのだけれど、彼女が言うには「あなたのお書きになるお話は、SNSやネットに向いていないわ。そこはもう捨てて、同人誌に専念されるのも一つの手よ(※あくまでニュアンスですわ)」とのことでしたわ。
それはそう。とわたくしも納得いたしましたわ。

ですが、やはりどうしても「同人誌を見てもらう」段階にもっていくには、ある程度の知名度が必要ですわ。
わたくし、よく言えば奥ゆかしく、ひたすら悪く言えばただの怠慢と恥ずかしさと妙な自尊心から「読んで!」としたり、仰々しいあらすじをつけるのが難しいのですわ。ここはわたくしも改善すべき点ですわ。

わたくし前述のことから「どうすればわたくしのタイプの作品を好む方へ届くのかしら」ということに大いに悩んでおりますわ。いわば「フック」がわからないから、宣伝も難しいですし、恥を捨てプライドを捨てたとしても、どうすればよいのか見当もつきませんの。

「冒頭のみスクショや画像編集して1ツイート目に投稿」や「キモの部分を画像化、続きはリンク(べったー)に、あるいは画像SS」ということ、諸々やっておりますわ。けれどやはり反応は芳しくありませんわ。

おそらく自己プロデュースが解りませんの。
少なくとも良いとは言い切れませんけれど、それでも「ニッチ要素が好きなお方」に届けるには、いかようにすれば良いのかしら。
一度でいい、同じ傾向が好きなお方に届いてほしいですわ…。

割りきれないのがお悩みですよね、簡単に割り切れたらどんなにいいか……。アンニュイなアンビバレントにインターネット・ハグをどうぞ!

恐縮ですが、マイナー広報(バッドエンド)やアピールの仕方はこちらで全部語ったので、過去記事参照にさせてくださいネ!
これを見てくださったかどうかで結構言えることも違うのですが……。

>「冒頭のみスクショや画像編集して1ツイート目に投稿」や「キモの部分を画像化、続きはリンク(べったー)に、あるいは画像SS」ということ、諸々やっておりますわ

えらい!まずは努力したということがエクセレントですワ~~!!
目標に近づく行為ができたこと、それがまず素晴らしい!
まず、自分のために行動した自分をほめてあげてくださいネ。


広い層向けの情報は↑の過去記事で出し切ったので、もうちょっと深めに考えてみますネ。

「とにかく見てほしい/友達がほしい/感想がほしい」ではなく、「"ニッチ要素が好きなお方"に届ける」がおゴールなんですね。
仮の対策が、ニッチ好きに届けるため「知名度を上げ、人目に触れて母数を増やそう」「そのために自己プロデュースを」という方向性でよろしいかしらん?

う~ん、そうですね。結局そのニッチ好きの割合が、0.1%か0.00000001%かでできることは違ってくるかも。

◎ニッチ率数%の場合は広報をなんとか

根拠はないけど、0.1%なら千人に一人。広いネットの海で同志に巡り合える可能性はおおいにあります。母数しだいですが当たりが期待できるギャンブルです。

よって、「知名度を上げ、人目に触れて母数を増やそう」「そのために自己プロデュースを」は一つの有効打。

そこそこメジャージャンルはアドな要素、逆王道で悲恋(例)というのは数の「縛り」要素。

>(たとえばラブラブハッピーいちゃらぶが界隈で望まれている、好かれる傾向にあるとすると、わたくしが書くのは悲恋〇に別れエンドという具合ですわ)

特に「悲恋」は置き石で、絶対に変えられない要素だと思います。
たとえてあるので実際には何かは分かりませんが、「美しい悲恋」なら、人気はあると思うんですよネ。

もはや常識「人魚姫」や心中だけど「曽根崎心中」、ヒット映画「タイタニック」「世界の中心で愛を叫ぶ」など、死別の悲恋名作はたくさんあるし、カクヨムやベリーズカフェなどで調べてもたくさんアマチュア小説がヒットします。

「死別の悲恋」の場合は、「切ない系」という商業的なパッケージで、結構訴求力を出せると思いますヨ!
「恋空」しかり、体力がある若い方に人気がある題材ですね。若者からの人気があるというのはすごいことでしてヨ!小説を読める時間が多いし、口コミの伝播力もすごいし、文化の担い手です。

とにかく、まずは自分が好きな「ニッチ要素」の商業的な代表作を探してみましょう。それにつけられた宣伝文句やラベリングを真似してみるのがオススメです!

「これが好きな人はこういうのが好き」が分かればターゲット層も分かって、もっともっと、ターゲットに訴求力のある作品が書けます!

その際、自分のヘキがバドエンなら、「絶対ハピエン主義」の方は、ターゲット外として割り切ります。仕方ないので……!首根っこ掴んで無理やり見せることはできないので……!

「美しい悲恋なら見るか」とか、「昔切ない系読んでた」でもいいし、そういう方に届くよう、広報をしたいですネ……!

「今から一つも行動を変えない」だと「今と同じ結果」になる確率が高いので、結果を変えたいならどれかは行動を変えてくのが、成功率を上げるルートです。

色々シミュレートしてみますね。

・「読んで!」が難しい
「読んで!」ということの嫌さが、「見てほしい」を上回るなら仕方ないです。商業で「〇部売らなきゃお金がなくて生きていけない」とかではない限り、趣味で心の優先順位をつけてるだけなので。

ただ、「読んで!」を言った場合得られる閲覧数を「捨てる」覚悟は必要です。
「読んで!」と言った場合にプラス10000人が見てくれるなら、それは嫌さを我慢していった方がお得だし、言った場合得られるプラスが1人くらいなら、言わなくてもいいか……という判断になるかもしれません。

ただ、やってみないと「プラス何人」が分からないので、お友達に相談しつつ一回くらいやってみるのがオススメです。

その際は卑下しないこと!よく言われていますが、シェフに「未熟なわたしが作った大変クソまずい生焼けのハンバーグです……生きててすみません……」といいながら皿を出されても食べたくありません。
「絶対に絶対においしいよ!」と過剰な宣伝も必要もありません。

「〇〇牛と〇〇豚のあいびき肉を手ごねして、つなぎにはなんとかの卵を使って、じっくり焼き上げたハンバーグです!スパイスはナツメグも入ってます。よろしければ、ぜひご賞味あれ~! あ、一口お試しならこちらをどうぞ!」みたいに、話しかけやすい雰囲気で、事実だけ言えばOKです!

・仰々しいあらすじをつけるのが難しい
→①「仰々しくなければOK」と捉え、自分自身でOKなラインを探ってみる
→たとえば「自分で異常な高評価をつける(絶対面白いです)」とかじゃなくて、「内容を正確に表す」にシフトしてみる
→結末手前まで、何が起きるかを詳細に書いてみるとか
(これに効果があるかどうかはやってみないと分かりません)

→②他人にあらすじを書いてもらう
→お友達や、有償依頼でもいいので、あらすじを考えるお手伝いをしてもらう。自分ひとりで考えたものではなくなるので、心理的ハードルが下がりそう

・「フック」がわからない
→①お友達にきいてみる
→②今はココナラやSKIMAで、編集者など有識者の方が相談にのってくれるので、「自分の強みを教えてください」「おすすめの宣伝文句」などを訊くのが、てっとりばやいアクションかもしれません。
→③同じ「悲恋好き」のブクマなどを観察して、類似作品から共通したフックを探す
→④同じカテゴリの名作の宣伝や予告編の作り方、本の帯から勉強する

・かなりニッチな物を書く
→①「王道」の皮をかぶせてみる
→②「自分が好き」と「みんなが好き」が重なる部分を探す
→③「自分が好き」と「みんなが好き」を並行して書く、抱き合わせ商法

詳しくは過去記事でお話ししたけど、もう一度。「売れるようにしつつ自分の趣味を自然にねじ込む」のは、一握りの世紀の天才以外、商業作家に必須スキルかも。

※有料記事より。
詳細は「エンタメ長編の書き方 ◆趣味の描写は省略すべき?」にて

違うタグをつけるなどの「偽装・だまし討ち」は絶対ダメだけど、そうならないように、嘘をつかなくて済むように、うまく、うまくやるのです……!

最近拝読した商業BLで、カプABの話から始まり、カプCDも並行して書かれていた本があります。なんとCDが別れた状態でABが結ばれ、本編完結後、CDのスピンオフが出ました。すごい。

多分だけど「CDの別れを書きたい」気持ちが強かったのかな~と思います。商業で失恋一本だと厳しいので、ハピエンのABも抱き合わせた編集さんの商業判断がある……?と邪推しています。

こういう風に(邪推だけど)「書きたいキモがあるけど、そのままでは出せないから工夫して出す」事例もたくさんあるので、いろいろ作品を探ってみるのも楽しいですヨ!

悲恋・死別でよくあるのが、やはり「前世で悲恋、転生後現世で再開し恋仲になる」パターン。
……たとえば「前世悲恋パート」を8割書いて、「転生後再会パート」を2割で書く。たいていのことは注意書きで防げるので、「悲恋パートが八割ですが最後はハピエンです」というまったく嘘じゃない注意書きをつける。こういうやり方もなくはないです。嘘じゃないし。

※もちろん絶対しないと思うけど、「転生後再会パートは書きたくなかった」「ハピエンはいやいや書いた」など言ってはいけません!!!!書くからには納得したうえで、それが好きな層への敬意とLOVEを。

ちなみに、悲恋死別とはちょっと違うけど、余命系で好きな作品を紹介させてください。

これ、2ちゃんねる版から好き!

ネタバレなのであまり多くは言えないけど、商業で広い層(ハピエン好きな人にも)人気が出る匙加減はこれくらいかな~と思います。

◎ニッチ率0.00000001%の場合は探しに行く

計算だと……難しいかな……という場合です。
たとえば100人の村で、0.00000001%の性癖を出しても、仲間が見つかる可能性は低いですよね。

もしその村にいなかったら、積極的に大都会に探しに行く道もあります。あっちから来ないなら、こっちから行くしかないじゃない!
「一次創作にする」の手は難しいものの、一気にターゲットの母数が増えます!ものすごく。

たとえばCPものでも、CPによって特定の性癖がやたら多かったり、ブームが来てハチャメチャに多くなったりすることはあるので、お支部でそのニッチ傾向が多いジャンル・カプを探す→原作を履修する順番もアリです。
下心でハマってないのにハマったふりをするのはダメだけど、偶然たまたま好きなものが増えたら、出会いが性癖タグだったというだけなので、なんの問題もありません。

(転職と同じで、「評価されない場所であがく」より「評価される場所に移動」の方が何倍も簡単です)

一次創作に転向しないにしても、ニッチ者ならお互いに飢えがちなので、タグなどをバンバンつけてどうにか届くように頑張れば、「そのヘキがあればジャンル不問で読む」という方にも巡り合えるかもしれません。

そのニッチ性癖が他の要素よりずっと大切ならば、自分が「ジャンル不問で読む人」になる道もあるかも。
下心はよくないけど、「この作品を書いてくれてありがとう!ぜひお礼を言わせてくれ!!」という作品に出合った時、熱い感想を送れば……低確率の偶然の果てに、お友達ができるかもしれません。「ワンチャン目当て」はよくないので、見返り不要の感謝ができるときにやりましょう。

「自分を見てほしい」だけより、「人に承認をあげる」人の方が好かれますからネ。

あ、大丈夫だと思うけど、作品を見てくれた人にも感謝ですよネ!
読者が一人でもいる状態で「わたしなんか誰も見てない……」「ブクマ少なかった……」みたいな、相手を無視するようなことは言わないようにしましょう。外に出すなら感謝の言葉を!

あるいは、「これが好きな人がいますよ~~!!需要ありますよ~~!!!書いて~~~~~!!!!!」をアピールするために、「テンプレやタグ、企画を作る」のもアリです。
これは向いてる人しか向いてないのですが、いろいろな人に向けて書いています。

・推しの○○な顔が見たいテンプレ 表情〇選
・〇〇シチュの推しテンプレ など絵を描く系
いくつか四角があって、そこに絵をかいてもらうやり方。ジャンル問わずでとにかく「そのヘキの人」が使ってくれるはず。

・○○な推しについて語ってテンプレやタグ
↑の文字書きバージョン。

・四角いナレーションテンプレ
「この後めちゃくちゃセ〇クスした」みたいに、四角い吹き出しのモノローグ・ナレーションだけあるやつ(イラスト向け)

・お題配布
お題ガチャ、お題配布サイトなどいろいろな形式あり。
自分の趣味を詰めたお題を作ることで、書かせることができる。
お願いしやすい。

・推しカプすごろく
・タグ企画
・ワンドロ
・アンソロ合同誌
 語って/書いてもらう系。

・ジャンル不問Webオンリー
「ヘキだけ」が共通項のWebオンリーです!その実行力素晴らしい!!
これはどちらも成人向けで、「3P」と「女攻め」の例(ピクスクへのリンクです)

どれくらいの数かはわからないけど、「ニッチである」を受け入れた先に、自分からGuts!! ガツガツ!!と獲りに行く道もあります。人によります!

ちなみに10/2のオジョフォーラムであった質問「(一次創作で)みなさまは、自分の作品を読んでもらうために、どんな工夫をされていますか?」への、みなさまのレスがエクセレントだったので、一次創作の方はこちらもご覧ください♡
カクヨムについてのお話あり。

◎「やりたくない」にもグッドとバッド

メッセジお嬢様は「広報・アピール」が苦手なんですね。
「難しい」に込められたしたくなさがどれほどか、「改善すべき」がどれほどの強度かは文面からはわかりません。

多分違うとは思うのですが、色々な方に向けて書きますネ。
この「したくない」が自然な生来の気持ちか、傷由来かで必要なことは変わってきます。

たとえば「化粧したくないしスカートも履きたくない」について、「生まれつき興味がないから」「面倒くさいから」という理由ならOK!
その方の素直な気持ちですね。

ただ、「昔怒られたから」「昔笑われたから」のような傷由来だったら、ちょっと危険……!他人からつけられた呪縛が残っているからです。

傷じゃなくても、「嫌いな人がやってたから」「それをみっともないと思うから」も、深堀りした方がいいケースもあります。
もしかすると、自分自身で作った「そうするべき」の呪縛かもしれません。いったん色眼鏡と鎖を外してみると、「なーんだ」というケースもありますヨ♡

もちろん、お辛さの渦中にいるときは、その呪縛がサバイブに必須の命綱なときもあるでしょう。
ただ心身が健康でいられる状況では、呪縛は選択肢を徒に制限する、不利で不要な縛りになってしまいます。

こちらは、その呪縛を断ち切ったお嬢様からのおたよりです。

「みんながしていることを、何故自分はしたくないのか」「みんながスルーすることを、何故自分が我慢ならないのか」そういうところに、傷が埋まっていることがあります。

余談
わたくしの親族にも、ちょっとひどい経緯で離婚した方がいまして。昔の話になると「元夫にあんなことされた、こんなことされた」というマシンガントークが止まらないんです。かわいそうなんですけどね。(同情は大いにするけれど、自業自得な面もある)
本人も「駄目だと分かっていても止められない」というので明らかに傷が残っており、カウンセリングを勧めました。
こういう風に、傷があると「ふつうとは違う行動をしてしまう」ことがあります。抑制として働いたり、逆に過剰になったり。

注意!
もちろん、傷がないこともおおいにあります。
(ない「傷」を作ってしまうのは問題です)

たとえば精神分析の祖、フロイト先生お嬢様の例。学問を進めた偉人には違いないのですけれど、一方でトラウマの原因を幼少期の性的虐待に求めすぎたこともあり、(ほかの考えの違いもあり)弟子のユング先生お嬢様たちから批判されている点もあります。(超ざっくり雑な解説)

「何か問題がある……これは幼少期のトラウマのせいなんだああああ!分かったぞおおおお!」はすっきりしますが、正解とは限りません。
相談を受けているわたくしも耳が痛いところなのですが、疑いつつも決めつけはしないでいきたいですね。高度な判断は素人にはできないことですし。

ケースバイケースすぎてなんとも言えないのですが、不健康で今後困る理由があるなら、そこに向き合った方が今後の人生にはいいと言えるでしょう。

もし傷がなくて、「ただただやりたくない」であれば、その「やりたくない」を尊重してあげる方法でOKです!
(「やりたくない」をそのまま受け入れ肯定し、自分を責めない。やる方向とやった場合得るものを前向きにあきらめる)

■おまとめ

・自分の強みを活かして宣伝してみよう
・一度でも深い「刺さり」を受けたら満足するかも
・自分が評価される場所を探すのもあり
・類似の商業作品から宣伝を学ぼう
・「これはできる」「これはできない」を細かく検討しよう
・王道にニッチを混ぜるのもアリ
・自分から企画を作って獲りに行くガッツ
・「したくない」を深堀りしつつ大事にしてね

頑張れるなら頑張っていいし、やりたくないならやらなくていい。
その都度できる限りで、おゴールのためにやっていきましょう!
この記事を見てくれたことで、まずは一歩、もう踏み出してますワ~~!!


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