かしの木マガジン 2022年 10月号 【スタッフインタビュー④ 平尾雪乃】
こんにちは!オンライン学習広場「かしの木」です。
かしの木マガジンでは、小中高の生徒、保護者向けに、役立つ情報などを月1回提供していきます!
今回のテーマは、かしの木スタッフの紹介④です!
5月の代表へのインタビューから続いてきたスタッフ紹介も、早くも4回目となりました。
今回は、かしの木運営コーディネーターであり、かしの木スタッフ研修担当である平尾さんにインタビューを行いました!
小中高生の方、保護者の方だけでなく、かしの木にスタッフとして入ろうか迷っている方々も、ぜひ読んでみて下さい☻
スタッフ④:平尾雪乃さん
―かしの木運営コーディネータ、スタッフ研修担当:勉強タイムスタッフ兼任
――まず、平尾さんについて色々お伺いしたいと思います。
――現在東京大学に通っていらっしゃるそうですが、大学では具体的にどのような勉強をしていますか?
・大学での勉強内容
(平尾)私は現在教育学部に所属しています。
教育学部の授業は、主に教育制度・政策に関するものと、教育実践に関するもののふたつがあります。
私はどちらかといえば後者に関心があって、学校現場、あるいは地域、公民館、図書館といった学校外の場において、どのような教育活動が行われているかを学んでいます。
たとえば教育実践とひとことでいっても、学習、教育施設・環境、教育方法など、それを捉える視点は幅広くあると思います。
これまで自分自身がなんとなく受けてきた教育を改めて考えなおし、教育現場の実際を知れるところがおもしろいと感じます。
――なるほど、ありがとうございます!
――では、大学で教育について学ぶ前、ご自身が教育を受けられていた時代はどんな人でしたか?また小中高時代は、何か習い事や部活などしていましたか?
・小中高時代のエピソード
(平尾)小学校では、水泳や習字を習っていた時期があります。休憩時間には外に出て、よくドッジボールをしていました。
中学ではバドミントン部、高校では硬式テニス部に所属していました。
また中高生のときは、生徒会に入ったり、学校行事の実行委員や学級代表を務めたりと、今のわたしの数倍はアクティブだったような気がします!
――色々なことを経験されていたんですね!すごいです!!
(平尾)ただいろいろなことに挑戦するたびに、失敗も経験していたので、中高時代はよく泣いた記憶があります…笑
わたしは結構抜けたところがあるのですが、その分周りに支えてもらっていたなぁと思います!
――そうなのですね。では最後に、インタビューでは、毎回みなさんにおすすめの本を紹介してもらっています。今回も、平尾さんおすすめの本を教えて下さい!
・おすすめの本
(平尾)「かなしみがやってきたら、きみは」という絵本です。
かなしみがやってきたら きみは - ほるぷ出版 こどもの本のほるぷ出版 (holp-pub.co.jp)
絵本を選んだのは、子どもから大人まで、どんな世代の人にもおすすめできるからです。
この本は、どうしようもなくかなしい気分になったとき、そのかなしみとどんな風に向き合えばいいのかを教えてくれます。
本のなかでは、かなしみという感情が擬人化して描かれているのですが、そのかなしみを追い出したり閉じ込めたりするのではなく、よくきたねって受容してあげるようなストーリーです。
気持ちが沈んでいるときって、それに対処するためのノウハウにも、アドバイスにも、耳を傾ける気にはなれなかったりします。そんな自分ではどうにもできない時間を乗り越えるために、手元に置いておきたくなるお守りみたいな絵本です。
淡くてやわらかい絵のタッチと、あたたかいことばに触れることができます。大人になるにつれ絵本を読む機会は減っていきますが、絵本だからこそ、押し付けがましさのないやさしさに包まれる体験ができると思っています。
――ありがとうございます!やさしく自分の気持ちに寄り添ってくれる、あたたかい絵本ですね。お守りみたいという表現が素敵です!
――平尾さんについて色々教えていただきましたが、ここからはかしの木についてのお話をお聞きしたいと思います。
――まず、平尾さんはなぜかしの木に入られたのですか?
・かしの木に入った理由
(平尾)もともと教育分野に関心があったことです。
わたしの出身高校は総合的な学習の時間に力を入れている学校で、卒業研究という名のなかなかにハードな取り組みがあったのですが、生徒のなかで研究に対して意欲的なひとは限られていました。そのような状況をみたとき、どんな教育内容・方法であれば、ひとりでも多くのひとがおもしろがって学べるのかということが漠然と気になり始めました。それが教育に興味を持ちはじめたきっかけだと思います。
また、高校大学と進路選択をする中で、自分自身が教育機会に恵まれているということを強く自覚するようになりました。その恵まれている立場を活用して、誰かに還元したいと考えたときに、かしの木はとても魅力的だと思い参加することにしました。
――高校時代のきっかけが、平尾さんをかしの木に導いたのですね。ありがとうございます!
――次に、かしの木での取り組み、特にスタッフ研修についてお聞きします。かしの木のスタッフ研修では、具体的にどのようなことを行っているのですか?
・スタッフ研修について
(平尾)研修では、新しくかしの木に加入してくれた学生スタッフに、模擬授業をしてもらったり、かしの木の団体説明を聞いてもらったりしています。
模擬授業は、勉強タイムの練習として行なっていて、オンラインでうまく勉強を教えるコツを掴んでもらう場にしようと試みています。
団体説明については、かしの木の運営体制や制度、活動する上での注意点などを伝えるようにしています。
――なるほど、ありがとうございます!
――私もかしの木に入るにあたり、平尾さんに模擬授業を見てもらいましたが、具体的に良かった点や改善点などを教えていただきとてもためになりました。また、模擬授業の単元も事前に指定されるので、スムーズに授業準備が出来ました。その節もありがとうございました!
――では、そんなスタッフ研修の今後の展望を教えてください!
・研修活動の今後の展望
(平尾)入ってくれたスタッフがどれだけ、団体に定着してくれるようになるかについては、加入当初の取り組みがひとつの鍵になると思います。なかなか改善はできていないのが現状ですが、スタッフのコミットを促すような役割を、研修がしっかり担えるようにしていきたいと思っています。
かしの木に興味を持ってくださっている学生のみなさん。かしの木に参加するスタッフのなかには、オンラインでの指導経験がないという方も多くいます。入るハードルは高いように感じられるかもしれませんが、子どものサポートをしたいという熱い想いを持っておられる方であれば、どなたでも大歓迎です!
――熱いメッセージをありがとうございます!
――私も指導経験がありませんでしたが、徐々に慣れて今ではスムーズに指導出来るようになりました。かしの木に入ろうか悩んでいる皆さんも、きっと大丈夫です!
――最後に、現在かしの木を利用している保護者、お子さんへ向けてメッセージをお願い致します!
・かしの木の利用者さんへのメッセージ
(平尾)いつもかしの木を利用してくださってありがとうございます!
保護者の方から感謝していただけるとき、お子さんから「わかりやすい」「楽しい」といったポジティブな声をもらえるときに、私たち学生スタッフは大きなやりがいを感じることができています。
かしの木は学生のみで運営している上、完全オンラインの体制ということもあり、なにかとサポートが行き届かぬ点もあると思いますが、少しでも「かしの木を続けていてよかった」と思えるような体験をお届けすることができれば幸いです!
――ありがとうございました!
・10月の集団自習室予定
質問大歓迎!
勉強中にわからないことがあったらすぐにスタッフに聞くことができます
また、途中参加、途中退出も可能です!
ぜひお気軽に参加して下さい!
・かしの木紹介
大学生スタッフの募集は引き続き実施しております!
興味を持ってくれた方は、ぜひかしの木HP、Twitter等を見てみて下さい。
オンライン学習応援 かしの木 – 家から無料で、大学生と勉強する (kashinoki.online)
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