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2024年のミラクル(前編)

2024年はミラクルがおきた!
と思った嬉しいことがたくさんあった。

長くなりそうなので前編・後編に分けようと思います。

2023年の夏に大腸癌が発覚し
肝臓に転移しているステージ4だった。

肝臓は腫瘍が全体に散らばってしまっていて切除不可能な状態だったので
まずは抗がん剤治療を半年間行って腫瘍が小さくなったら手術しましょう
という治療計画だった。

自分が癌になったなんて信じられないほど元気だったので
半年間の抗がん剤を終えたらすぐ手術して治療を終えられるものだと思っていた。

でも実際はそんなに甘くはなくて
半年間治療を終えても
手術なんて到底無理な状態で
さらに半年間延長して抗がん剤をすることになった。

このペースだと手術ができるようになるまで一体何年かかってしまうのか
ましてや手術ができるようになる日なんて来るんだろうか

どうにか早く治療を終えたかったので
抗がん剤以外の治療法をたくさん調べた。

主治医の先生にも相談して、
色んな治療が受けられる大きな病院でセカンドオピニオンも受診してみた。

だけどどの先生もやっぱり手術は無理
現時点では抗がん剤を続けるのが一番、という答えだった。

それなら思ったよりも治療に時間がかかりそうだし
副作用も思っていたよりも少なく元気だったので、
仕事復帰して治療をすることも考えた。

だけど、副作用が全くなかったわけではなく
回数を重ねるごとに辛くなっていき
投与中はもちろん、他の日もしんどくて1日寝込んでしまう日もあった。

しかもがん保険に加入していなかったので
東京で一人暮らしをしながら治療をできるほどの金銭的余裕もなく
実家を出て仕事復帰できる状態ではなかった。
(職業的にもリモートワークができず店舗も東京にしかないので仕事復帰をするなら上京するしかなかった)

これからの人生はどうなってしまうんだろうか
大好きだった仕事にはもう戻れないんだろうか
と毎日不安でいっぱいだった。
インスタで友達の様子を見ていると
なんだか自分だけ置いてけぼりのような気がして悲しかった。

でもある日、主治医の先生が
「肝臓の手術ができるかもしれないと言ってくれている先生がいる」
と言ってくれた。

あんなにみんなに無理だっていわれたのに?!
そんなミラクルある?!
と思いながら、紹介してもらった大学病院に早速行ってみた。

すごく優しくて丁寧に説明してくれる先生だった。

その後色んな検査やシュミレーションを重ね、
まさかの本当に手術ができることが決まった。
信じられないくらい嬉しかった。1ミラクル!

しかも大腸の方は腫瘍が綺麗に消えていた。
肝臓はあんまり変化がなかったけど、
大腸には抗がん剤がしっかり効いてくれていたみたい。
すごく嬉しかった。2ミラクル!!

その後無事手術は成功し、腫瘍も全部取り切ることができた!
3ミラクル!!!

先生も看護師さんもとっても優しくて
お礼を言っても言いたりないくらいお世話になったのは私の方なのに、
退院が決まった時には
「頑張ってくれて本当にありがとう」
なんて、助けてくれた上にこんな言葉を掛けてくれた。

何よりみんなが無理だと言っていた手術を引き受けてくれた先生に
感謝の気持ちでいっぱいです。
素敵な出会いに4ミラクル!!!!

次はすぐに大腸の手術をする予定だったが
色々あってその前に抗がん剤をまた半年間再開することになった。

あとは大腸の手術をしたら終わりだ!と思っていたので
その前にまた半年追加になってしまって
ちょっぴり悲しかったけど

無理だと思っていた肝臓の手術ができたことが
私にとってすごく大きな進歩で

いつまで続くかわからなくて不安で
先が真っ暗だったところに光が見えたので
もう少し頑張ろう。と前よりも強く思えた。


では長くなってきたので
続きはまた明日書くことにします。
後編へ続く!

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