【1ヵ月日記:最終日】私が高級カメラを持つことで、自分と向き合った話 Leica
ご無沙汰しております。
いつの間にか4月が過ぎ、GWが過ぎ。
この企画も約2か月ほど経過しております。
何があったってわけでもないのですが、
年度末の忙しさ・退任の忙しさを舐めていたって感じです。
そんな私は、5月から写真館で働くことになりました。
(写真を撮る側ではないんですけどね)
高級カメラLeicaを手に見えたもの
Leicaをお借りした1ヵ月
実質ちゃんと使ったのは10日余りだったようにも
今、思います。
Leicaをもって感じたのは
「まだ、この域に達していない」
その言葉に尽きるかなと思いました。
これは決して「写真家」としてや「デザイナー」としてという
肩書うんぬんではなく
「人として」というか「経験値・レベル」として
というような部分が強いです。
レベルは上がらないのに経験値だけ上がっていく
原神というゲームにはまっている
世界観がとてもきれいな、RPG
スマホゲームとは思えないような映像美で
アップデートが入るごとに新しい世界が広がっていく
とてもワクワクするし、何より面白い
ゲームが嫌いな私だが、音楽と映像とキャラクターだけで頃っと意識を変えてくれた作品だ(対戦ゲームとか嫌い)
原神を進めていくと「冒険ランク」「世界ランク」なるものが現れる
このランクを上げない限り、国をまたぐこともできなければ
アイテムも、任務も、何もできない
そして、そのランクを上げると、世界のレベルも上がり
敵も強くなる
私は今躓いている
どう頑張っても、ランクを突破する(上げる)ためのボスが倒せないからだ
それは唐突に突きつけられる強い壁
いきなり「もっとキャラクターのレベル上げなきゃ通しません」と言われる
いくら強い任務をこなしても、武器を持っていても
ラスボスが倒せるレベルのキャラクターを複数集めて挑まないと突破できない
なにやらラスボスはマルチプレイもできないから、
一人で強化して、向かわなければならない。
(原神やってる人ならわかると思うが、まず、キャラクター突破の素材集めにエリアボス倒しに行かなきゃいけないじゃないですか。効率悪い…とおもってしまう)
私とLeicaもこの関係性だった
レベル20の私が、レベル95のカメラを装備したところで、
重たくて、一発振りかざしただけで反動で瀕死状態になる、使いこなすなんて夢
(多分、そんな武器はないです)
つまり
「私のレベルが上がるまで、カメラは冒険カバンにしまっておく」
という選択肢を選ぶしかない
ゲームは毎日夜にログインするだけでもいいが(入るだけ)
カメラは「どうせならロケしよう」となる
家の中だけで撮ってても大して経験値は上がらない
違った天気、違った時間、違う場所で撮る
それが出来なかった
「仕事じゃないしな」と後回しになってしまった結果
思ったように使えなかったし、撮れなかった
撮れた時の感動を忘れない
最初はピントも合わず
いや、そもそも使い方がよくわからなかったり、
ボタンの意味もよくわからず使っていた
そんなLeicaだが
いろんな人と撮り合い、さわり、比較していく中で
着実に「撮り方」をしり「撮れ方」を学んだ
最初に撮れた写真がどれだけ不格好でも
レベル95の武器(カメラ)を持った時の感動は覚えているし
それを使った瞬間の高揚感を忘れることはできない。
私はクリエイターとして、この高揚感を誰かにも届けたい
そして、
「強くなるまで、ちょっとだけ、待っててね」
と思わせられるようなものを作り出していきたい。
まずはデザインから、まずは紙から始めていこうと思う。
3月某日
Leicaは1ヵ月の契約を終え、貸主のところへ戻った
「いつか自分の力で、自分にもったいないものを
自分らしく使えるようになろう」