最近の記事

連続投稿を絶やしたくない一心で、つぶやきを使います。 正倉院展行ったんですけど、小尺という展示物があって、何よりテンション上がりました。高位の官人が身に着けていたというものさしなんですが。光明子が、唐より伝わった単位を広めた逸話あるらしい。昔の人もミーハーやね。

    • 夏季休暇、あるいは時間的ユートピアについて

      生きると言えば大仰なことのように思えるが、過ごすと言えば途端に気楽なものとなる。夏季休暇を迎えた大学生の性として、生きることより過ごすことに耽ってしまうものである。夏休みの間、鴨川の水がさらさらと流れるように、私はぐでぐでと自室で怠け、死なない程度に生活を営んできた。ところが九月も折り返し、もはや秋学期の始まりも秒読みとなった。そこで必要になるのが履修登録であるが、いかんせんこの大学のシステムは学生にやさしくないことで私の中で評判で、取ろうと思っていた授業が取れなかった。とい

      • 「何もしない」をするために

        「「何もしない」をする」という言葉遊びは、目まぐるしく過ぎる日々にあっては意外と馬鹿にできないライフハックである。 そして同時に、停滞して淀んでいく日々にあっても、意外と馬鹿にできないのである。 8月31日、全国津々浦々の学生が泣き叫ぶその声がセミを圧倒することは既に世に知られている事実であるが、8月30日の子どもたちの心に潜む、静かにして大いなる存在感を放つものの正体をご存じであろうか。 それは憔悴であり、危ぶみであり、罪悪感である。 何もしていない現在/していなかった過去

        • 日記

          七月末、課題も残るはレポートがいくつかとなって、ラストスパートに集中力を高めるべきだというのは先刻承知の事、ゴールが見えればペースが落ちるのは愚かしくも愛すべき人間の性、むくむくと湧き上がる雑念の前に為す術なく屈服した私は出町柳から叡山電鉄に飛び乗って、貴船口でぞろぞろと下車するインバウンドの観光客を横目に鞍馬駅まで向かえば、設置してある『有頂天家族』のスタンプと下鴨矢二郎の立て看板に目を悦ばせ、スタンプラリーの完遂において最難関と言って過言でないアクセスの難しさを誇る此処を

        連続投稿を絶やしたくない一心で、つぶやきを使います。 正倉院展行ったんですけど、小尺という展示物があって、何よりテンション上がりました。高位の官人が身に着けていたというものさしなんですが。光明子が、唐より伝わった単位を広めた逸話あるらしい。昔の人もミーハーやね。

          働かないふたり

          先日、全巻セットを購入した。昨今のCtoCサービスの発達はすさまじいもので、あまりにスムーズな購入手続きに支払ったことを忘れてしまい、もう一度全巻セットを買ってしまいました。欲しい方はご一報ください。値下げ交渉に応じるタイプです。ところで、実はこの作品を読むのは初めてではない。連載されているWebサイトで、一話ずつちまちま読んでいた時期がある。不精が祟っていつからか抜け落ちていた記憶がなんとはなしにふとよみがえり、上記の洗練された資本主義に足を滑らせた、というのがことの顛末で

          働かないふたり

          河原町にはじき返された

          四条河原町にあるユニクロに行ってきた。これからどんどん暑くなるこの町で暮らすにあたって、その前に夏物のお洋服を少し揃えておこう、という算段である。大学構内で完全に人目を気にせず過ごすことは至難の業であるから、「すでに持っている」というだけの理由でちいかわのプリントされた白い半袖を着ていくことは憚られる。かといって、適当なファッションブランドの服を買ったり古着屋さんに出向いたりするのはハードルが高い。というわけで、必然的に私はユニクロへと導かれるのである。授業が終わった私は、さ

          河原町にはじき返された