否定の塩梅
人が会話しているのを聞いたり、人と会話したりしてると、なかなか相槌も難しいなぁと思うことがあります🤔
黙って相手を肯定してればいいというわけでもないのが難しいところです。
人間には感情と言うものがありますから、論理的に破綻している発想に行きつくことだってあります。
その時の状況や相手の立場によって考えが変わることもあります。
その辺をうまく汲み取らないといけない。
ハードです。
特に会話の中で相手が「否定」する話をしている時は最高難易度です。
例えば友人と会話していて恋人の愚痴を聞かされたとします。
恋人の言動に対して何らかの否定トークが繰り広げられています。
もう私なんかからしたら「そんな愚痴が出てくるような相手さっさと別れろよ」と思うのですが、別れていないということは何かしら事情があるわけです。
大抵は「文句言いながらも愛情はある」パターンです。
め、めんどくせぇ~!!
友人の愚痴にノリノリで頷きまくって「ひどいね! もう別れた方がいいんじゃない?」などと口をすべらしてしまうと「でも彼のことは好きなの!」みたいな惚気が始まったり、「彼のことを悪く言わないで!」と文句言われたりするやつです。
ちなみに高校の友人、大体それでした😅
「友人の愚痴に肯定しつつ、恋人の否定はしない」
という高度なテクニックがここでは必要になります。
高校生にそんなハードモードなゲームを課さないでくれ……!
社会人になってからはこういった会話は発生することが稀になりましたが(ゼロではない)、別パターンがあることに気づいてしまいました。
「仕事の愚痴は言うけど会社自体は嫌いじゃない」
っていうやつです。
これは私がよくやってしまう話になります。
「弊社爆発しないかな……書類の整理したくないから、書類が爆発で霧散すればいいのに」と日頃思っていますが、会社のことは憎いとは思ってません。
ですが、世間の感覚では「仕事の愚痴=会社への不満」と捉えられます。
この話を聞いた人は「もう転職しちゃいなよ!」というアドバイスをくれることでしょう。
そうですよね。
爆発しろなんて過激なこと考えてる人間、傍から見たら「そこまで御社のこと憎んでるの!?」ってなりますよね。
私の周囲にも会社を辞めたい人たちは複数名おり、話していると職場が大変そうで「そうだよね、転職しなよ!」と頷いてしまいます。
会社が嫌いだけど辞めたくない人もいます。話を聞いてると「今の会社はそこそこ良いから転職しないんだな……それもアリだよね」と理解できます。
でも、私の場合は何か違うんです😣
嫌いな上司とか業務はうようよしてるけど、総合して会社は嫌いじゃないの!!
だから弊社全体を否定されると「そ、そこまでじゃないの!」とさっきまで文句を言っていたのに手のひら返しで会社のフォローをしてしまう始末。
(憎き上司への個人批判は大歓迎)
転職したい気持ちは心の片隅にあるのだけど、弊社で働いている善良な社員に恨みつらみはないのです。
でも会社は爆発して欲しいジレンマ。
人間の心って不思議。
このモヤモヤした気持ちを人に与えたくなくて、今日も「どこまで否定していいんだろ……」と考えながら会話しています。
そして私も相手に反応がしづらいパスをしないように気を付けています。
お互い気持ちの良い会話にしたいものです。
あと気を付けているのは、相手の発言の否定(「でもさ……」とか「それっておかしくない?」みたいなやつ)から入らないようにすること。
色んな考えがあってもいいと思うので「世間一般的にはこうじゃない?」みたいな意見を押し付けるのも押し付けられるのも苦手です。
人が言われてるのも見てられない。
法律に反していることや差別的な発言、一個人を尊重していない発言だったら「その考えは駄目だ」って言えますけど、ちょっとズレてる程度だったらアリだと思います😊
不味くて有名な食べ物を好きとか、不人気な芸能人やキャラクターが好きとか、洋服の着こなしが独特とか。人それぞれ!
どんな小さな話題だったとしても、否定された方は結構なダメージ食らうと思います。ただの会話でそんな負荷かけたくない……!
嫌いな奴にはどんどん負荷かけてっていいと思いますが、それ以外の親切な人々には優しくしたいものです。
まだ親しくなくて敵か味方かわからない人相手にも。
つまるところ、自分にも人にも寛容な気持ちでいるのが一番ですね😆
反論とか否定ばっかりしてると情緒不安定そうに見えますし。
(それはそれで面白い時もあるけど)
あ、何度も言いますが敵には容赦しなくていいと思います。
寛容さなんて不要です! 潰せ!!
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