星占いから知る我が子だけの育児マニュアル
本当に、親の育て方や親の遺伝で子供を理解できるのか?
どうして子育てにはマニュアルがないんだろう。
子どもを育てはじめて三年ほどたったときに思いついたことです。
そんなの無くて当然だと思われますか?
私も当時はきっと、本当に育児に疲れていたのでしょうね。
はじめまして、香椎万弥と申します。一児の母です。
主婦になると考えたことや気持ちを発信するところがなくって、生活の合間にネット上であれこれと書いたりお友達を見つけたりしています。
もうくじけてしまったのですが、結婚する前にはカウンセラーになりたくって心理学の勉強をしていた経験があり、そうしたことから子育てについて生活についてなど感じたことを聞いてほしくってあれこれと書いてきました。
私は心理学や教育学の本を読み漁りあれこれたくさん勉強して出産を迎えて、自信というほどでなくてもある程度の流れや関わり方やり方は学んでいたつもりでした。
それにも関わらず、産後は毎日毎日なにをどうすれば良いのか分からないんです。
手応えもなく、うまくやれなかったことばかりが目についてずっと苦しい期間でした
子育ての正解って育児本は世の中にごまんとあります。
賢い子の育て方。男の子の育て方。不登校の子の育て方。自分で考える子の育て方。お金持ちになる子の育て方。落ち着きがない子の育て方。繊細すぎる子の育て方…。
そうじゃないんです。
この子をどうしたらいいのか教えて欲しい!と思っていました。
どうして、産道から子をひり出しただけでなんでも分かってあげられる母になれると世間は勘違いしているのでしょう?
結局、本を読んでも私には何にもわかりませんでした!
私の産んだ子どもが幼稚園に通い出してから、クラスメイトになったそれぞれの子がそれぞれに性質の違う人間として暮らしていることに気がつき驚きました。
たかだか三年か四年ほどの人生で、みんな勝手に個性を持って生まれているということは私にとって衝撃だったのです。
当然、それぞれ育った環境は違うでしょう。
しかし生まれて数年で、そんなに差が出るほどの経験を子供達は重ねているのでしょうか?
幼稚園に上がるまでのたった数年の間に?
周囲のママ友さんや子のお友達とお話するほどに、似たような対応をした子でもウチの子とは全く違った反応をしていたことはよくありましたし、私よりも育児経験の豊富なママ友さんからは、きょうだいで同じように接しているつもりでも全く違った反応をして違った考え方をする子に育つということも聞きました。
これらの事実は育児経験のある方なら強く賛同していただけるでしょうし、反対に子供の教育に参加した経験の薄い人ほど理解できないだろうと思います。
「お母さんがしっかり言って聞かせれば子供は理解して変わるでしょう?」と思い込んでおられるのではないでしょうか。
(実際、私も自分が子を持つまではそういう思い込みに囚われていたように思います。)
幼稚園に通わせ始めて自分が産んだ子以外の子と接する機会ができたおかげで、だんだんと「自分の子のことだからって全て理解はできないのだ」という理解(もとい開き直り)ができるようになり始めました。
それでも毎日毎日ワンオペ育児だったのでべったり一緒にいればいるほど募るストレス。
あるときは強く叱りすぎて「私は母親に向いていないのに違いない。私が子供を持ったのが間違いだったのではないか。」という気持ちがわいてきて自分を責めたり、あるときは私の欠点が遺伝してしまったような気がして、叱るほどに自分のコンプレックスを刺激されたり。
似ているようで全く理解できず、全く違うようで自分を映しているような気がしてくる我が子。
子と向き合うほど、こんなに自分は嫌なやつだったのかとがっかりするばかりでした。
占いを知って考え方が楽になった
話は変わりますが、幼稚園に子供が入り少し子供が手を離れてきたタイミングで、いつか仕事になればいいなあというヨコシマな気持ち半分、暇つぶしで占い本を読んで性格診断をするのにハマっていました。
心の奥では「こんな、何の根拠もないものを信じるなんて…適当にキーワードだけ理解して、あとはうまいこと心理テクニックを使いながら相談に乗れば、カウンセラーと比べると占い師なんてちょろいんだろう」と思って、誰かに占ってもらうのではなく本を片手に自分や身内を占ってみては「へ〜、当たってるかも、おもしろーい」というただの占いオタクになっていました。というお話で終わりではないのです。
占いのことをよく知っていくうちに、私の中で「占いというものは、どうしようもないこの毎日を少し生きやすくしてくれる力があるかも知れない」と感じられるようになりました。
それに合わせて少しずつ、楽に物事を考えられるようになっていったのです。
若いときには、どんなものにも答えがあるはず、どんなことがあっても正しく生きていればいつか報われて幸せになるはず、と信じて疑わなかったのですが、世の中はそんなに単純ではないのですよね。
どうしてあのとき自分はこんな目に合わなければいけなかったのか、仲の良かったあの子はなぜあのとき死なないといけなかったのか、あの人がなぜ、あのときになぜ、私がなぜ…というようなどうしようもないことが溢れているのが世の中なんですよね。
ある程度の歳を重ねていくまでは分からなかった、自分ではどうしようもできないことを一度、占いのようなもののせいにすることはものすごく生きやすくなる、楽になるのかもしれないと思い込むことが、私を少しずつ楽にしてくれるようになっていきました。
特に私は、過干渉な両親の元に生まれて育ったことにいつまでもコンプレックスを抱えていました。
褒めてもらうことがなく、いつも親からの承認に飢えて成長したことがずっと心につっかえていて、また思春期になると両親の不仲の仲裁役になってずっと気の張った家庭環境でした。
成人して独り立ちし、しばらくして両親は離婚しました。
私は自分が子供を産んでからもいつまでもなんとなくもやもやと、親を許せない気持ちを捨てられずにいました。
同時に、私が家から出たから離婚してしまったのかもしれないと思って苦しんだり、また私が勝手に親をとりもとうとしたせいでながく両親は離婚できなかったのでは?と自分を責めたり…。
星占いについて知っていくうちに、私は「親が自分のルールになる人」かつ「責任を感じすぎて重圧に苦しむ人」というのを星占いの本の中に見つけて、胸の支えがほっと下りたことを覚えています。
私がこういう育ち方をしていたのは星のせいだったのかも知れないなと思ったとき、親のことも自分のことも責める必要がないと感じられたのです。
今は割り切って親と接することができるようになり、親の私への態度もそれに応えてか穏やかになりました。
最近では、母親とは今までずっと仲の良かった親子のように頻繁に連絡をとりあっています。
いや、時間と星占いのおかげで対等な人と人として向かい合えるようになり、私の気持ちも変わっていくことで周囲の環境への態度が変えられたのでしょうね。
星占いで子を理解しよう、という仮説を立ててみる
星占いは、自分が何座生まれなのか、くらいしかしか知りませんでしたし、朝のワイドショーで順位を付けられる程度のイメージしかありませんでした。
実際には月・水星・金星・火星・太陽・木星・土星・天王星・海王星・冥王星という十個の天体が、生まれたその日その時間にその場所から見上げた時どこにあったかでそれぞれに神話と重ねられた意味があり、それらを合わせて読むという情報の量が多い占いです。
太陽星座がいわゆる「私はかに座生まれなの」というような知られ方をしています。
本当のところはみんな、太陽はかに座で水星はしし座、金星と土星はやぎ座で…というようにそれぞれの星座があって、それぞれの配置による性質を知っていくとより細かく性格分析ができるのです。
星占いで使われる十の星はそれぞれが一定の法則で動いていて、いくつもある無料のサイトで生年月日と出生時間を入力すればすぐにどこにどの星があるかが分かります。
星占いを突き詰めれば未来を読むこともできるようですが、私は正直そこまで占いを信用しません。(未来が分かるというのも怖いですし)
ただ、性格診断程度なら、面白がれるくらいには情報が多いかなと思います。
自分の子どもを星占いで見たときにも「大きくなったらこういう子になるのかな」とあれこれ見ているうちに「私がこの子を理解できるはず、なんて思い上がりだったのかも」とふっきって、心の距離を置いて接することができるようになれた気がします。
だって、星が決めたんだから仕方がない(笑)
それに、子どもを産んだことがある人はいわゆる”十月十日”なんてなんのあてにもならないことはよくご存知だと思います。
お腹の中で大きくなっていくうちに右往左往して検診でほっとして。
思っていたより早く出てきた子も思っていたよりゆっくり出てきた子もいるでしょう。
帝王切開などの医療的なお産になる人だってもちろん、お腹の中の子とお医者さんの予定を合わせてあれこれ準備して、思わぬタイミングになることがあったでしょう。
決して人為的なものだけで準備が整うわけではないのがお産です。
生まれてくるタイミングなんて本当にギリギリまで母親には予測できなくて、もうそんなの星の力にでもしてしまえばいいのではないでしょうか。
私は、私と同じように我が子をどう理解し付き合っていけばいいのか分からないと悩むお母さんのためにこの記事を書こうと思い立ちました。
ただ、これは星占いで親子関係の問題を簡単に解決しましょうというようなふんわりお花畑な話ではないのです。
親の遺伝とか母親のしつけとか、そうしたあやふやなもののせいにしても親子のことは理解できないのだから、ここは思い切って星のせいにでもしてみませんか、という提案なのです。
そのため、お願いがあります。これを読んだことはお子様に知られないでください。
子供と向かい合う母親というものは、あなたのことをなんでもお見通しなのよ!というようなハッタリがなくてはいけないのではと私は思っているからです。
子供の前だけでは、この子をどうすればいいのかしら…と思い悩んでいることを知られてはいけません。
世界の基準が母親であることによって、子どもが道を踏み外しそうになるときでもハッと踏みとどまることは往々にあると思うのです。
そのときに占いなんて不確かなもの頼っているとは知られてはいけません。
これを読んだことは、お子さんが独り立ちなさってお孫さんができたタイミングだか、初めてお子さんが初任給でご馳走してくれた時などに「私もあなたが小さい頃はあれこれと悩んで、星占いにまで手を出したのよ。笑っちゃうでしょ?」なんて思い出話になる程度のことになさってくださいね。
あともう一つだけお願いです。おひつじ座から順に記事は出てくるのですが、お子さんの星座(つまり先ほど申し上げた太陽星座)のページだけを飛ばし読みしないで欲しいのです。
星占いというのはいろいろな星座の配置を見て意味づけしている方式でして、お母さんが知っている星座だけの部分を読むとちょっと納得いかない部分がいくつも出てくるかと思うのです。
例えば、私は4月生まれのおひつじ座なのですが、星占いの形式に則って詳しくみていくとやぎ座の要素が強い人間なのです…というとややこしくってこの先を読んでいただけないでしょうか。
とにかく、どのページも面白く読んでいただけるようにがんばっておりますので、ぜひゆっくり最後まで読んでいただけたらと思います。
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