冷え性と妊娠・出産関連の後悔〜逆子と帝王切開の第二子不妊への影響〜②
逆子とは
前回ちゃんと説明してませんでしたが、逆子とは赤ちゃんの頭が下にない状態のことをいいます。だいたいの方は妊娠後期までに赤ちゃんがお腹の中でまわることで頭が下になります。
出産まで逆子のままのケースは7%ということです。
逆子の場合以外にも、緊急で母体や胎児の危険を避け、安全に出産するために帝王切開になるケースはあります。
私は逆子が治らなかった為、事前に出産の日を決め、帝王切開にて出産しました。
私の第一子妊娠までの流れはこちら。
前回に引き続き、今回の話も10年くらい前の話ですので情報の古いものがあること、覚えている範囲での記事になりますのでご理解ください。
帝王切開の術後のはなし
帝王切開術自体は、
『こんな楽でいいの?』
というくらい切った感覚もほぼなく、夫にも直後に全然平気だった!と笑顔で話したのを覚えています。
ところが麻酔が切れたその数時間後、急変します。。。
今まで味わったことのない、身が張り裂けそうな痛みを味わいました。
私の場合は、過去に小児喘息があった関係で痛み止めを処方してもらえず、めちゃくちゃ痛い筋肉注射を腕にしただけでほとんど痛みがひかず、同室の方も起こしてしまって本当に申し訳ないくらいうなり続けてました。
痛すぎて夜中看護師さんを呼ぶ緊急ボタンを何回も推し、一睡もできずかなり辛かったです。
赤ちゃんを出産した喜びを忘れてしまんじゃないかと思うくらい、出産の翌日まで暗闇をさまよってました。
出産には人それぞれドラマがあって、周りには話していなかったり、みんなそれぞれ大変なことがあるのでなかなか比べることはできないと思いますが、他の同時期に帝王切開をした人の中には、そこまで術後に苦労し過ぎた方はいなかったようなので、今思うとなんで私だけこんな辛かったのか謎です。
これから初めて帝王切開をする予定の方はどうか心配しないでください。私の体質だったり、運の問題があった可能性もあるので。
実際看護師さんに聞いていないのでわかりませんが、ここまで苦しむ人はきっと滅多にいないんじゃないかと思います。
ただ、憶測で語るのは良くないと思いつつあえて言うと、手術の上手さなどももしかするとあるのかもしれない。。。とも思いました。
夫が手術前の私の主治医を見かけて、緊張からなのか、ソワソワしてる雰囲気だったと話していたのが今となっては気になります。
傷跡の痛みを感じながらも、立ち上がり、赤ちゃんのいる部屋まで歩いて母乳をあげにいかなくてはいかず、涙をこらえながら歯を食いしばって授乳室に向かったのも覚えています。
さらに、胸は張ってパンパンで痛いのにも関わらず、我が子はなかなか母乳を飲んでくれず母乳指導が完全にスパルタのように感じた産後でした。。。ミルクもあげてはいましたが、結局退院するまでに体重が結構減ってしまって。
赤ちゃんの可愛さを正直ゆっくり味わっている余裕がありませんでした。
来世でもし赤ちゃんを産むことがあったら、帝王切開後であっても、産後にゆっくり赤ちゃんと接することが出来るようなシステムの病院を間違いなく希望するに違いない。
食事もおかゆから、段々と通常食に戻っていったのですが、プリンが出てきた時には産後の痛みやドタバタが大変過ぎて、何ともない普通のプリンだったのですが、この上なく美味しく感じました。(感涙)
産後入院中にホールケーキを平らげる
余談ですが、第一子を切迫流産中にお百度参りをしてくれたとっても優しくて素敵な義父ですが、産後に私が大好きなチョコレートケーキをなんとホール(大サイズ)で買って病院に満面の笑みで持ってきてくれました。
そのチョコレートケーキを産後、術後の体で弱っているにも関わらず、冷蔵庫で保管しながら数日かけて入院中に完食したことが、私の腸内環境を荒らしたきっかけになった説あり。
大好きなのに妊娠中ずっと胎児の為と甘いものを食べる事を我慢していただけに、残すという選択肢はなかった。。。です。(我慢出来なかっただけ)
チョコレートケーキ大好きだけどさ、嬉しかったんだけどさ、いくら頑張ったご褒美ったって、さすがにケーキのホールはないよね、お義父さん(涙)
そして実は今でもこの件を引きずってます(笑)
帝王切開後の第二子不妊について
もちろん、帝王切開後に第二子を、何ごともなく結構すぐに妊娠されている方がほとんどです。
私の身近な人だけでも帝王切開後、問題なく第二子を出産している友人が4人もいます。
ただ、私は帝王切開が原因で第二子不妊になった可能性が高いと不妊治療の病院からは言われていました。
一度不妊治療の病院を転院しているのですが、両方の病院から初回の診察で言われていました。
『帝王切開瘢痕症候群』と第二子不妊治療を中止した理由
私の第二子不妊の原因の一つとして考えられるのは、『帝王切開瘢痕症候群』という病気(症状)になります。
帝王切開の傷跡が何らかの理由で上手く塞がらず、子宮の皮が薄くなっている状態です。
そして、その傷跡に生理の血液がたまってしまい、生理期間ではない時に血液が出てしまう不正出血が起こります。
傷跡(子宮)に血液がたまってしまうので、受精卵が子宮に付着しにくくなり、赤ちゃんが出来にくくなるということでした。
この傷跡の深さにも個人差があるようで、中には傷跡があっても妊娠される方もいるとの話でした。ただ、私はかなり傷跡が深い方だと診断を受けていました。
要するに、もし赤ちゃんができたとしても、子宮破裂を起こしやすい状況で、母子共に生命の危険があるということです。
この帝王切開瘢痕症候群があって妊娠した場合に、危険があるので受け入れてくれない産院もあるとのことで、事前に以前第一子を産んだ病院に、もし第二子を妊娠したら受け入れてくれるかどうかの確認をしに行ったことを覚えています。
調べた結果、帝王切開瘢痕症候群の治療や手術をする病院があることは知っていましたが、場所も遠く(10年くらい前のことなので今は何ヶ所もあるかもしれません)、治っても妊娠できるという確証のある手術ではなかったこともあり、手術をすることはやめました。
そして、その後体外受精にチャレンジ中に潰瘍性大腸炎を発症したこともあり、
続けることに心配があったことや、出来たとしても危険があること、年齢などから総合的に判断し、不妊治療はストップする決断をしたのでした。
この決断には後悔はありません。
むしろそれまでよく頑張ったと思っています。
卵管造影検査の副作用で腹膜炎になる
第二子不妊治療中にした子宮卵管造影検査の影響で骨盤腹膜炎になり、高熱が出て点滴治療したことも懐かしい。この時も点滴を入れるのになかなか入らず、10回くらい入れ直され、痛々しい腕になっていた。
そういえばこの時にも私が潰瘍性大腸炎を発症したきっかけとして疑っている点滴による抗生剤を処方されていましたね。。。
病院では、この検査で腹膜炎になってしまった人は今まで一人しかいなかったと聞かされていました。(罹患率1%)
婦人科の検査・手術などをきっかけに細菌感染を起こし、発症することがあるみたいです。
ちなみに腹膜炎は重症化すると敗血症を起こし、人命にも関わる非常に怖い病気のひとつです。
冷え性と病気の関連
これまで執筆してきた記事からも分かるように、私は持病の潰瘍性大腸炎含め、一般的に頻度の低い症状や病気によくなっています💦
関連性はわかりませんが、冷え性による血流の悪さ、免疫力低下、抗生物質などの取り過ぎなどが私の体に引き起こしている症状の連鎖なのではないかと今では思っています。
元々体が弱かっただけではないか?と思われそうですが、小児喘息があったのでもしかすると肺が多少悪かった可能性はありますね。
でもそれ以外は埃やダニの通年性のアレルギーがあるくらいで、めったに学校を休むことはないくらい元気な子でした。
次回は冷え性と妊娠・出産関連の後悔〜逆子と帝王切開の第二子不妊への影響〜シリーズ最後のまとめになります。