12話「第一回ペンギン1グランプリ」
俺たちはこの漫才にすべてをかける!!!
できることはすべてした。
ゲビン「どうもー“企鵝”です」
サトシ「今日もね二人で漫才やっていきましょうね」
ゲビン「サトシさん聞いてくださいよ!?最近ね、手足が冷えるんですよ」
サトシ「そんなことあるかいな。お前はフンボルトペンギンだろ、冷えるわけないやろが」
ゲビン「そいでね、服を買いに行こうと思って、ルイビトンに行ったんですけど、店員さんに「お客様のサイズはありません」って言われたんだよ」
サトシ「あたり前やろが!!ペンギン専用の服がルイビトンに売っているわけないだろうが。でも、もしかしたら子供用ならあるかもしれないぞ」
ゲビン「そいでね。とりあえず手袋だけくださいって」
サトシ「ほいで」
ゲビン「お会計に行こうと思ったら、法定通貨を持ってないわけよ。だから、オットセイの牙で良いですかって言ったのよ」
サトシ「無理に決まっているやろが。オットセイの牙って!!無茶すぎるやろ」
ゲビン「案の定無理だだったから、お金ないんで買うことできませんって言ったのよ」
サトシ「あたり前だろうな。いい迷惑だわ」
ゲビン「結局、冷え性は治らないままですよ。本当勘弁して欲しいですよね。はーあ、このままじゃ寒くて死んでしまいそうやわ。どうすればええかな。」
サトシ「そんな大げさな。そいならジャンプでもして体あっためろや」
謎の沈黙・・・・・・・・・・・・・・・
ゲビン「ペンギンは、飛べませんわ」
サトシ「あ、そうか。俺ら飛べないよな」
会場爆笑の嵐
ゲビン・サトシ「どうもありがとうございました」
司会「“企鵝”のお二人どうもありがとうございました」
司会「それでは採点に移りたいと思います。審査員のみなさんお願いします。」
イワトビペンギンのジン「90点」
ケープペンギンのこずえ「89点」
マゼランペンギンのガッキー「93点」
アデリペンギンのトオル「94点」
フンボルトペンギンの吉田「100点」
司会「総合点が出ました。総合点は466点!!ということは、優勝は“企鵝”デーーーーーーーース」
会場拍手の嵐
司会「フンボルトペンギンの吉田さん、100点を付けましたが、寸評を教えて下さい」
フンボルトペンギン「やっぱりね、同じフンボルトペンギンの漫才は面白いね。やっぱり、フンボルトペンギンの漫才は最高だね。あと、普段から飲みに行ったりするからね。可愛い愛弟子の優勝なんて最高の気分だよ。」
司会「では、優勝の“企鵝”の二人からも感想をいただきたいと思います」
ゲビン「この日のために冷え性を治療さず、辛い思いをしていたので、その成果が出たと思います。」
司会「では、優勝トロフィーと優勝賞品の贈呈です。今回の優勝賞品はオットセイの牙です」
ゲビ・サトシ「オットセイの牙かーーーーーい!!!!」