水2リットル飲む! ダメ絶対❌ それ中医学で説明します

中医学をやっていて一番大きな戦いは

「水を飲むのか飲まないのか」

というポイントです。

相談を受けていて

「お水は飲みますか?」

と伺うと大抵の方は

「2リットル飲みます!」

とか

「なるべく飲むようにしています」

とか

「飲まなくちゃいけないのわかっているんですけど…」

という回答が返って来ます。

こちらが「水」のキーワードを出すと皆さんほぼ

「飲んでくださいねー」

って言われると思っている。


うーん。

思い起こせばみのもんたさん全盛時代。

世の中のおばちゃんはみーんなみのもんたさんのテレビを見て

その情報を鵜呑みにしたものです。

そこで「老人は脱水になりやすい。寝ている間に死亡する可能性があるから

水をたくさん飲むように」と繰り返した。

テレビの力は大きいものでそのあたりから

「水は2リットル飲む」

が「常識」になったのかもしれない。


そもそも健康な若い人で一日1.8リットル位のお小水を出せるという。

え?

健康な若い人で1.8リットルだったら

そんなに健康じゃない若くない人はどうなる?

もっと出せる?

そんなわけない。


おまけに一般的な日本の家庭の和食を3回食べると

食べ物から1リットル位の

水分を摂取できる。


食事 1リットル + 水 2リットル = 3リットルで

1.8リットルお小水出したって残り1.2リットルどこへ行く?

ぜーんぶあなたの水タンクに保管ですよ。水太り。


みのもんたさんに水を飲むように言われた87歳の女性が

6年間言われた通りに水を2リットル飲み続け

うっ血性心不全になった。

医者は「誰でも水を飲めばいいってもんじゃない」と叱って

急に水を減らしたら今度は腎不全になって難聴になった。


「みのもんたさんあなたがテレビでそう言ったから

私は信用したんです。私はあなたを訴えます。」

これは史上初テレビ局ではなくその司会者を訴えた裁判として

歴史に残ったそうです。


中医学的には「腎」の竅(あな)は耳に開いているというので

腎不全→難聴はは繋がりのある症状。

詳しく知りたい方は「みのもんた 水飲め裁判」で検索してください。

冷静に考えたら2リットルねぇ…ってなると思うんだけど。


もちろん水が必要な人もいる。

けれど2リットル必要か?

うーん。微妙。


私が相談を受けた方は水の取りすぎをやめたら

冷え

目の下の真っ黒なたるみ

消化不良

倦怠感など

が改善した人がほとんとである。


確かにアメリカの方の報告で

水を2リットル飲んでみるみる美しくなった女性とか

私も拝見したことがあります。


しかしハンバーガーやチップスやピザを食事として食べているアメリカ人と

ご飯と味噌汁を食べている日本人が同じなのか。


マクドナルドに行ったらコーラ1リットルは飲んじゃうアメリカ人と

温かいお茶を飲んでいた日本人が同じなのか。


乾燥した西海岸や砂漠のような地域に住んでいるアメリカ人と

四方を海に囲まれて山や川が多い日本とが同じなのか。


60キロの私は日本では完全に巨大ですが

アメリカに行ったらSサイズも入る。

そもそもの器の大きさが違うんじゃないか。


って考えたらアメリカ、ヨーロッパ発信の西洋医学を

鵜呑みにはできない部分がたくさんあるなと思います。


まとめ


一般的な日本人が毎日水2リットル飲んではいけない。


バランスの取れた食事をしているなら

残りは800cc 

しっかり運動している人なら

残りは1リットル

くらいでいいと思うの。


もし私のいうことが嘘だと思う方はぜひ実験してみてください。

1週間水分量を調整してみるとご自分の体がよくわかります。

多分顔のむくみが取れて美人になっていると思うけどね。

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