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自分を認めてあげること
僕の中での暗黒期は中学生時代だ。今でも思い出すと顔から火が出るほどハズカシイ。もしタイムマシンがあって、その時代に連れて行ってあげましょうと言われても断固拒否したい。でも、その時の自分も含めての、今の自分だからちゃんと向き合わないといけないと思う。
◆好きな部活ができなかった1年生
中学に進学する2年前、自分史における最大の出来事があった。ここでは書かないけど、自分を形成する中で最重要ファクターだ。その影響をモロに食らって、思い通りの部活に入れなかった。歌うことが好きだったので、合唱部に入りたかったけど合唱部がなかった。音楽に興味があったから吹奏楽部にも憧れを抱いていたけど、あの出来事が継続しているから無理そうだ。
「自分が我慢すれば丸く収まる」
中学1年生のクセに、何をしみったれたこと言ってんだと思うかもしれない。でも、当時の僕は自分を守ることに精一杯で、チャレンジすることに意識を向ける余裕なんてなかった。急速に人付き合いが変わっていき、交友関係がどんどん狭くなっていた時期だ。
◆転校という激流に飲まれた2年生
進級する直前に転校というビッグイベントが訪れた。丸坊主の、いかにも不器用そうな男子は、波に乗り損ねた。中学2年生といえば、交友関係はほとんど完成している。大縄跳びでタイミングがつかめない子のように立ち往生だ。距離感もわからず、友だちになったかどうかわからない微妙な空気感。ヨソ者感はいつまでたっても拭い切れなかった。
「1人の方が楽でいい。傷つかなくていいし」
どんどんマイナスの方へ行く中、決定的なことが起こった。転校前の中学校と授業進度が違ったのだ。当然授業についていけない。自分ではどうしようもないけど、学校に行くのが怖くなった。そして、ある雨の朝。玄関を出たものの、学校に行く気になれず、そうこうしているうちに学校から家に連絡が入った。正直にいうと、その時の記憶がどうしても思い出せない。気づいたら、いつもとは違う教室で担任の先生と向き合っていた。母がびっくりするほど心配していたと聞いて、自己嫌悪は募っていった。
◆学級崩壊寸前の3年生
先生がいじめられる。そんなことあるんだ。授業が荒れるとかではない。反抗だけならまだしも、陰口がひどかった。本人に聞こえるレベルなのだから、陰口とは言わないかもしれないけれど。僕の学校では、教師と生徒が一緒にご飯を食べる。ある時から、先生は一緒に食べなくなった。
「こんな状況でも自分は何もできない。先生に申し訳ない」
いわゆる同調圧力だ。先生を助けたくても何もできない。話しはずっと後になるけど、あの時の状況は全体主義と同じだったのだと気づく。女性の先生だったけど、いじめの中心グループは女子だった。ここでは書けないような言われようで、先生は1年間よく耐えたと思う。今思えば、本当に強い人だった。卒業式の日に、思い切って謝った。けれど、できるならもう一度会ってもう一度謝りたい。
◆今の僕から中学生のボクへ
あの頃の自分にかけてあげる言葉を選ぶのは難しい。自己防衛に必死で、交友関係もめまぐるしく変わり、無力さを味わった。慰めでもおかしいし、叱咤激励も違う気がする。1つだけ言えるとすれば…。
「自己肯定をしてごらん」
確かに悔しい思いをしただろう。でも、本当に何もできなかったのかい?褒めてあげられるようなことは何もなかったのかい?少しで良いから自分を認めてあげなよ。ほら、できたことを挙げてみな。
「中学1年生の時、転校前のバレー部の試合。みんなが諦めたボールを追いかけて、相手コートへ打ち返そうとした。成功しなかったけど、先生がみんなの前で良い根性だったと褒めてくれた」
ほらな。できたことあるだろ。次行ってみよう。
「2年生の冬、数学の証明問題がどうしても苦手だった。何度も先生をつかまえて、補習をしてもらった。テストは満点。離任式の時、先生がその事を舞台上で話してくれた」
理系センスはゼロだったけど、食らいつくガッツはあっただろ。
「3年生といっても卒業式の頃、中学校の図書室に電子貸出機が導入された。一冊一冊地道に登録していった。あの作業があったから今の図書室がある。仲間とハンバーガー食べたし、先生とは大学の時に偶然再会して、相談にも乗ってもらった」
独りじゃねえじゃん。仲間もいたんだよ。自信を持てとは言わない。でも、自分は何もできないなんて思うな。朝早く起きることができたってことも立派だ。友だちにノートを貸したってことでも良い。どんな小さなことでも「できた」「できる」というのを見つけていこう。
数年前に「ありのままで」という歌が流行ったんだ。月並みな言い方しかできないけど、本当にあのままでいい。自分を認めよう。自分を肯定しよう。もちろん、鼻高々になれと言ってるわけじゃない。学校に通うのも良し、家にいるのも良し。リアルだろうと、バーチャルだろうと、世界にはまだ見ぬフロンティアがある。最後にもう一度言おう。
「自分を認めてあげること」
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