エイゴダーケ〜大切なのは伝えたいという気持ちでしょう?
こんにちは,仮説社ルーキーの宮本です。
急に寒くなってきて,何を着ていいか分からなくなっているこの頃……。出勤すると店舗の温度調節も悩みどころです。
本日は,『たのしい授業』のとあるページから思い出した話をひとつ。
『たのしい授業』11月号の特集は,「たのしい」は世界をつなぐ ですが,世界とつながると聞いて,学校の教科で連想しやすいのはやはり外国語(英語)ではないでしょうか。
と,ここまで調べてみると,2002年に小学3年生だった人より若い人は,みんな小学校で英語教育を受けたことがあると分かりました。つまり,31歳以下。小学校で英語やった!は,年齢が炙り出される話題だったんですね。恐ろしや。
自分が受けたことがある・ないに関わらず,日々進化していく教材や指導法に苦労されている先生も多いのではないでしょうか。
とある年に担任した6年生たち
私は以前,小学校の教員をしていたのですが,ある年は6年生の担任でした。外国語の初回授業の終わりに,感想や1年間の外国語学習についての抱負などを書いてもらいました。
夕方それを読んでいると,多くの子たちが「間違えずに英語をしゃべれるようになりたい」と書いていることに気が付いたのです。
まだ習い始めたばかりの英語で,間違えずに,なんて……。
英語,なんか通じた!うれしい!
へえ,こういうときはそんな言い方をすればいいのか!
この英語の歌,なんだか頭に残って,気付くと口ずさんじゃうな〜♪
大谷翔平選手のインタビューで,聞き取れた単語があった!
そういう気持ちでいいのに……と思った私。間違えないように気を付けながら学ぶ英語なんて,全然楽しそうじゃありません。
次の外国語の時間。私は思い切って,教科書を使った通常の授業をやめました。そして,とあるテレビ番組のコーナーを紹介することにしたのです。
それは,日本テレビで放送されている『世界の果てまでイッテQ!』という番組の,「出川哲朗はじめてのおつかい」……通称出川イングリッシュでした。
出川イングリッシュは,タレントの出川哲朗さんがいろんな国へ行き、番組からのミッションを現地の人と話をして自力でクリアしていくという人気のコーナーです。
出川さんの英語力は,全然高くありません。語彙も少なく,それこそ小中学校で習うような簡単なものばかり。
それでも……出会った相手の服装を褒めてみたり,知っている単語を使って連想ゲームのようにミッションクリアを目指してみたり,聞いた英単語を延々と復唱しながら忘れないように歩いていったり,ジェスチャーを使ったり。
見ている誰もが,そのコミュニケーション能力の高さに驚かされることと思います。そして出川さんには,間違えたらどうしようという迷いが微塵もないのです。
録画したそのコーナーを,子どもたちに見せました。出川さんの独特な言い回しや言い間違え・聞き間違えにみんなで大爆笑。そして,そうやって奮闘しながらミッションクリアに辿り着く姿勢に大感動。
見終わってから子どもたちに,
「間違えずに英語をしゃべりたい,という感想を書いてくれた子がたくさんいたけれど,先生は,出川さんのように,間違えてもなんとか伝えようっていう気持ちで外国語の授業をしていきたいな。」
というようなことを話しました。
その後の授業で,子どもたちはそれぞれできる限り積極的に挑戦しながら英語の学習に臨んでくれたように思います。そして,変わったことのもう一つが,外国語の授業に「出川イングリッシュ」のコーナーができたことです。
そのコーナーは,私が出すお題を英語だけで説明するというものでした。
あるときは「卒業証書」,あるときは「全校遠足」,またあるときは「鉄棒」……ペアの相手に知っている単語だけを使って説明するのです。
えーとか,無理ーとか言いながらも,みんなニコニコと楽しそうに取り組み,答えの確認では「そうか!そう伝えればよかったのか!」「これは何て言うんだっけ?」などといろんな表情が見られました。
我がクラスの外国語で定着した出川イングリッシュコーナーですが,一つ難点が。それは,丁度いいお題を考えるのは結構難しい,ということです。
授業のその場で考えようとするも浮かばなかったり,英和辞典を片手に探してもよい難易度のものが見つからなかったり,という具合でした。
そんな記憶をもつ私が『たのしい授業』で見つけた商品が(ようやくこの話に戻ってきました!),
エイゴダーケ!
え!これならお題がざっくざくじゃないか!
私のお題探し問題が一気に解決!
と,今すぐタイムマシンに乗ってあの頃の私にエイゴダーケを届けてあげたい気持ちになったのでした。。。
外国語の授業については今もお悩みの先生がたくさんいると思いますが,こんなグッズが,少しでもたのしい授業の助けになるといいなあと感じました。
ぜひ皆さんも,エイゴダーケで出川イングリッシュ,お試しください♪
(宮本)