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Dockerに関する本を7冊読んだ
ここ一週間ほどの間に、Dockerに関する本を7冊読みました。この記事では、私が手に取った本を簡単に紹介します。
私の当初の習熟度としては、以前にも本を1, 2冊ほど読んだことがあり、業務でDockerコンテナを利用している (自分で0から作ることはほぼない)、という程度です。
流し読みした部分もありますが、7冊の本を読んで、Dockerの基本的な仕組み・使用方法については、概ね理解できたと感じています。
さらに理解を深めるためには、コンテナ技術の根底にある、Unix系OSの仕組みやコンピュータネットワークについて学ぶ必要があると考えています。
Docker&仮想サーバー完全入門
Docker, Docker Composeの基本的な使い方や、アプリケーションのコンテナ化の手順が書かれています。入門書の中でも、理論というよりは実践寄りで、とりあえずDockerを使ってみたいという人には良い本でしょう。
[改訂新版]イラストでわかるDockerとKubernetes
初版は以前読みましたが、(初版は紙で買って手放してしまったため) 新版を買って再読しました。タイトル通りイラストが豊富で、分量的にも短いので読みやすいです。一方で、単なる入門書ではなく、Dockerの根本的な仕組みが重点的に解説されています。とても良い本だと思います。
Getting Started with Docker
O'reillyの読み放題に含まれていた本です。
洋書ですが、90ページ程度の短い本で、サクッと読めます。英語に抵抗がないならば、1冊目にはちょうど良い本です。
Docker Deep Dive - Third Edition
O'reillyの読み放題に含まれていた本で、"Getting Started with Docker"と同じ著者が書いたものです。こちらは300ページ程度で、Dockerの内部的な仕組みも含めて、より専門的な内容が含まれます。頻繁に改訂する方針とのことで、最新の情報が反映されているのも良いです。
Docker: Up & Running, 3rd Edition
O'reillyの読み放題に含まれていた本です。"Docker Deep Dive"と同様、包括的に解説されています。個人的には、1冊だけ読み直すとすれば、この本かなと思います。
コンテナセキュリティ コンテナ化されたアプリケーションを保護する要素技術
セキュリティにフォーカスした、より専門的な本です。しかし、セキュリティ対策を解説するための前提知識として、コンテナ技術の内部的な仕組みの解説にも紙面が割かれており、Docker自体の仕組みを学ぶ上でも良い本となっています。そのため、多くの方にオススメできる本です。翻訳も非常に読みやすいと感じました。
基礎から学ぶコンテナセキュリティ―Dockerを通して理解するコンテナの攻撃例と対策
Liz Riceの本と同様に、セキュリティに特化した内容の本です。こちらの本の方が、具体的な手順の解説が多く、実際の操作方法を知りたい人や、ハンズオンで学びたい人にはオススメかもしれません。