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すずめの戸締まり感想(ネタバレ有り)

すずめの戸締まり見てきました。 上映中、感想を忘れないように一つ一つ頭の中にピン留めしてたんですが半分くらい忘れました。 以下感想 ・幼鈴芽(かわいい)がかき分ける雑草(エノコログサやシロツメクサなど)は見慣れているもののはずなのにとても不気味に見えるなど鈴芽の不安感がはっきりと伝わってきた ・幼鈴芽かわいい ・現世の幻想的な美しさと退廃的な恐ろしさのバランスが夢の世界のようでとても綺麗だった ・家に船が乗り上げてるところで東日本大震災か…となった ・幼鈴芽かわいい ・鈴芽

    • かすかなぬくもりを

      「ドクターに贈り物?」 淡々と動かしていた移植ごてをぴたりと止めて、小さなヴァルポのもじもじとした仕草を見つめる。 「あの、ドクターさんには、いつもお世話になっているので!それで…」 「常日頃の感謝を贈り物という形で示したいが、気の利いたものが思いつかない。そういうことだな」 贈り物などくだらない。…相手があれならなおさらだ。 侮蔑の表情を隠すように、プランターに向き直り移植ごてを動かす。 「わあ、私の言いたいことを簡潔にまとめてくれました…!やっぱり、エンカクさんはすご

      • さえずり

        「──うたう、うたう、は、なをちらして───」 少女は歌っている。 目を閉じ、口から漏れでる旋律に身をこと、こと、とゆらして。 「─あの、かわの、む、こ…ぅ、けほ、ごほっ…」 だが、か弱い喉はすぐにむせ、歌は濁ってしまった。 「ナイチンゲールさん?大丈夫ですか?」 苦しそうな息遣いに反応し、シャイニングが棚の向こうから慌てて顔を覗かせる。 「いえ、少しむせただけ…です。お水を…」 「はい、どうぞ。ゆっくり、少しずつ飲んでくださいね。」 す、と丁重に差し出された水をそっと

        • 戦花

          「まずい、回り込まれた!3時の方向から向かってくる!」 「偵察してた奴らとも連絡がつかねぇっ…クソッタレ!」 同胞たちの怒声。 「ぐっ…ぁぁぁぁあああああ!」 「ぼさっとすんな!進むしかないだろ!なんとか立て直すんだ!」 焦り。雄叫び。苦しみ。 「早く…早く指示をくれ!マドロック!」 「…あぁ。」 鎧を充填するアーツに一際力を入れる。 ハンマーを支えにするように立ち上がる。 「このまま迎え撃つ。私が前に出よう…これ以上、同胞たちを傷付けはさせない。」 次の