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サトウグリーンテニスクラブ〜佐藤政大コーチ〜

「日本にはすごいコーチがいる」

色々な選手やコーチにお話を聞く機会があり…
これまでは、取材した内容は表に出さなかったんですが。

共有した方が、考えるきっかけや、何かのヒントになると思ったのと。


そのコーチや選手の考え方に、共感して…


その人に興味をもったり、体験レッスンに行くきっかけになれたらいいな、と思い。


許可を取って載せさせて頂きます!!

☆心技体じゃなく「芯→体(脳)→技→知」

芯…「テニスが好き、強くなりたい」が土台


まずはこの土台を作る。試合に負けたことや、練習で怒ったりすれば、子供は怒られないように考えてプレーするようになっていく。それではテニスが嫌いになってしまう。
「テニスが好き」と思ってもらうよう環境や接し方を工夫する。

体(脳)…体を鍛えるというより、自分の思った通りに身体を動かせるようにする


どちらかというと脳や神経系。サトウグリーンでは、決められた動きよりも、個人の特性にあった動きを大事にしている。連動性や個人特性を重要視していると感じた。


技…骨格や筋肉、人種による身体的な特徴を考えた時、パワーに頼るようなテニスよりも技術を高めることの方が、日本人には向いている(傾向)

原則は怪我をしないフォームを目指す。
怪我をするのはフォームがあってない可能性がある
人それぞれにあった打ち方、テクニックを目指す。

知…テクニックをどう使うか

子供は勝負事が好きで、最初に打ち方を気にする子はいない。小さい時にゲーム練習を多くやれば、自然とゲーム感覚が育つことが多い。


※このゲーム感覚の土台にテクニックがあることがジュニアでは重要!!


それと同時に重要なのが…



☆自立力、決断力、判断力

それを身につけさせるために…

○試合の申し込みや、試合会場にいく過程も、小学生の段階から1人でやらせる

○掃除をやらせる(効率を考える、指示を出す)

etc

テニス以外の経験から自立力、決断力、判断力を鍛える。


※日本の教育は「知識力」、アメリカの教育は「思考力」と言われていて、自立心、決断力、判断力は、日本では育ちにくい環境にあり、オンコートの時間だけでそれを高めるのは難しい。

オフコートのちょっとした工夫で、自立心、決断力、判断力を鍛えさせることが重要。

☆強くなるジュニアの特徴

親の子供に対する姿勢が大きく関わる。


「コーチが指摘」「親は褒める」のシステムを作ることが大事。



サトウグリーンテニスクラブでは、最初の面談でそこの部分をできる限りクリアにしておく。
その後も情報を共有して、子供、親、コーチの良い関係を築いていけるようにする

☆チーム論

「1人でできることには限界がある」
同い年や、同じように表に出ていく同士だと上手くいかないことが多い。


表に出ていく人と、裏で支える人の関係と、お互いにリスペクトがあるチームが理想。

☆ずる賢さを育てる

「ずる賢さはテニスの勝負において重要」


ずる賢さを育てる=空気を読む力+プラスに変える力

兄弟の下の子は、そのずる賢さがある場合が多い。
兄や姉の怒られてる姿をみて空気を読み、それを回避しようとすることで、そのずる賢さを身につけるんじゃないかと、考察した佐藤コーチ。

そのシステムをアカデミーにも入れるようにした。

上の子が下の子を見るようにさせ…
下の子が悪いことをした時は…

「なぜみていなかったんだ!?」とみんなの前で上の子を叱る。その上の子の失敗は、その子を見ているコーチをみんなの前で叱る。

そうすることで、ずる賢さを育てようと考えている。

☆気遣いと、出会いの運

ちょっとした気遣い、人間性が価値になる。
応援したいと思われるような行動をしていく。

それが結果的に自分のやりたいことの実現に
繋がっていく。

☆一般生徒に対する指導方法


「強くなりたいか?」「上手くなりたいか?」を選択させる。

その要望に応えて、指導を変えている。

サトウグリーンテニスクラブHP↓↓↓

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