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【創作陰謀論】反AIは大企業のプロパガンダ【小説】

これはあくまでフィクションです。実際に生成AIに反対している人物、団体とは関係ありません。

第一章

マルクス主義もかつてとは違い勢いを失って、市井に反企業として戦うものはいなくなった。そもそも資本主義体制の中では、最初にできたギャップがなかなか埋められない。ただただ反大企業活動をしても、平等な世界には一向に近づかないのだ。
ただそこに一筋の光が現れたのだ。技術革新を蛇笏の如く嫌っていてもこの技術には未来を見ざる得ない。これには現代の巨大資本のが支配する世界を革新しうると技術革新や巨大資本が嫌いなマルクス主義を標榜している某学者さんも認めざるを得ないのだ。そう、その正体は…

第二章

大企業はその巨大な組織故に動きが鈍くなっていた。創業当初に比べて決定から実行までの速度が明らかに遅くなり下手すればライバル企業に追い抜かれるのではと常に背後に恐怖を感じながら経営者は稼いでいかないといけない。
組織をまとめるために敷いた官僚制もある程度の規模になると組織をまとめるのも業務をこなす速度も徐々にままならなくなっていく。人員を減らし、非正規雇用を増やし、人件費を下げることで組織を生き延びさせるためにコストを減らすが追いつかず、いまだにバブル崩壊以降の経済構造の瓦解と再生できない状況に混乱していた。
しかし大企業は自身を滅ぼすかもしれないが、コストをさらにカットできるかもしれない技術に気づいた。その正体は…

第三章

大企業は短絡的にか深遠な計画があってかわからないが、コストカットを諦め早々に組織を崩壊させるかもしれない革新的技術の台頭を防ぐために動くようになってしまった。具体的な作戦とは…

第四章

数々の思惑の中心にいる革新的技術のその正体とは生成AIだったのだ。(バァーン)
生成AIに対抗するため、大企業は連合を組みインターネットで工作活動を始めたのだった。その名も反AIだ。生成AIを使用しているものに対して著作権を振り翳して使用をやめるように炎上させようとしてくるのだ。業務の効率化や有能社員の独立を促して社会の活性化に貢献するだろう技術の使用を止めようとする反AIはブラック企業の片棒を担ぐようになってしまった…

第五章

生成AIを操るものと反AIの戦いは激化していく。お互いの正義と正義がぶつかる中、さらにAI研究は進んでいき、大企業やブラック企業の思惑通り、多くの社員をリストラしても問題ないくらい業務の自動化に成功した。格差の拡大、貧富の問題等様々な問題が襲いかかってくる前に世界は平等を手にすることができるか?

とまあここまで書いて虚しくなったのでここで筆を下ろします。

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