もう一度TRIZの復権させよう
おそロシアで生まれたTRIZ
上の記事がおすすめに表示されていてふと思い出しましたが、私が勝手にエジソン的発明と名付けている発明方法があるのですが、その骨子になっているのがTRIZです。
まずエジソン的発明とは先行する発明品を改良して断然上の発明品にする発明です。エジソンは電球の発光部分の材料を何度も取り替えて実験して長持ちして明るくなるように研究して最終的に竹を使ってそれまでの30倍ほどに点灯時間を伸ばしました。ほかにもエジソンの発明の多くは改良による特許取得が多いです。私はこのエジソン的発明が日本の高度経済成長期に多く生まれたと考えています。イギリスのサッチャー元首相は、来日時「日本人は我々が完成させた仕事を失敬して、工業の製品化で金儲けをしている」と言ったそうです。
話を戻して、TRIZは私が考えたものではなく発明の方法の研究をしていた当時のソビエト連邦がは発明した理論です。
上のトリーズの発明原理40と書いてある画像の40の絵の示される40のパターンを適用することでエジソン的発明が簡単にできます。以下を見てもらえばわかりますが、結構抽象的なので具体例をみていけばより分かりやすいと思うので上記の本を参考にしてみてください。
読んでいってもらえばわかりますがアナロジーもTRIZは含む上位の概念になります。起業にアイデアを考えている方、新製品を考えている方といろいろな人に役に立つんで、TRIZを軸にしてみてはどうですか?
以下の40パターンがTRIZです。
Segmentation (分けよ)
Taking out (離せ)
Local quality (一部を変えよ)
Asymmetry (バランスを崩させよ)
Merging (2つを併せよ)
Universality (ほかにも使えるようにせよ)
"Nested Doll" (内部に入り込ませよ)
Anti-Weight (バランスを作り出せ)
Preliminary Anti-Action (反動を先につけよ)
Preliminary Action (予測し仕掛けておけ)
Beforehand Cushioning (重要なところに保護を施せ)
Equipotentiality (同じ高さを利用せよ)
'The Other Way Round' (逆にせよ)
Spheroidality – Curvature (回転の動きを作り出せ)
Dynamics (環境に合わせて変えられるようにせよ)
Partial or Excessive Actions (大ざっぱに解決せよ、一部だけ解決せよ)
Another Dimension (活用している方向の垂直方向を利用せよ)
Mechanical vibration (振動を加えよ)
Periodic Action (繰り返しを取り入れよ)
Continuity of Useful Action (よい状況を続けさせよ)
Skipping (短時間で終えよ)
"Blessing in Disguise" or "Turn Lemons into Lemonade" (よくない状況から何かを引き出し利用せよ)
Feedback (状況を入り口に知らしめよ)
'Intermediary' (接するところに強いものを使え)
Self-service (自ら行うように仕向けよ)
Copying (同じものを作れ)
Cheap Short-Living Objects (すぐダメになるものを大量に使え)
Mechanics Substitution (触らずに動かせ)
Pneumatics and Hydraulics (水と空気の圧を利用せよ)
Flexible Shells and Thin Films (望む形にできる強い覆いを使え)
Porous Materials (吸いつく素材を加えよ)
Color Changes (色を変えよ)
Homogeneity (質を合わせよ)
Discarding and Recovering (出なくさせるか、出たものを戻させよ)
Parameter Changes (温度や柔軟性を変えよ)
Phase Transitions (固体を気体・液体に変えよ)
Thermal Expansion (熱で膨らませよ)
Strong Oxidants (「そこを満たしているもの」のずっと濃いものを使え)
Inert Atmosphere (反応の起きにくいものでそこを満たせ)
Composite Structures (組み合わせたものを使え)
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