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『花とアリス殺人事件』感想

石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年2組で「ユダが、四人のユダに殺された」という噂を聞く。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、怖れられていることも……。花屋敷に住むという同級生の「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと知ったアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、引きこもりのクラスメイト・荒井花(通称ハナ/声:鈴木杏)だった……。ユダは本当に殺されたのか?花は何故、引きこもり続けているのか?ふたりの少女の「世界で一番小さい殺人事件」の謎を解く冒険が、始まる―。(c)花とアリス殺人事件製作委員会

あらすじは上記のような感じですが、まぁ花とアリスですね。花とアリスは好きなので、まあこの作品も好きなのですが。。前作を見ないであらすじで興味を惹かれたらちょっと痛い目見るかもです。

殺人事件ということで「ちょっと前作の雰囲気壊してまで続編やんのかよ。岩井俊二も、何やってんだよ」とおもって最近まで見れてなかったのですが、なんてこともなく花とアリスでした。花とアリスのファンだったらわかると思いますが、音楽も前作のものを使ったりと主人公二人の空気感は前作の二人がまだ中学生で幼なかったらこういう感じだろうなという感じでファンとしてはうれしくなるようなキャラクターでした。

ただロトスコープでのアニメ制作のようで、実写を取り込んだんだろうなというリアル感は出ても実際の実写、いや最近のアニメと比べても動画枚数が少ないのか動きがかくかくして違和感があります。実写だと目やそれぞれのパーツの位置等の細かい点で顔に個性がでるし、普通のアニメだとキャラをデフォルメや髪色、髪型を派手にすることで顔に個性を出していますが、所謂不気味の谷と同じで中途半端にリアルで顔に特徴がなくなって区別がつかないので気を抜くと誰と誰が話しているシーンかわからなくなり悪い意味で一瞬でも目を離せない作品になってます。

ただ前作を見て好きだったという人が見る分に楽しめる作品にはなっているので、前作ファンはぜひ見てほしいです。前作をみてから花とアリスに漂う空気を感じれる作品を探し続けましたが、やっぱりなくて。。見終わった後ようやく出会えた感を強く感じました。もう面白いとかつまらないとか通りこしましたね。

内容に触れなさすぎだろうという感想記事でしたが、見たすぐあとしか書けない今の感情もまあ残しておきたかったので。。

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