勘違いセレブたちの勘違い創作料理企画 小山薫堂 東京会議の楽しみ方
・あ~あるわ~・・・の勘違いオヤジたち
今回はBSフジで毎週土曜深夜に放送している、薄ら寒い「小山薫堂 東京会議」の楽しみ方、いや、そうじゃなくて”うっかり観てしまった場合に備えて”という内容でお送りします。
そう言えば、日テレの深夜番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」での今回の放送はなかなか面白かった”芸能人クソ返しダービー”でしたが、私にとってこの番組は、”薄ら寒いクソ番組選手権”なら、間違いなくエントリーですね。
ちょいワル○○○にも当てはまることですが、どうしてこう、中高年のオヤジたちは”薄着”にこだわりを持つんでしょうねぇ。それなりのブランドたとは思いますが、中途半歩な丈のパンツに平凡なシャツ、シンプル過ぎると思えば、シミ・シワが心配になるほど日焼けしていたり、やりすぎ筋トレで筋張ったりと、方向性がおかしな方へ突っ走る、なかなかのキモさを晒しているわけですが、この番組に登場するオッサンたちは、前者の典型的パターンの方です。いやね、ダサさ爆発!なんですよ。
かのいう私も中高年、いわゆるオッサンですが、あそこまで外では奇妙なゴージャス感、それでいて普段はオンオフと言わんばかりの、薄い印象のスタイルってのは馴染めないですね。なんかねぇ、ヒトコトで言って、ダサいんですよ。あまりに陳腐だから。しかも、これまた始末が悪いことに、アピールってのがチラホラあるんで、若い女性には、「こういうオッサンは、財布が意思持って歩いている」と思って、おだてて持ち上げ、良い気にさせて奢ってもらって、バイバイするくらいで軽くあしらうのがベストですな。
このスタイルで、”カッコイイだろ?俺”的な足を組んだり、ナチラルテイストな俺ってスマート!ってな、手に取るほど思惑がチラチラ見えるので、いつも苦笑いしています。「そうは言っても、お前はオッサンだからな」と。
控えめというよりも、俺スタイルをガンガン押し付けて来るあの様子では、よっぽど若い時、ファッションに興味も関心も無かったんでしょうねぇ。だから”絵に描いたオッサン”になってしまうわけです。
いやー私生活がバレますな。アンタラ、本当はジャージが一番心地良いんでしょ?やせ我慢せずに素直になればいいのに。(笑)
・創作料理がプロが作る丼物というお粗末さ
天ぷら、牛丼、カツ丼、揚げ物全般、刺し身、寿司、後はテキトーなフランス(風)洋食・・・・・やっぱり料理が出来ない男が考える料理の中身は、庶民の定番ですよね。創作料理も、”超高級味噌汁”と同様、結果、出てくるものは素材が違うだけで料理としては庶民的。まぁ外食で食べられるものって、そりゃあ、家庭料理では数百もの調理をし続けるのと比べ、お金を頂いて差し上げる方の場合は、あまり見慣れない料理は絶対出てこないわけです。商売ですから。
「なんでそっちの方へ行くわけ?」と、謎の方向性がこの番組にはあるんですが、ホントね、ことごとくダサいんですよ。結局、自分じゃ何もせず、単にアイデアだけ放り出して、あとはプロにおまかせ!って感じですから、発想自体、すでに中高年の夫、タダの〇〇オヤジですよ。
こんな連中のくだらん勘違いを見せられるくらいなら、彼らの奥さんを登場させて、手料理番組をやった方が視聴率が稼げるんじゃないでしょうか?
それなら私も見ますねぇ。
それか、このマヌケな男どもに、女性が芋の煮っころがし一つでも教えてあげた方が世のためにはなります。まぁ、この番組に出演している女性陣も、いかにもなスイーツ脳で、”収入ある男に付いていけば”ってな、男を持ち上げること以外にあまり才がないとも言える振る舞いなので、かえってイライラ感がマシますけどね。
一定数、世の中にはいますよねぇ・・・そういう方。「お宅さん、なんだかんだ言うけど、結局旦那ありきでそれやってるよね?」ってな人。主婦は立派なんですが、私が揶揄しているのは「収入は有難がるが、人の面倒は嫌」ってな特殊な人達の事を言ってます。互いに似ているから結ばれるんでしょけど。
・内容が頭に入ってこないので、BGMとして寝落ちにピッタリ
今回、この番組の視聴の仕方としては、家事の後ろで馬鹿なオッサン達が自画自賛とセレブっぽいママゴトをしていると、背中で感じながら楽しむので良いと思います。実際、番組内容自体に観ていてためになることは一つも無いですし、お笑いも無いのですから。それにしても、どんなスタンスでこの番組を制作しようとプロデューサーは考えたんでしょうねぇ。ま・さ・か、松任谷正隆氏だったりして。〇〇さんの”ガラクタ”ベースと似たような香りのする自動車番組にもご出演なさってますしね。
人間、どんなに裕福になろうが、幼少期の原体験からくる習慣というのは、生涯消えないもので、上品に振る舞っても、やってることは総じて安っぽいのが特徴です。なにせ、”フランス料理のっけ丼”とか考えちゃう連中ですから、笑いといっても苦笑ですね。
でも、よーく考えたら、「あ~、だからBSでしかやれないのか」とも、この記事を書いていて思いました。ホント、ズレたオッサンたちですよ。