ディスクユニオンのレコードジャケット袋は「縁あり」を買え
おい、そこのお前。
レコード屋でいいレコードを買ってウッキウキでいるお前だ。
もしお前がそのレコードをディスクユニオンのレコードジャケット保護袋に入れて保管しようとしているなら、絶対に「縁あり」のノーマルのものを買え。
逆に言えば「縁なし」と書かれたものは絶対買うな。
何故か?「レコードが入る設計になってない」からだ。
「おいおい何を言っているんだ、あのディスクユニオンが自社ブランドで出してるグッズなんだから、そんな欠陥があるわけないだろ?」と思われるかもしれない。
そういう人は是非、実際に「縁なし」を買って適当なレコードを入れようとしてみて欲しい。
サイズがピッッッチピチで絶対に入らないから。
これは誇張でも何でもない。マジの話だ。
ペラペラジャケの12インチシングルですら絶対に入らない。レコードを抜いてジャケットだけにしてもだ。
コレに入るのはせいぜい帯とインサートぐらいだろう。
ちなみに「縁あり」の方は幅も高さもゆったり気味に作られており、ペラジャケでもダブルジャケでも取り出しやすく、スッと入っていく。さらにリーズナブルで非常に優れた商品だ。
かたや「縁なし」の方は幅がギリギリ過ぎて全然入らず、時間をかけて入れても引っかかって全く奥まで入らず、何とか入ったとしても、今度はピッタリすぎて取り出しづらく、出し入れを繰り返したら間違いなく背表紙が擦り切れるであろう。
ユニオンの通販サイトによると、「通常のビニールカバーと違い、袋の底に縁がないため、ラックなどにスッキリ収納できます。」と説明があるが、騙されてはいけない。
このカバーの利点は「ラックにしまう時に比較的すっきりしまえる」という点だけで、その一点のために全ての利便性を捨てている。しかもちょっと高いというオマケつきだ。
つまり「ラックにすっきり収納できる」という一点のためだけに、余分な金を払い、レコードの出し入れにイライラしながら、コレクションを痛めつけるための商品と言える。ドMレコードマニア向けだ。
ちなみに、この商品のメインターゲットたるドMレコードマニアがユニオンの目論見ほど多くなかったためか、この「縁なし」のカバーはすでにユニオンの通販サイトでは買えなくなっている。が、実店舗やタワーレコードオンラインなどではまだ普通に流通しているので、「縁あり」と間違えて購入しないように注意だ。
購入してしまい、出し入れにイライラして仕方ないという方もいるかもしれない。しかし対処療法がない事もない。
入れ口の両角を斜めにカットするのだ。
これだけで出し入れのしづらさがかなり改善されるので、お困りの方は参考にして欲しい。
もちろん、「縁あり」との利便性は天と地ほどの差があるので、やっぱり可能な限り「縁あり」を買った方が良いと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?