「(更新中)医療✕デザインのためのブックリスト」が良かったので、僕ものっかってみた
多摩美術大学の情報デザインコース吉橋准教授の書籍リストが良かったのでコメントしようとしたら長文で弾かれてしまいました。。ので、こちらにまとめてみる。
吉橋准教授の素敵なリストはこちら↓↓↓
上記のリストを興味深く拝見いたしました。医療、看護、福祉領域のテークホルダーをきちんと理解することが、この領域でデザイン行為をおこなううえではじめの一歩だと本記事を通じて改めて認識できますね。
私自身は過去に大学病院や高齢者福祉施設でのデザインリサーチプロジェクトに取り組んだ際に、基本的な行為の主体がどこにあるのかをきちんとヒアリングすることの重要さを学んだことを思い出しました。
少し異なる視点かもしれませんが、本記事ではユニバーサルデザインやインクルーシブデザインのような、医療行為が必要とされる方などのさまざまなニーズを引き出し、プロダクトやサービスなどのデザイン手法が取り上げられていないことに驚きました。
地域包括ケアなど、医療や介護などが社会に溶け出す未来が想像されている今、下記のような書籍も参考になるのかなと提案させていただきます。
英国王立芸術学院のヘレンハムリンセンターが出すアニュアルレポート
医療・看護・介護行為の観察について
驚きの介護民俗学だけでなく、「ケアをひらく」シリーズはとても興味深い。
建築・都市系の試み
まちづくりや都市の領域は、地域包括ケアなどを通じてこの領域はどんどんと近づいてきているのを感じています。昨年度に携わったデザインリサーチプロジェクトでは、福祉施設側がどうまちに開いて、かつ自分たちも滲み出すのかがテーマとなっていました。
コロナウイルスの影響でプロジェクトは一時停止状況にあり、ポストコロナ時代のひらき方には細心の注意が払われることは間違いありませんが、どちらも切迫した状況にありますね。
僕も一部の書籍や情報しかリストに挙げられていませんが、キュア(医療行為)に限定するのではなくケア(看護・介護)の視点から、文化や社会のデザインを手掛ける際に誰かの一助になれば幸いです。