GIVE&TAKE②テイカーの排除方法
では、成功する組織を作るときにどうしたらいいか?
え、成功ギバーを集めたらいいんじゃないの?
と思うかもしれない。だけど、①で見た通りギバーは25%と全体でみると少ないので至難の業すぎる。むずすぎる!
それよりも、むしろこのことに気を付けたほうが現実的である。それは、
『テイカーを排除する』
ということ。
テイカーも19%と少ないのですが、こいつらは非常に厄介な人たちなのでです。
例えば、ギバーとマッチャーのグループの中に強烈なテイカーがいると、ギバーの利益をそいつが一人で全部吸い取ってしまう。そうすると、
ギブをする⇒損をする
という状態を作り出してしまい、ギバーたちがうまくギブできなくなってきてい、ギヴというものをネガティブなものにしてしまう。
テイカー許すまじですね。
なので、”ギバーがたくさんいることよりもテイカーが少数でもいることのほうが問題”なのです!
組織においてはテイカーを排除する、個人においては
テイカーを見抜いて回避する!
というマインドが重要になってくるということ。テイカーとは戦わないほうがいい。テイカーと向き合うという行動自体が非常に危険なので基本避ける!巧みにギブを引き出されてしまうことにより疲弊してしまう。
え、結構君のためにいろいろ協力して頑張ってきたのにそんなことしてくる・・・みたいな状況に陥ってしまう。
そこで、
避けるべき【テイカーの見抜き方】
人柄ではわからない。
人当たりのいいギバー、人当たりの悪いギバー、
人当たりの良いテイカー、人当たりの悪いテイカー
がいるので。
完全いかにもに悪役!って感じの嫌な奴や、いかにもいい人で本当にいい人とかはわかりやすいですけど、ヒロアカの爆轟のように口は悪いけどいい奴みたいな人もいるし、反対に人柄はすごいいいのに裏ではひどいことを考えている人もいる。一番怖いタイプです・・・
じゃーどうやって判断したいいのか
【レック判別】
オスがメスにアピールするレック行動が語源。
①写真の使い方
盛りまくってる写真やドアップ写真の人
②言葉の使い方
「I=私」ばかりを主語にして「We=私たち」をあまり使わない人
③あなたが助けてあげた人物は?の答え
・自分より影響力が小さかったり有名じゃない人の名前を挙げる人⇒ギバー
・自分より明らかに格が上の人を並べる人⇒テイカー
「あいつは俺のおかげで有名になったんだ。」みたいなことを言う無名ディレクターのような感じ
さらに、見極めが難しいもう一つのテイカーがいます。
テイカー最上位モデル「戦略型テイカー」です。
”先を見越して、近々助けてもらいたいと思っている人に親切にする。”
ギブをするんだけど、明らかにテイクをするための蒔絵でしかない。
ん、成功ギバーと戦略的テイカーってなんか同じ感じじゃない?
両方、自分にメリットがあるからギブするしと思いますよね。
二つの大きなちがいが、
成功ギバー⇒持たざる者を助ける
戦略型テイカー⇒持つものに取り入る
ここまで見てきて、あー私はテイカーかもしれない、奇跡の一枚のどアップ写真アイコンにしてました・・出世したいからって上司に媚び売ってた・・・・いや、マッチャーくらいで落ち着きたい・・・
全然ギバーになれてなかった。
でも安心してください。みんな心の中にはギバーの側面を持っている。
心は鍛えられるのです。その方法が、
行動を変えれば信念や動機は後からついてくる
最初は疑心暗鬼でも、出世には関係ないけど困ってるあの人とあの人を助けよう。いい人だから助けたい、と自分で選択しと時間配分を決める。
最初はテイカーやマチャーだったかもしれないけど、ギブ行動をしていくうちに心理に変化が訪れる。それが
認定的不協和
恋愛のテクニックなどでもよく聞く言葉です。
自分がもともと持っていた考えと、今自分が実際にやっている行動との間に不協和(矛盾やギャップのようなもの)が生まれる。
俺ってずるい奴なんだよなーと思っている反面、いいことをすると決めいい子をとし続けていると、自分の信念や動機がちょっとづつ変わっていって、気づいたら本物の成功ギバーになれている。
気を付ける考えとしては、成功ギバーにならなきゃ・・・そうしなきゃ成功できない・・・動画でそう言ってたらやらきゃ・・
と考えるのではなく、
自らの選択で選んで、そうなりたいと考えたうえで行動すればなれる
たとえゴリゴリのテイカーでも行動をまず変えることで、認知的不協和を解消する働きにより、自分の考えが行動に寄せられた考えに変化していくということのようです。
それではみんなで成功ギバーを目指しましょう✨