医師国家試験対策としてのビデオ講座のメリット
はじめましての方ははじめまして、重涅 扇と申します
医師国家試験対策として外せない存在になっているビデオ講座。少し前まではTECOMかMECの2択に近い状況でしたが、Twitterを見るとMedu4やQ-Assistなど新しい勢力が台頭しつつあるように感じます。
かく言う私もビデオ講座のヘビーユーザーで、前期はTECOM、後期はMECを軸に学習し、公衆衛生をMedu4、輸液などニッチな(?)分野をQ-Assistで学習していました。
今回はビデオ講座について自分が感じたメリットを中心にまとめていきたいと思います。
*注意事項
・本記事は国試対策としてクエスチョン・バンク(以下QB)とビデオ講座を併用していることを前提としています(※)
・本記事の内容はビデオ講座全体についての話であり、個々の講座についてのレビューではありません
・話をわかりやすくするために細かい話は省いています
・あくまで個人の感想であることに留意して下さい
1.国試に必要な知識の全体像を効率的に把握できる
まずはこちらをご覧ください:医師国家試験出題基準 - 厚生労働省
目眩がしそうですが、こちらが医師国家試験の出題基準になります。
医師国家試験の勉強として上記の出題基準に沿った学習をしていく必要がありますがそれを自分で把握するとなると難しいものがあります。
ビデオ講座だと国試に必要な知識を一通り押さえた教材を提供してくれるだけでなく、授業でその知識を噛み砕いて教えてくれるため国試の必要な知識の全体像を把握する上でかなりの助けになります。
特にこのメリットに該当するビデオ講座はTECOMだとSELECT、MECだと臓器別講座、Medu4だとあたらしいシリーズ、Q-Assistなどです。
2.国試で特に必要な知識が何かを学べる
1で説明したメリットは国試対策において下地となる知識を効率的に把握できるというものですが、国試ではよく問われる分野・あまり問われない分野があり効率的に勉強するためには学習内容のメリハリが必要になります。
ビデオ講座、特に直前期講座(TECOMでいうTARGET、MECでいうサマライズが該当)では医療の世界でホットな話題、国試に頻出の内容を講師が説明してくれるので何を重点的に勉強すべきか掴みやすいメリットがあります。
しかし、これに関してはQBで過去3年分の問題の研究をすることで知ることができる内容でもあるのでビデオ講座の専売特許ではないです。
3.勉強をどこまで深くやるべきかが分かる
医師国家試験の勉強でPubMedを見だしたら危険信号という話があるように国試の疾患について特別深い知識はマストではありません。では様々な疾患についてどこまで深く勉強すればいいのかという疑問が生じます。
ビデオ講座は必要な知識、不要な知識の線引をしてくれるので自分で考える手間を省くことができます。
まとめ
ビデオ講座を受講するメリットとして上記の3つを取り上げました。
ざっくりまとめると、医師国家試験に必要な知識の把握・重要度の分類・選別などに代表されるインプットの効率化がビデオ講座を取得する一番のメリットになると考えています。
逆に言えば自分で知識のインプットができる、という人にはビデオ講座を受講するメリットは少ないかもしれません。
終わりに
今回はビデオ講座のメリットについて書いてみました。ビデオ講座は決して安い買い物ではないので受講に際してそのメリットを考えることは有用だと思い本記事を制作しました。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
重涅 扇
※本記事が国試対策としてクエスチョン・バンクをビデオ講座と併用することを前提にしている理由は自分がQBとビデオ講座を併用していたこともありますが、医師国家試験の受験生の多くがクエスチョン・バンクを持っているからでもあります。
詳細は以下のリンクを参考にして下さい
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