ソロ魔女の誕生【第3回】
特定のグループに所属せずに活動する魔女を「ソロ魔女」(Solitary Witch)と呼びます。ソロ魔女はインターネットや書籍などを通して知識を得て魔女に参入しています。しばしば折衷的な実践をすることで知られますが、全ての現代魔女の伝統は折衷的なのでこの折衷的という言い方に現在はあまり深い意味はないかもしれません。
第2回目で述べたように、2024年冬時点で日本には欧米のような現代魔女のコミュニティや大きなフェスティバルはほとんどないため、日本ではソロ魔女という活動の仕方が多数派です。世界的にも、多くの魔女がソロ魔女から活動を始めることになると思います。このソロ魔女というスタイルは70年代後半になってようやく確立されてきた実践の方法で、もともと魔女たちは小さなグループの中で活動するのが主流でした。
「私は群れたくないの、一人で魔術を実践したい。歴史とか流派って関係ないんじゃない?」そう思う方もいるかもしれませんね。でも、ちょっと考えてみましょう。今、あなたが興味を持っている魔女たちのスペルや儀式を組み立てるときに使用される道具、サバトの儀式をデザインするアイデアは、どこから来たのでしょう?
自分たちが何を何処から受け継いできたのかに意識を向けることも重要です。多くの現代魔女たちが行っている実践は当人たちが意識してるしてないに関わらず、様々な先達からの口伝で伝えられてきたことや流派の中で受け継がれてきた方法、他の魔術的な伝統から流入したもの、多くのものと絡まりあっています。これらを知ることはこの文化をより楽しむための醍醐味です。
この章では魔女の流派と伝統について少しだけ紹介した後にソロ魔女について解説していきましょう。
【カヴンと伝統/流派(Tradition)】
多くの現代魔女のコミュニティは親密なグループです。現在では開かれたフェスティバルやクラスのようなものもありますが、小さなグループは友人同士で実践を行っています。一人の人が複数の流派やグループに関わることもあります。
カヴンはもともと「13人以内のとても親密な人たちが、家族のような強い絆を持って活動している魔女のグループ」のことを指します。毎年サバトを祝い、13人を超えると分裂し、増えたり枝分かれをしたりしていきます。カヴンは毎回サバトを祝い、お互いを大切に思う「親族」みたいな感じを想像するとわかりやすいかもしれません。
カヴンにかぎらず、グループで儀式を行うのであれば、儀式の力を最大限に引き出すために、オーガナイズする人はどうすればよい空間を作ることができるかを全力で考えます。信頼できる人々と安心できる空間を作ることは儀式や瞑想するために非常に大切なことです。
また、魔女の世界には伝統(英語ではTradition。儀式の特定のやり方、その流派の受け継いできた考え方)が存在します。例えば第一章で紹介した人物たちに関わるもので有名なものではウイッカのガードナー派、アレクサンダー派、フェミニスト魔女のダイアナ派、北米のフェリ派、リクレイミング、コクレンの伝統派、ミノアン・ブラザーフッドなどがあります。これらは時に影響を与え合ったり、反発したり、別の道を模索しながら複雑な実践、そして人から人へそのスタイルを継承するラインを作ってきました。そのラインに入ることをイニシエートと言います。
もともと、個人での実践が一般的でなかった時代には現代魔女の世界に入ること=特定のカヴン、流派にイニシエートすることでした。それが現代では出版がインターネットにより知識が開かれていったことで個人で「ソロ魔女」として現代魔女術の世界にイニシエートすることが可能になったのです。
特定の魔女の伝統にイニシエートを受けることはほとんど「その流派と結婚する」くらいのことを意味していると思ってよいでしょう。ある魔女は私に「博士課程みたいなものだ」といいました。イニシエートの過程は参入を目指す人にとってコミュニティに献身する決意を固め、イニシエーターと真剣に取り組むものです。これは重要な決断であり、人生に大きな影響のある特別なものとなります。当然軽い気持ちで行うべきではありません。とても変わった世界なので、すべての人にフィットするものだとはまったく思いませんが、魔女の世界は真剣に志す人には誰にでも開かれています。
そして、ここからが重要ですが、現在では特定の流派に属さず個人で活動する「ソロ魔女」という実践の仕方が大多数になっていますので必ずしも誰かからイニシエートされる必要はありません。魔女の世界では「誰が最初の魔女をイニシエートしたのか」というよく知られた話があるのですが、自分で自分が魔女だと気づいたのなら、自分で飛びこみ、学びながら実践することが大切です。自分に合うグループを探して放浪したり、誰かがあなたを魔女にしてくれるのを待ったりせずとも、魔女になることができます。何よりも重要なことはスピリチュアリティの権限を他の誰かに委託してはいけないということです。どんな形で実践するにせよ、現代魔女の世界に入ることは自己献身であるといわれています。
ゆえに、魔女は無理に勧誘することもありません。この連載も現代魔女に興味のある方や、実践者の方向けに書いていますが、勧誘を目的として書かれていないことを明確にしておきましょう。これらの実践をしたからといって救われたりもしないし、お金も儲かりません。ひたすらに自己献身をする、基本的には険しい道だと思います。むしろ魔女になることに何らかのご利益があると吹聴している団体や人たちがいるならばそれは疑ってみてください。
【イギリスからアメリカへ】
欧米では70年代に「魔女になりたくて放浪する人」が増えることとなりました。「今日の魔女術」以降、現代の魔女文化が知られるようになる過程で志望者の数と椅子の数がマッチしなかったのです。
ガードナーの死後、多くの魔女の人たちがガードナーに代わってカヴンを率いたり、本を執筆したりするなどの形で現代魔女術の世界を牽引しました【註1】。彼らは別の流れを作り、ガードナーの流れを受け継いだ人もいましたが、アメリカでは全く異なる流れも生まれました。
特に影響力があったのは「魔女の王」と宣伝したアレックス・サンダースでした。アレックス・サンダースと妻のマキシーンは1965年以降メディアに多く露出し、一世を風靡し、彼らのメディア露出は世間を賑わせ、多くの魔女の若者を参入させました。映画にも出演し、CDをリリースし、アンダーグラウンドの音楽シーンでも名が知られる存在になりました。彼らはガードナー派よりも儀式魔術の要素が強いアレクサンダー派の創始者ですが、彼らの影の書はガードナー派のコピーであり、彼自身が本当はガードナー派への参入を強く希望しており、そして、実際に参入した人物であったといわれています。彼らの宣伝活動により「クラフトを学びたい、イニシエートしたい!」と考える人は確かに増えました。
1964年にはチャールズ・カーデルによってガードナー派の影の書と呼ばれる実践に関する内部資料がガードナーの遺志に反して流出しました。これにガードナーの弟子の魔女たちは当然怒りました。影の書はウイッカの秘儀を記したものであり、伝統的に入門者のみに伝えられるものだったからです。
さらにレディ・シバという人物によって1971年に出版されるということまで起こりました。これは米国で最初に出版された影の書でした。本書は多くの新しい魔女たちが参考にしたと言われています。これによって魔女であると自認し、カヴンを作る人たちがアメリカでも増えました。
しかし、影の書の編纂者であったドリーン・ヴァリアンテはこのことを快く思いませんでした。彼女は出版されたものが古いバージョンで気に入ってなかったことを著書の中で書いていますが、そもそも影の書はガードナーのみが書いたものでなく、ヴァリアンテを含む当時の弟子たちの実践を通して有機的に編まれた共同作品でした。レディ・シバが影の書の出版権を主張したことも問題でした。
ガードナーの死後に起こった弟子たちのいざこざ……しかし、これらの出来事によって現代魔女の世界の流れが大きく変わります。
アレクサンダー派の魔女であったジャネット&スチワート・ファーラー夫妻と現代魔女の母と呼ばれるドリーン・ヴァリアンテの協力により、これまで伏せられてきたイギリス発のウイッカの伝統は書籍によって紹介されるようになったのです。ドリーン・ヴァリアンテ自身も70年代に新規参入者のために三冊の現代魔女に本を執筆しました。
また同時期、マリアン・グリーンという「クエスト」という雑誌を編集した人物がいました。彼女は儀式魔術にもウィッチクラフトにも広い知識を持ち、1960年代にロバート・コクレンとドリーン・ヴァリアンテを含む様々な魔術グループのメンバーと出会ったと言われています。彼女は「クエスト」誌の中でガードナー派やアレクサンダー派の信仰の形式を否定し、神々も二柱に限定せず、古い神々は元素の力であり、魔女になりたいと思う人々は直接、彼ら自身のやり方で出会うべきだという方向性が示されました。つまり、マリアン・グリーンも英国伝統派ウイッカ流のグループによるイニシエーション・システムは不要であると主張し、イニシエートとは本質的に自分の中で起こるという考えを広めた人物でした。
こうした70年代の動きがあり、誰もが自分で魔女のカヴンやグループを作ったり、一人でも魔女に参入できる道が開かれていきました。今日多くの魔女が彼らの本を参照して自己参入の儀式を行い、魔女になっています。
1963年、レイモンド・バックランドによってウイッカはアメリカに上陸します【註2】。バックランドもアメリカでウイッカが広まることに大きく貢献した人物でした。多くの本を書き、シークス・ウイッカという自分の流派を立ち上げました。
一方、ガードナーの著作やイギリスからもたらされたウイッカから影響を受けた異なる流れがアメリカで現れはじめます。
70年代半ば以降にはアメリカでフェミニスト魔女達が爆発的な影響力を持ち、現代魔女文化の中心は完全にアメリカへと移行していきました。スザナ・ブダペストは女性だけのカヴンを作りダイアナ派として知られるようになりました。彼女たちはラディカル・フェミニストであり、魔女たちの活動をフェミニズムと繋げていったのです。
さらに、1979年に出版されベストセラーとなったのがスターホークの「聖魔女術」(The Spiral Dance)【註3】です。この本には自分たちで魔女のカヴンを作ったり、個人で実践したりする方法がツールボックスのように書かれており、何より強烈な詩的センスのあるアーティストであるスターホークが魔女の実践をアクティビズムとして、その実践を世に広めたのです。数千という多くの女性たちがこの本から魔女に参入し、各地でグループができたといわれています。ちなみに私もこの本に大きな影響をうけた一人です。
この現代魔女たちの実践がフェミニズムやエコロジー思想と融合する流れはイギリスに逆輸入もされ、ヴァリアンテが感銘を受けるほど大きいものになったのです。
豊穣の宗教だった現代の魔女文化は、アメリカで自然宗教に変わっていきました。女神である地球と共に生きようとする魔女たちの多くは緊張感を増していく冷戦、環境問題に危機感を募らせていき、エコロジー運動、反核運動に共鳴していったのです。
こうして、アメリカでは英国伝統派ウイッカだけでない様々な流派が登場し、ソロ魔女向け、あるいは自分で魔女のグループを作ることを後押しする本が出版されるようになりました。その代表的なものはドリーン・ヴァリアンテ、レイモンド・バックランド、マリアン・グリーン、スターホーク、ヴィヴィアン・クロウリー、スコット・カニンガムらによって広く紹介されました。これにより急激に現代の魔女に参入する裾野が広がったのです。日本でもこれらの素晴らしい古典の一部が国書刊行会から翻訳されて紹介されましたね。
日本では翻訳されていませんが、1980年代の終わりにはレイ・べスという作家によって「ヘッジウィッチ」という概念が登場します。この系統は、いわゆるカヴンやイニシエーションのないソロ魔女のためのウイッカの手引き書として90年代以降に広まりました。日本ではハーブを使いこなし、丁寧な暮らしを実践するタイプの現代魔女が一番人気があるように見えますが、その現代魔女のイメージがまさにこれです。この流れは比較的新しいもので、実はこの魔女観がフェミニスト魔女達の歴史観の延長線にあることは実践者にもあまり意識されません。
魔女に関連する出版の流れはソロの魔女たちの誕生を後押ししましたが、その後良くも悪くも現代魔女文化のポップ化が起こりました。よりライトにこの文化が消費されるようになると、一部はニューエイジ文化などとも混交し、古参の魔女達との間に考え方の違いや確執が生まれていきます。
しかし同時に1996年にはハリウッドで現代の魔女が扱われた映画「The Craft」が公開されるなど、ティーンエイジャーまで巻き込みPTAを驚かせるほどに認知度が広まりました。このことによって悪魔崇拝というステレオタイプから離れ、ウイッカはある程度社会的に認知されるようになったのです。
一方でティーンエイジャーの魔女、通称ティーンウィッチが多く魔女の世界に現れたことは昔からのウイッカの人を驚かせました。もともとヌードで儀式をしていた一部の人たちの実践がメインストリームのポップカルチャーとして紹介されたり、ましてやその世界に10代が入ってくるなど想定されていないからです。
しかし、その後もウイッカや現代魔女文化は「バフィー〜恋する十字架」や「シンプソンズ」、近年ではディズニーの「ホーカスポーカス2」などドラマや映画にも影響を与え続け、メインストリームの魔女のイメージに影響を与えました。
2010年代以降にはSNSで世界中の多くの現代魔女を見るようになりました。現在、現代魔女文化の全体像を把握することは困難です。日夜ダイナミックに、多様に、SNSでは見えないところで変化しているのです。
【魔女は宗教?誰でもなれる?】
大事なことなので繰り返しますが、現代魔女文化は私にとっては芸術的な実践であり、多くのことを学んできたのでとても魅力的だと感じています。しかし、現代魔女術をどのようにとらえているかは、現代魔女によって異なります。ある人にとっては「宗教」であり「術」であり、あるいは「生き方」「道」でもあるので一概には言えません。
現代魔女の中でもウイッカが特に影響力があったことはこれまで述べてきましたね。そのウイッカをはじめたガードナーは自分たちの実践を「魔女のカルト」と表現していました。カルトと聞くとなんだか怖い感じがしますよね(笑)?
一方で若い頃の私にとってのカルトという言葉はちょっと興奮するものでした。よくTSUTAYAに行ってカルト的人気の映画を手にとっては片っ端からみる学生時代を過ごした方も多いのでは?カルトという言葉には「王道なモノではないんだけど、一部の熱狂的な人々に支持されている」というような意味で使われることがありますよね。ちょっと公には理解されないような、怪しい秘密の愉しみです。
「カルト」はそもそもラテン語の「cultus」(崇拝、礼拝)に由来し、宗教的な実践や儀式を指す言葉で、悪い意味はありませんでした。
ですが、60年代以降に「カルト」は徐々に危険な新興宗教などを指す言葉になっていきました。70年代後半にジョーンズタウン人民寺院集団自殺事件というおぞましい出来事により、カルトは危険で破壊的な宗教団体を指す言葉として定着しました。そして、現在皆さんが想像するような、強制的な勧誘や洗脳、閉鎖的な組織構造、指導者への絶対的服従などを特徴とする問題のある宗教団体や集団、壺を売る人たちを指す言葉として使用されるようになっていきます。
時代が移り変わる中でカルトという言葉の用法が変わっていったことで、現代魔女の人たちも自分たちの実践をカルトとは表現しなくなっていきました。むしろ、ちゃんとした宗教として認めてもらいたいと考えるようになったのです。
1975年、アメリカで「女神の契約(Covenant of the Goddess、略してCOG)」という団体が誕生します。COGはウイッカの法的認知と保護、そして異なるウイッカの伝統間の協力を促進することが主な目的でした。「魔女たちの声」として、とても重要な役割を果たしたのです。スターホークが関わっていたことで知られています。
例えば、軍隊の中に魔女の信仰を持つ人がいたとします。その人が「自分の信仰に基づいて祈りを捧げたい」と思っても、以前は難しかったんです。でも、COGの地道な活動のおかげで、1985年にアメリカ軍は魔女の信仰を正式に認めることになりました。2007年、退役軍人の墓石に、魔女のシンボルである五芒星(ペンタグラム)を刻むことが認められました。キリスト教徒が十字架を使えるように、仏教徒が法輪を使えるように、魔女たちも自分たちのシンボルを使う権利を得たのです。
この決定までには10年以上もの粘り強い働きかけがありました。魔女たちはメディアと対話し、他の宗教団体と対話を重ね、そして少しずつ、社会の理解を得て、「悪魔崇拝者」のような魔女に対する誤解を解き、「何人にも害を及ぼさないならば、汝の望むことをなせ」という深い責任と熟慮を伴う倫理観を持って生きていることを証明していったのです。
このように、現代の魔女たちは「怪しい集団」というレッテルを乗り越え、一つの信仰として認められる道を切り開いてきました。
私自身は、ウイッカではありませんし、ウィッチクラフトを宗教という言葉で表現することはしません。その理由は、宗教という言葉を使うことで、多くの人が「特定の教義を信仰しなければならない」「目に見えない何かを信じる必要がある」といった先入観を持ってしまうからです。
スターホークが言うように、ウィッチクラフトの実践において、何かを信仰するシステムは必ずしも必要ではありません。一方で、ウイッカの実践者たちにとって、ウイッカは確かに宗教としての重要な意味を持っています。現代魔女文化に初めて触れる方々には、このような解釈の幅や複雑さが存在することを理解し、その歴史的な背景を知っておくと余計な行き違いを避けることができます。例えば呪いや悪魔崇拝については割とタブーな雰囲気が魔女たちのコミュニティにあるのはこのような理由からです。現代魔女文化は、長い時間をかけて偏見を乗り越え、少しずつ社会に理解され、発展してきた歴史を持っています。実はこの雰囲気、時代と共に変わってきてるのですがそれは追々話しましょう。
私は現代魔女術の実践を通して自分の中の創造性や欲望を知り、それを開き、グループのオーガナイズ方法や世界との関わり方、フィクションを使った実践について考えてきました。いまこの連載を読み、現代魔女を実践しようとしているあなたがもし魔女になりたかった場合、最初は一人で「ソロ魔女」としてはじめて、全く問題ありません。そのうち一緒に儀式をする相手を見つけるかもしれません。儀式を組み立て、祝うことを通して楽しい実践を編むことができると思います。
【註1】ウイッカの広まり:
それまでのイニシエーションは人から人へフィジカルな儀式によって伝えられるものだったが、ウイッカの情報は本が出版されたときから広まり始め、ガードナーの死後、より知られるようになりはじめていた。
【註2】レイモンド・バックランド Raymond Buckland:
1934-2017年。イギリス生まれの魔女。アメリカにウイッカを最初に紹介した人物。 後に彼はガードナー派ウイッカから独立し、サクソン・ウイッカという独自の伝統を創立。これは北欧やアングロサクソンの民間伝承を重視した流派として知られる。日本で読める翻訳に、楠瀬啓(訳)『サクソンの魔女―樹の書 (魔女たちの世紀) 』、佐藤美保(訳)『バックランドのウイッチクラフト完全ガイド (フェニックスシリーズ)』がある。
【註3】「聖魔女術」(The Spiral Dance)
国書刊行会より翻訳書が刊行されている。秋端勉監修、スターホーク著、鏡リュウジ・北川達夫訳『聖魔女術』(1994年)。