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腕がなるぜの言い換え
「腕がなるぜ」を言い換えたい。読書家っぽいかたちで言い換えたい。いま読んでる本がとても面白く、冊数にしろページ数にしろかなり多いから、そのわくわく感というか気持ちの昂ぶりみたいなもの上手く言語化したい。
ほら、山登り前の高揚感とか、京極夏彦のぶ厚い小説を前にすると感じる「気合い入れるぞ……!」みたいな熱が高まる感覚。
ああいうのを「腕がなるぜ」みたいな感じで読書バージョンにして言語化できないかなーと思ったんですよ。
で、自分の頭ん中で会議をしていくつか候補を上げてみることに。
・「読書欲がわくぜ」
〇 意味やイメージとしては外れてない。けどなんか物足りない。あとちょっとダサい。ほとんどそのまま思ったことを言ってるに過ぎずもう少しひねりがほしい。不採用。
・「読み応えがありそうだ」
〇”読み応え”という言い回しにくどさを感じる。でもガッツが伝わってもくるので嫌いじゃない。
・「本を読むぜ」
〇ただの意気込みである。ひねり云々言う以前に何も言ってないに等しい。でも実直さが感じられるし、ただ当たり前のことを言ってるだけという一周回った面白みもあるのでわりと好き。
・「読書家の血が騒ぐぜ……‼︎」
〇他の方から一案として出してもらった例。これは欲しいイメージにかなり近い。「読書家」の「血」が「騒ぐ」という本来あり得ない、別フィールドにある言葉通しの連なりが良い具合に相互作用していて使いたくなる。ただ、読書家と自称することに躊躇を覚えるんだよな、自分は。
・「え!これ全部読んでいいの!?」
〇これも他の方から出してもらった一案。読書へのわくわく感と素直さが出ていていい。底の見えない好奇心も感じられ、周りに「恐ろしい子……!」と思わせることが出来そうだ。
・「I'm getting the urge to read.」
〇あえて英語にしてみる。何となくかっこいいがいかんせん意味が伝わりにくい。却下。
・「追放された本好きは気ままな読書ライフを謳歌する。~あらゆる本を読みたいと思ってる俺は超速読術で大量に読書を進めていくつもりだけど出会った小説の面白さにたじろいで嬉しさと興奮がないまぜに~」
〇あえて追放ものっぽく、しかも長めにしてみる。趣旨を理解できてないバカ案なので当然却下。
・全てを視わす眼
〇能力名のようにしてみる。中二感が漂っていて好み。意味が伝わりにくい点と少々の恥ずかしさに耐える必要があるのが難点。でもやっぱり好きなので使いたい。インフィニティ・アイ発動!
・瞳孔が開くぜ
〇初心に戻って「腕」が「なるぜ」のように言葉の連なりとして趣きを感じるものを考えてみる。悪くは無いのだけど読書と繋がりが無い点が惜しい。
というわけで今んとこ上手い言い回しは思い浮かんでおりません。個人的には「読書家の血が騒ぐぜ……‼︎」が一番イメージに近いので出来れば使いたい。でも読書家の自覚は無いので「読書家」の部分を「本好き」とか「たまに読書にハマる者」くらいの塩梅で置き換えてみよう。
つまりこれらを踏まえて「腕がなるぜ」を私なりに言い表すと「たまに読書にハマる者の血が騒ぐぜ……‼︎」ということになるわけだ。うん、なんだかすごくバカっぽいな。ダメだこれは。
てなことを年末考えながら過ごしておりした。1年の最後の日にもんもんと。除夜の鐘を聞きながら。
相変わらず不毛です。
というわけでこんな感じですが今年もよろしくお願いします。
今年もnoteを書くぜ。ぼちぼちとな!