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ボールペン握手会(第2期)

ぱんぱかぱーん。第2回ボールペン握手会を開催致します。
前回の記事を書いたあと、色んな方におすすめのボールペンを教えてもらう機会をたまわり、文具が楽しいということにも気づいたので、あちこちの文房具店に足を運びながら再び握手会を開催しておりました。うーん楽しいねえ。これもひとえにボールペンを愛する皆様のおかげ。前回はお手頃な価格帯のものが多かったですが、今回は少々値が張るものも増えています。ボールペンに興味を持つ前は個々の違いにほぼ意識を向けていなかったのですが、色々使ってみるとやっぱりそれぞれ個性ががあるなあと。
というわけで、ここ最近握手会をして実際に買ったボールペンをご紹介します。はじまりはじまりー。

なお、前回の記事はこちら。


サクラクレパス『ボールサインiD』

サイが主人公の作品って見たこと無いな

丸みがあるボディと鉛筆の6角形を組み合わせたデザインが特徴的。つまり鉛筆の感触とボールペンらしい丸みを同時に味わえ、自然と手にフィットしてくれるという優れものなのだ。0.4mmという太さも珍しく、ノックしたときのカチカチとした感触も気持ちいい。そして何より黒のカラーバリエーションが豊富。モカブラック、フォレストブラック、ミステリアスブラックと様々な「黒」を取りそろえており、画像では分かりづらいけど、私が買った「ナイトブラック」は若干青みがかかっている。かっけ~。発色がよく、しかもインクの乾きが早いので使っていてストレスを感じません。これといって文句の無い仕上がり。勉強の出来る優等生、なんだけど実はめっちゃ夜遊び慣れしてた、みたいな。そういうほどよい抜け感。


三菱鉛筆『ユニボールワンP』

なんとなくR2D2みを感じる

太く短く丸みのあるデザインが唯一無二。思わず手に取ってみたくなる可愛さがありますね。ノックしたときの感触は気持ちよく、カチカチしたくなります。また、芯が出た状態の見た目もフォルムの美しさを損なわないよう作られている。これぞ職人魂。使ってみた感触はシャラ~って感じ(もっと伝わるように書け)。ボディのカラーは他にも様々あり、どれも色合いがやわらかいので癒し効果が高いです。インクはかなり濃いめ。なので絵でも字でもはっきりした見た目になる。印象としては面倒見が良さそうなタイプ。前回紹介したユニボール ワンFに対してのドラミちゃんのような妹分にあたる存在とでもいうか。あっちがC3POだとしたら、こっちはR2D2みたいなもん。あるいはゴンスケに対するモンガー。ルイージとマリオ。ウラディミールとエストラゴン(違)


三菱鉛筆『ユニボールシグノ』

ユニコーンと言えば『ブレードランナー』が真っ先に思い浮かびます

さら~と書けてクセが少ない。しかも軽いのでたくさん字や絵を描く人にはうってつけなペンかと思います。透明ボディでシンプルな見た目ですが、グリップ部分が微妙に凹凸となっており、ここはこだわりを感じる部分。この凹凸が絶妙に疲れにくくしてくれてる気がするなあ。インクの出が良いのも特徴で、エナージェルインフリーと並んで”かすれる”という心配はゼロ。ただ、逆に言えばインクの出が良すぎるのでモタモタしてると結構滲む。なので使う際は戦闘モード(字や絵を書くモード)に入る必要があります。初心者から上級者までみんなに愛されるようなスタンダードな魅力をもった子ですね。


ゼブラ『サラサナノ』

菜の花、のつもり

細かくシュッシュッと書けるのでかゆいところに手が届く。画像だとわかりづらいけど発色がきれいです。さらにカラーバリエーションがすっごい豊富。店頭で並んでるのを見ると楽しい気分になり、握手会が盛り上がる。あとインクの乾きが早いのもいいなあ。書いてすぐにこすってもぜんぜん手に付かない。ちなみにグリップの部分はゴム製になってるので持ちやすいです。芯は0.3mmとかなり細く、これに慣れたら離れなくなっちゃいそう。色を揃えることでどんどん強力な存在となるので、チームワーク重視型の部活に所属してる縁の下の力持ち、という印象。


三菱鉛筆『ピュアモルト ジェットストリーム インサイド』

ドラクエで好きなモンスターはグレイトドラゴン、おおきづち、ゾーマ、ベビーサタン、キラーマシンあたり

グリップが木製なんですよ。だから触ったときの感触も見た目も使う人に落ち着きを与えてくれるんです。しかも全体的に丸みを帯びたデザインになってるので、渋さと可愛げが同居してる。ずるいなあ。こんなん好きになっちゃうよ!
やっぱジェットストリームっていい。書き心地もすごくいい。意識して多機能ボールペンを買ったのはこれが初めてだけど、かなり気に入りました。持ったときテンションが上がるってボールペン選びで大事な要素だ。


三菱鉛筆『ジェットストリームプライム 回転繰り出し式シングル』

イルカの背に乗るというイメージはどこから来てるんだろう

ほどよくずっしりとした持ち味が高級感あって良い。ジェットストリームシリーズの単色モデルの中では最も高価なものらしく、それに見合うだけの書き心地があります。メタリックで光沢のあるボディの先端にはゴムが付いており、持ちやすさもしっかり担保。なるほどこれがジェットストリームの本領というわけか。これを持っていたら仕事出来そうな印象を相手に与えられそうな気がします。とか言って落書きのために使っているわけですが。
でもアクロドライブと比べるとやや色が薄い気もするな。もしかしたら0.5mmよりも0.7mmのがいいのかも。なんつうかこの子の真価は太い芯の方が発揮される気がするので。


パイロット『アクロドライブ』

フュリオサ早く観たーい

見た目が良すぎる。嫌みの無い高級感。デザインではもうこれ以上は無いってくらいの完成度。回転式になってるので芯を出す際は少し回す必要があるのだけど、ちょっと動かしただけで先まで自動的にクリッと出てくれるのもいい。ジェットストリームプライムと重さは同じくらい。ちょい重量感あり。書いた感触は非常に滑らかで、滲んだりかすれたりすることもない。んー、これと言って文句が思い浮かばないな。私が買ったのは黒のデザインだけど、この他いろんなカラーがあり、好みにあったのを買うと幸せな気分になれるはず。これ一本でずっと使い続けていけそう。買ってよかった。あと名前がかっこいい。ここ大事な点です。


伊藤潤二展 誘惑『ジェットストリーム(富江)』

禍々しく輝き続ける地獄星

グリップがゴム製になってて持ちやすい。なめらかな書き心地も素敵。つうかまあ、富江が描かれたボディが最高。もうそれだけでわしゃ満足じゃ。はっきり言ってめちゃくちゃ気に入ってますこれ。好きすぎてあんまり使わないようにしてるくらい。もちろんジェットストリームなのでそういう見た目の良さだけで無く使いやすさも備わっている。こいつぁテンション上がるぜ。このボールペンも分裂して増えないかなあ、富江みたいに。この素敵さはなかなか名状しがたいものがある。

というわけでボールペン握手会の第2弾でした。今回は三菱鉛筆、の中でもジェットストリームが多めになった気がする。もちろん前回買ったボールペンにも良いところはたくさんあって、それぞれの個性を比較しながら絵を描いたり、メモを取ったりするのはまあ楽しいです。
ボールペンは機能とか、デザインとか、持ち心地とか色んな見どころがあるけれど、やっぱり一番大事なのは自分自身が使っててテンション上がるかどうかだと思う。
名状しがたい気持ちよさ。
それを求めて私はまた文房具店に足を運ぶ。
ペンの違いを知るために。自分にとって最良のパートナー(ボールペン)を見つけるために。人が生み出した筆記具の限界を知るために。
ボールペンの沼は深い。




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