見出し画像

連珠家見習いは憧れの人との対局を夢見る

画像1

関東の連珠プレーヤーにはお馴染みの、畳部屋がある芭蕉記念館。

ここで、帝王戦関東予選が行われました。

帝王戦は関東最高棋戦で、基本的には有段者戦です。

ただし級位者大会で勝ち越しした方や、五目クエストで初段以上ある方も参加できます。

というわけで、級位者の私も参戦です。

去年参加した時は何も出来ずに、全敗しました。

棋力差もありますが、級位者には厄介なのがオープニングルール。

先手が有利になりやすい連珠では、色々なオープニングルールがあります。

その1つの「四珠交替打ち」。いわゆるソーソロフ8です。

連珠家として憧れの藤田さんとの対局がついても、勉強不足の私はついていけず速攻撃沈…

あまりの負けっぷりに恥ずかしくなり、未だに頭を掠める日があります

今年こそは…!と決意して勉強してみるものの、あまりの広さ・深さに途方にくれます…

そこで思ったのは珠型(オープニングの石の並び)を絞り、自分の提示(仮の先手)の時は粘れるようにする作戦。

そして今年も藤田さんと対局出来ることになりました。

ニギリという方法で先手・後手を決めている間、先手になりますように!とドキドキしながら祈るも私は後手番に…

そして提示されたのが

画像2

銀月(ぎんげつ)

リアルの連珠の対局では打ったことはないですが、五目クエストではそこそこ馴染みのある形。

しかしこの形を相手にしたときの私の勝率が悪く、勉強不足とはいえ後手番にはなりたくない!

意を決して先手番を取ります。

当たり前のように5手目を間違えて置いた私は、あっという間に不利な形になったことを悟り頭を抱えます。

そして速攻決着がつきました。

画像3

連珠に馴染みがない方にご説明すると、連珠の先手には置いてはいけない場所があって、今回は×印が付いている所です。

(五目並べは先手がかなり有利な為、黒に制限があります。そのルールでプレイしてるのが連珠です。)

こうなるのは読めても回避する事は出来ずに、落ち込む事数分…

投了しました。

互角に戦えなくても、1分でも長く対局してたかった。

藤田さんと真剣に戦える場所が提供されたのに去年より酷い内容だった。

頭の中が後悔でぐるぐるしていたのが顔に出ていたのでしょうか…

局後、藤田さんから様々なアドバイスが。

連珠が大好きで、時には弱音吐くこともあったり、誰彼捕まえていつまでも打っていたり。

後輩にこんな風に優しくアドバイスしてくださるところも素敵で憧れます。

次また対局することが出来たなら、少しは成長した姿見せられるといいな。

憧れの背中はまだまだ遠くて見えなかったと、自分の惨敗棋譜をあげて振り返りしてみました。

10手程で決着がつくほど、連珠はスリリングで楽しいですよ笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?