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【囲碁&将棋】王座戦70期記念特別対談に寄せて

【将棋】羽生九段と【囲碁】井山王座の特別対談

今日は囲碁と将棋の王座戦70期を記念し、日本経済新聞が主催する特別対談が行われました。将棋界からは羽生善治九段、囲碁界からは井山裕太王座が出席し特別対談が行われました。

羽生九段は王座戦を19連覇するなどタイトル通算99期で永世七冠、井山王座も二度の七冠達成を含むタイトル69期という各棋界を代表するお二方の対談!聞きたかったですね…。仕事さえ休めたら拝聴したのですが(泣)

問われるAIとの付き合い方

将棋も囲碁もAIの活用法が進み、AIvs人類からAIの思考を取り込んで強くなる時代にフェーズが移りました。囲碁だと序盤から隅に入る「ダイレクト三々」が有名ですが、序盤では研究が進み似たような進行が多々見受けられるようになりました。中盤以降は厚みが好きな人、戦いが好きな人、地に辛い人などと対局者の個性が出てくると思います。対談でもAIとの付き合い方が大きな話題の一つでした。

例えばAIは序盤という大気圏を突破するためのロケット

囲碁でAIを活用することは、序盤という大気圏を突破するロケットのブースターのようなものかもしれません。AIで序盤という大気圏を突破して、中盤以降の宇宙に入り、そこからは対局者の目的地に沿って着手を進める感覚が近いと思います。

もちろんAIをまったく活用しない棋士もいらっしゃいます。そうした方はAIというロケットより自分の培った棋風・経験の方が効率よく大気圏を突破できると結論したからだと思います。

私個人の話だと昔はとにかく序盤が弱かったので、AIの存在はとても勉強になりました。

自由に打って良い

私は将棋を指せませんが、以前の囲碁は絶対的な「定石」があり自由に打てるイメージはありませんでした。今は旧態依然の考え方に囚われない自由な打ち回しができるようになったのはAIのもたらした良い点です。

ただダイレクト三々が代表例ですが、最近私はAIが推奨しているし、プロ棋士も打っているからという理由で、深く考えず囲碁を打つことが増えました。自分でロケットのブースターを作るのは苦労しますが、点検くらいは必要かもしれません。

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過祭 進碁
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