戦う理由をくれた『3月のライオン』
趣味は囲碁ですが、続けている中で1つ分かったことがあります。それは自分の才能の無さ。自分より強い人は五万といるし、自分のセンスの無い手を見て泣きたくなった時もあります。大学4年生の時にはほとんど囲碁を打たなくなり辞めてしまいました。卒論や就活が忙しいという建前でしたが、実際はしょーもない理由で、当時は麻雀が楽しかったり、自分より強い後輩が入ったり、同期に抜かれたり…。
そんな自分にもう1度囲碁を打つ理由をくれたのが、羽海野チカ先生が描かれている将棋漫画『3月のライオン』です。囲碁を始めるきっかけは『ヒカルの碁』ですが、大人になっても囲碁を続ける理由は『3月のライオン』の影響が大きいです。
最初はNHKで放送されたアニメを観て漫画を揃えました。
主人公が序盤で「戦う理由がない」けど「負けると苦しい」中途半端な状態を少し重ねたり。学生時代の「潔く」負けたつもりが「投げやり」に打ってしまったことを思い出したり。
『3月のライオン』は魅力的な登場人物が多いですが、特に好きなのが島田開八段です。
好きなセリフを引用しましたが、戦う理由を貰った気がします。
冒頭で自分には囲碁の才能が無い!と書きましたが今もそう思っています。
ただし卑下している訳ではなく、足りない所は勉強して積み重ねて…泥臭く負けにくい内容を目指すようになりました。昨日より今日、去年より今年と少しでも前に進んでいる実感がします。
たまたまネットのニュースで羽海野チカ先生が体調を崩されたと聞きました。『3月のライオン』の続きは楽しみですが、ゆっくりと少しずつでも体調が回復されることを祈念しています。安定した仕事のパフォーマンスを継続するってとても難しいことですからね。
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