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【囲碁】自分の対局振り返り 2月のフライデーナイトIGOより

今年からIGOcompany-Uさんのメンバーシップに参加しています。私は基本的に級位者の方や高段者を目指す方のお手伝いをする予定です。今回は2月に開催された1局より振り返りを兼ねて宣伝していきます。


テーマ図1【黒番】

3子局で私の白番です。黒56で黒が頑張って場面です。周りに黒石が多いのでテーマ図1のように白を攻めるのも有効ですが、個人的に黒56は別の手も考えられます。

テーマ図1の黒56も1つの手段です。

個人的なおすすめ

黒56で上から白を押さえつけます。黒×2つは白に取られますが、黒62に守れば右辺から中央にかけて黒に強大な厚みが生まれます。

厚みを活かして

仮に黒66まで進むと白の陣地は60目、黒は右辺から中央にかけてだけで70目以上あります。AIは多少相手に陣地を与えても厚みや連絡に重点を置いているので、本図のような進行も自然な流れだと思います。

テーマ図2【白番】

テーマ図1から黒68まで進んだ場面です。白は黒△を取らないと黒に切られた形で一方的に攻められてしまいます。手筋の応用で黒△を取りましょう!

白番で黒△を取る方法をかんがえます

失敗:シチョウは成立しない

シチョウ(連続でアタリを続ける手筋)で取れれば良いのですが、この場面では成立しません。シチョウの先に黒石が存在するためです。

シチョウの先(赤矢印)に黒石が存在するため成立しない

正解:ゲタの応用

白69とゆるくゲタの応用で封鎖する手が正解です。もし黒が全力で逃げ出そうとしても白75まで捕まえることができます。

正解はゲタの応用

今回のようにゲタの応用を覚えることができれば、不用意に切ってきた相手の思惑を大きく外すことができるので是非身につけてください(登場頻度も多いです)。

テーマ図3【白番】

最後のテーマ図として黒70まで進んだ場面。白71を考えます。

次回に続きます

白71で候補A~Cを挙げてみました。個人的にノータイムで着手を選んだのですが、局後の検討で宇佐美先生からこういう手もあると教えられて勉強になりました。的確なアドバイスをもらえるのもオンライン指導碁の良い所ですね。

3/7(金)も参加予定です(定時で帰ることができれば…)。もし興味のある方は冒頭のリンク先へ!


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過祭 進碁
チップありがとうございます!微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えているので、棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。