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ポケモンキッズと旅する 第58回 マイナン|京都・北山
本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
第五十八回、マイナンと京都・北山です。
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誰もいない写真が撮れています。
後から加工で消したわけではありません。
まさかの貸し切り…というわけではなく、朝一に来たからです。
正式名称を鹿苑寺というこの寺院は、室町時代の3代将軍、足利義満によって創建されました。
金閣の名で親しまれるこの三層楼閣は、鏡湖池のほとりに建っています。
金箔に覆われた二層・三層部分が、池面に映るその像と相まって、その姿には強い感銘を受けます。
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足利義満が建てた金閣寺は、「北山文化」の代表例です。
北山文化は、室町時代初期に栄えた文化で、将軍足利義満の時代を特徴づけるものです。
この文化の特徴は、公家文化と武家文化の融合にあります。
金閣寺の建築様式がまさにその象徴で、1階が寝殿造りの公家様式、2階が武家様式、3階が禅宗様式となっています。
ということで、この金箔で黄金に光り輝くその姿、写し込むキャラは金色系統でないと、ということでマイナンという人選となりました。
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また、実はこの建物は再建で、金閣寺放火事件が1950年に起きています。
焼失直前には金箔が剝げかかった質素な作りの建物でしたが、焼失5年後に再建された現在の建物は、金箔に覆われた創建当初の姿を忠実に再現したものとして往時の輝きを取り戻しました。
これって、「やけたとう」の元ネタ?
銀閣寺と金閣寺の位置関係に、東寺(五重塔がある寺)と西寺(塔があった現存しない寺)とを掛け合わせたのでしょうかね?
金閣寺から南へ足を運ぶと、学問の神様として親しまれる北野天満宮に辿り着きます。
この神社は、平安時代の文化人/政治家である菅原道真を祀っています。
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菅原道真は平安時代中期、朝廷で重要な地位(右大臣)まで上り詰めましたが、左大臣・藤原時平の謀略により大宰府に左遷され、そこで生涯を閉じました。
菅原道真の死後、都では疫病や天変地異など様々な災いが相次ぎ、特に藤原氏にも不幸が続きました。
これらの出来事は、菅原道真の怨霊によるものと恐れられ、朝廷は菅原道真を祭神として祀ることを決めました。
このようにして菅原道真の怨霊を鎮めるために建てられた天満宮は、やがて菅原道真が生前に優れた学者だったことで、学問の神としてあがめられるようになっていきました。
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菅原道真の「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」という代表的な和歌の一つがあります。
※5句目は「春な忘れそ」としているものもあります。
この歌は、菅原道真が大宰府へ左遷される直前に詠んだものとされています。
「東風(春風)が吹いたら香りを(大宰府まで)送ってくれ、梅の花よ。主がいないといっても、春を忘れないでくれ。」
菅原道真が謀略により無実の罪で左遷されることになり、自宅の庭に咲く梅の花に別れを告げながら、詠んだものです。
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この歌にちなんで、梅の花は天満宮と強く結びつけられるようになりました。
菅原道真を祀る神社である天満宮では、この逸話により梅の木を植えるようになりました。
北野天満宮をはじめ多くの天満宮では、境内に梅園が設けられ、梅がシンボル的存在になっています。
原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。
ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。次回もお楽しみに。