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ポケモンキッズと旅する 第80回 ビクティニ|東京都立川市

本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。

第八十回、ビクティニと立川です。

昭和記念公園は、その広大な敷地と緑豊かな憩いの場として多くの人々に親しまれる公園です。

※この公園は東京都立川市と昭島市にまたがっていますが、立川市に属する面積の割合、また所在地住所のため、立川市として扱います。

広大で平坦な土地が広がるその特徴的な地形は、かつて飛行場として利用されていた名残です。

当企画では過去に、起伏がある理由は河岸段丘だからなどといった、後背にある理由を説明してきましたが、今回は広大で平坦な理由は元飛行場だから、です。

立川口のあたりでは、黄金色に輝くイチョウ並木が目に飛び込んできます。

約300メートルにわたって続くイチョウ並木は、左右対称に植えられた巨木が水路に沿って続きます。

秋には黄色に染まった葉が地面を埋め尽くし、黄金色の絨毯を織りなす光景は圧巻です。

園内には、水鳥の池と呼ばれる広大な池があり、静かな水面に水鳥たちが羽を休める姿が見られます。

さらに、園内を横断するように流れる残堀川は、公園整備に伴い生物多様性に配慮した川づくりが採用されています。

幾つもの橋が架けられ、公園内を散策する人々の足元を支えています。

霧の森エリアは、霧が立ち込める神秘的な空間です。

地面を覆う人工霧は、まるで雲海の中にいるかのような錯覚を覚えさせます。

こもれびの里エリアは、近世の農村要素を中心に構成された、武蔵野の農村風景を再現したエリアです。

茅葺屋根の古民家、水田や畑、そして周囲を囲む屋敷林。

まるでタイムスリップしたかのような懐かしい風景が広がり、当時の暮らしを肌で感じることができます。

一方、「日本庭園」は、静寂と調和がとれた、趣深い空間です。

池泉回遊式庭園の様式(池の周囲を巡って散策しながら変化する風景を見て回る様式)です。

特に秋の紅葉シーズンには、燃えるように赤く染まった木々が池面に映り込むさまは印象深いものがあります。

庭園内には、「昌陽」をはじめとする趣ある四阿(あずまや)が点在し、それぞれ異なる角度から庭園の風景を見て回ることができます。

まるで額縁に切り取られた絵画のように、池と周囲の自然が織りなす風景は、見る者の心にやすらぎを与えてくれるでしょう。

秋の昭和記念公園は、黄金色に輝くイチョウ並木と、燃えるような紅葉により、美しい絵画のように彩られます。

この季節ならではの特別なひとときを求めて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。

ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。次回もお楽しみに。