ポケモンキッズと旅する　第38回　ソーナノ|千葉県銚子市

本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。

第三十八回、千葉県銚子市です。

銚子市の北側に佇む飯沼観音こと圓福寺です。

ここ飯沼観音は、坂東三十三観音霊場の第27番札所です。

坂東三十三観音霊場とは、関東1都6県に点在する33か所の観音霊場を巡る巡礼路です。

鎌倉時代初期に端を発するこの霊場は、全行程約1,300キロメートルに及ぶ壮大な巡礼コースとなっています。

東京の浅草寺も、この坂東三十三観音霊場の一つで、第13番札所として非常に多くの参拝者を集めています。

飯沼観音は、この霊場の第27番札所として、長い歴史の中で巡礼者たちを迎え入れてきました。

他の坂東三十三観音霊場のうちいくつかにも参拝していますので、いずれまた紹介していきたいと思います。

雲ひとつない青空ですね。

ちょうど空の水色の部分に重なっていて、まるで合成したかのような浮き出方です。
いいえ、トリミングや明度調整はしても、合成だけは絶対にしていません。
この企画ではポケモンキッズを全て現地に連れて行って撮影しています。

ひときわ目立つのは朱色の五重塔です。

2009年に建立されたという、割と新しい建物です。

---

飯沼観音の近くにある渡船場跡に移動しました。

ここは、かつて利根川を挟んだ対岸との往来を支えた重要な交通の要所でした。

時代の流れとともに姿を消した渡し船の面影を、今もなおこの地に感じることができます。

利根川の下流ということで川幅も広く、採算が取れなかった時代にはこの川幅を渡る橋をかけることも難しかったのでしょう。

大正時代後半には人力から動力船になり、1952年には自動車渡船も導入されました。

これにより、人だけでなく車両も対岸へ渡ることができるようになりました。

1962年に銚子大橋が開通すると、車で簡単に往来できるようになりました。

かつての渡船場跡から少し離れた場所に、現在は堂々たる姿で銚子大橋が架かっています。

このように、渡船場跡と銚子大橋は、時代の移り変わりを物語る象徴的な存在といえるでしょう。

原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。

ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。
次回もお楽しみに。