ポケモンキッズと旅する 第22回 レックウザ|和歌山県 高野山
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第22回、レックウザと高野山です。
和歌山県の高野山は、空海によって開創された真言宗の総本山として知られる霊場です。
険しい山道を越えた先に広がる高野山は、山々に囲まれた広大な盆地であり、神秘的な景観と澄んだ空気は心と体を癒してくれます。
高野山の中心部に位置する根本大塔は、高野山の象徴です。
高さ約50メートル、朱色に塗られた外観が青空に映え、圧倒的な存在感を放っています。
根本大塔の周囲には池のある庭園が広がっており、その寂然たる空間は訪れる者に安らぎを与えます。
四季折々、特に秋の紅葉は見事です。
山奥にあるため平地より若干早く色づく、紅葉の季節を選び訪れました。
苔に落ちたもみじの葉や、
レックウザはドラゴン(東洋龍)なキャラなので、宙を飛んでいるような写真も。
高野山全体は、数多くの寺院や堂宇が点在しています。
774年生まれの空海は、平安時代初期に活躍した真言宗の開祖として知られています。
遣唐使として唐に渡り、唐では長安・青龍寺にて密教の高僧である恵果から教えを受け、真言密教を習得しました。
余談ですが、この長安(現 西安)の青龍寺は、空海ゆかりの寺院が集まる四国八十八箇所の第零番とされています。
空海は日本に帰国後に、高野山を開創しました。
高野山は、四方を山に囲まれた盆地で、外界から隔絶された場所です。
このような地形は、修行に集中できる環境で、空海が高野山を選んだ理由のひとつではないかと考えられています。
他には盆地の高野山がまるで巨大な蓮の花の内側のようだったから説など。
西南日本の中央構造線より南側の地域は、プレートテクトニクスの影響で険しい山岳地帯が形成されています。
外帯と呼ばれるこの地域、具体的には紀伊半島・四国・南九州などは、特に深い谷や急峻な山が多く見られます。
当企画第7回の徳島県・大歩危峡は最たる例です。
中央構造線の走る紀ノ川を越えた、その外帯の始まりの地域の中で、首都(平安京)近郊で外界から隔絶されたある程度の広さのある山の上の盆地として、空海は高野山を選んだのではないでしょうか。
原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。
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次回もお楽しみに。