これは大切にせなあきませんよ
6/19(月)☀️
Siriを使い始める。
午後、◯◯市役所にケースワーカー FKさんを訪問。
NK物件に関して、FKさんは、
「基本的に定期借家は国の方針として好ましくないということになっているんです。さらに、重要事項説明書の第6項の記述を見る限り、10年後には必ず退去しなければならない旨が明記されているため、こちらとしては厳しいと言わざるを得ないんです」と言った。
そこで私は相談をすることにした。
「もしも文言の変更をすれば検討の余地ありということであれば不動産屋に相談をしたいと思います。その辺はいかがですか?」
「10年後も契約を継続する余地がある」との記述が文言に加われば検討してもらえる余地があるのではないのだろうか?
FKさんは、
「ちょっと待ってください。上の者に確認して来ます」
しばらくしてFKさんは帰ってきた。
「そうしましたら、それで相談は可能とのことです」
「ありがとうございます」
私は市役所を後にし、マクドナルドでコーヒーを飲みながらYMさんにメールを送る。
昼間なので、マクドナルドは比較的空いている。すぐにYMさんから電話が入る。
📞「その文言は、重要事項説明書の第5項に書かれてあるんですよ」
「え。そうなんですか?私は書類は隅々まで確認はしていなかったんですが。。。」
確かめてみると確かに記述がある。すぐにFKさんに電話を入れる。
FKさんは、
📞「確かに書かれてはあるんですが、その後に第6項の部分に先ほど言いました決定的な記述があるので、そこの部分を修正してもらわなければならないんですよ」
そして、YMさんが
「話がややこしくなるといけないので、可能であれば直接やりとりしても構わない」とのことだったのでFKさんに伝える。FKさんにYMさんに電話を入れてもらい、結局明日重要事項説明書の改訂版をYMさんの事務所まで取りに行き、その足で再度、市役所にそれを渡しに戻って来ることになった。そのバスの中でYMさんから電話が入る。
YMさんは、
📞「重要事項説明書には雛形があってね、役所もそれをよくわかってるんです。つまり、役所側が言う通り、定期借家という時点で本来なら話は終わってるんです。そこの文言を変えて相談に乗るというのは、FKさんとしても掟を破るということになるんです。これはすごいことだと思いますよ。あり得ないことです。これは多分、決まるでしょうね」
「そうですか」
私は複雑な気持ちだった。沖縄物件のことはどうすればいいのだろう。。。
YMさんは言った。
「これは大切にせなあきませんよ」
私は市役所で済ませるはずだった用事を忘れていたことを思い出し、いったん乗ってしまったバスを途中で降りて市役所へ引き返す。生活保護の受給が開始されたので、滞納になっていた2年分の国民健康保険料は全額免除になるとのことだった。市県民税は免除にならなかったが、分割での納付にしてもらうことにした。
再びバスに乗る。
◯◯法律事務所の🧑💼KYH代理人弁護士から電話が入る。
私は現状をありのまま伝える。弁護士は、
📞「ということは、その書類次第ですね」
その後、YMさんから再度電話が入った。
📞「結論からいうと今日は来ていただかなくてよくなりました」
「え?」管理会社に話を拒否されたのだろうか?
現在、管理会社で会議が行われているので、改訂版の重要事項説明書が手に入るのは明日になるとのことだった。
いずれにしても、もうタイムリミットだ。いろいろと考えても仕方がない。もしも、◯◯市の物件の審査が通らなければ沖縄はあきらめるしかなさそうだ。
「しかし」と私は思った。
「よく考えたら、上出来ではないのか?」
このまま物件が決まらなければ、更生保護施設への入居という事態さえあり得る。その場合、部屋に残っている大半のものは処分せざるを得なくなるだろう。
それ以前に、本来ならホームレスだった可能性さえあったことを考えると、尚更そう思わざるを得ない。
でもまだ何が起きるかわからない。全てが決まったわけではない。
バスに乗ってまたひどい睡魔に襲われる。KYHの入り口を入ったとき倒れそうになる。倒れそうになったのは人生で初めてだ。この何日かの間、私は夜中の1時や3時頃に目が覚め、そのまま眠れず起きている日々が続いていた。体はすでに限界を通り越した感がある。ただただ眠りたい。朝までぐっすり眠りたい。
あとは流れに身を任せることにしたい。