見出し画像

真西に沈む太陽に〜彼岸と此岸

秋分 お彼岸 あいにくの曇り。真西に沈む夕日は期待できないけれど、
暮れる前には間に合うようにと、走りながら着いたいつもの場所。
駆けながら見えた空。
ふわっと浮いた気がした。生えた羽が少しだけ風に乗ったみたいに。

両手のひらに暖かい空気の球が乗っかったから、
ふたつをあわせてひとつにして、空に向けてひらいたら、
空のどこかと繋がった。
そんな気がしたら、ありがとうの気持ちがあふれ出た。
涙になりそうになるから、そのまますぐにまた駆けだした。
気分は翔るだったけど。

今日はエアロマンシーの余裕ないほどの、そんな体感の日でした。


いいなと思ったら応援しよう!