4 日米修好通商条約締結への巻①
ハリスの素晴らしすぎる名スピーチを聞いた堀田さん(総理みたいな立場)と幕府の家来たち。さも「ハリス最高ー!すぐ貿易するぞー!えいえいおー!」となったはずだが、そうは問屋が卸さない笑
なぜなら、それは日本人の悪しき性質というか習わしというのか分からないけど、一言で言うと、『決められない政治 生産性のない長い議論』これ。笑
今の政治と全く一緒やん‼︎そうなんです。全く一緒。日本は100年経とうが常に話し合いが長い。そして決まらない笑じゃあ何のために話し合ってるんだって言う話。それに激おこ炎上したのが、名スピーチして自分に酔ったハリスさん。そういう構図。
ハリス「この前の私の名スピーチ聞きましたよね?その後、、、どうなりました?」
堀田「いや〜あの時のハリスさんのスピーチは本当に素晴らしかったです!心打たれました!ですので、今議論を重ねているところなんですよ!」
ハリス「そうですか。ではぜひ早急に結論を出していただければ。」
堀田
「わかりました!お任せあれ!」
こうしたやりとりが何度かあった最後の催促の日。
ハリス「あのー、待てど待てど全く音沙汰ないんですけど、どうなってます?」
堀田「ハリスさん!今ね、みんなで大事な話し合い重ねているところなんですよ!もう少しで決まると思うのですがね。日本は石橋を叩いて渡る風習がありますから^ ^ だから、もう少…」
ブチ切れハリス「ファック‼︎‼︎‼︎ お前たちはいつまで待たせるんだルンバ‼︎踊り狂うのも疲れたわコラ‼︎このあほんだらがー!」
堀田「!!!」
ハリス「もういい!ペリー隊長に報告する。総力あげて潰しにくる。後悔しろ!」
堀田「ちょっと!ちょっと!ちょっと!! ちょっと待ってちょっと待ってハリスさん!なんとかするからマヂ頼む‼︎」
ハリス「決められない政治は好きじゃない!話し合いばかりで何も決まらなければ前に進まない。だったら、何か行動して少しずつでも前に進むことが大事。それが、お主にはできるんか??あーはー?」
堀田「や、や、やります!い、い、岩瀬(交渉人)お前が即交渉に当たれ!」
岩瀬(交渉人)「(急‼︎今までの話し合い無意味ーてかなんでおれー。マヂ急すぎるー。やべー。漏れそうー。)…承知しました!」
交渉14回。まとまる。日米修好通商条約!
その名もボージョレーヌーヴォー解禁的な「貿易やっちゃおー条約!」の大枠決定。でも、もう少しで締結!というタイミングで…天皇を敬え!外人は追い払え!という「尊王攘夷」の考えを持った水戸藩が大反対の声を爆発させる。
水戸藩の徳川斉昭「堀田含め幕府の野郎どもは何をやっとる!あのバカモンがー‼︎尊王攘夷だろーがー!家来ども!そうだよなー?」
水戸藩の家来たち「その通ーりでございます!」
水戸藩の徳川斉昭「いいか!幕府はもうオワコンだ!って地域住民に話して回るんだ!仲間をたくさん集めて、幕府の好き勝手にはさせないぞ!」
水戸藩の家来たち「ハイ!行くぞー!」
地域住民A「なんかもう幕府オワコンらしいね。私たちの生活もこのままじゃあ、外人に全て盗られるらしいわよ。ほんとたまったもんじゃないわね。」
地域住民B「だから!聞いたわ!幕府はほんとひどいわね。自分たちだけ良い思いして、私たちの暮らしなんて全く考えてないんだから。もうホント頭にくる。」
このやり取りがそこら中でされる。そして、どんどんその声が大きくなり、巨大なムーブメントが起きる。いわば、国会議事堂前で、紅白歌合戦に出るアーティスト全員集合しまーす!そして、全員ライブで歌うよー♬しかもみんな無料だよーきてねー!的な感じで呼びかけたときの、大パニック大混乱な雰囲気で「幕府やめろー!」の大合唱。これではさすがに幕府も条約の締結ができない。
堀田「外の雰囲気やべーよーどうしよー。ちょっとハリスさんにちょっと待ってもらえないか頼んでみるか。」
ハリス「おー堀田さーん!ハンコ持ってきたのですね!さあさあ、ここにハンコ押せば全てが丸くおさまりますよ^_^♬さあ早く!」
堀田「いや、その、ハリスさん、違うんだ。」
ハリス「あーはー?なんて?」
堀田「いや、だからあの、違うんだ。ごめん。」
ハリス「分かった。じゃあハンコ貸してくれれば許す。」
堀田「はい!とでも言うか笑 おいおい!それは無理だよー待って!」
ハリス「また始まりましたね。決められない病。無理だよ今条約結ぶ!」
堀田「そこをなんとか‼︎‼︎一生のお願いだ!頼む!時間をくれ!」
ハリス「そこまで言うなら、おれも鬼ではない。待ってやろうか。しかし、もし条約を結べないとなれば…フフフッ。ペリー隊長が黒船全艦率いて総攻撃で日本全土荒野となるがな^_^ フフフッ。」
堀田「(…これはマヂ卍)やばすぎる。でも、なんとかするっきゃねえ!分かった!」#歴史 #楽しい歴史 #おもしろ歴史 #わかりやすい歴史