6 南紀派vs一橋派の結末はいかに⁈
才能あって賢い一橋慶喜を推薦する一橋派。
血統優先な南紀派。さぁ結末は??
まず動いたのは一橋派。
その名も「島津斉彬」。
作戦①「娘を嫁がせ口説く大作戦」その名の通り、娘の篤姫を徳川家定へ嫁がせます。そして、家定に「次の将軍は慶喜だー!」と言ってもらおうというもの。
作戦②「西郷隆盛&橋本左内の勅許取得大作戦」この2人に朝廷に行かせ、天皇に「次の将軍は慶喜だぞー!」という勅許をもらおうというもの。
一橋派が動いていくと、もちろん指をくわえて待っているわけにはいかない南紀派。
こちらは頭の悪い徳川家定を強引にねじ伏せる大作戦実行。無理やり言わせるというもの。
さあ、どちらが勝ったかというと、
「南紀派」に軍配が上がる。
このときは、一橋派の作戦が全て上手くいきませんでした。
南紀派はというと、、、
南紀派「家定様。このご時世、議論ばかりで決められないから進まないで悪い状況になっていると思います。なので、何でも一任で決められる大老というポジションを作るのはどうでしょうか?(大老は老中首座の上の立場:いわば総理大臣の上の立場)」
家定「ほーそれは良い考えじゃのう。そしたら、おれも何もしなくてもいいから楽できるしいいアイデアだ!で、だれが大老するの?」
南紀派「井伊直弼はどうでしょうか?あの方なら絶対に決められるし、良くなっていく!」
家定「ほー、したら任せるわ。大老は今日から井伊直弼ね。」
大老 井伊直弼 誕生。
井伊直弼「家定様。」
家定「どした?」
井伊直弼「一橋派の人たちって、みんな家定様のことを仕事デキねーヤツだと思ってません?ひどくないですか?だったら、次の将軍は慶福にしましょうよ!」
家定「そだな〜」次期将軍は慶福に決定。
つまり、一橋派vs南紀派の対決は『南紀派の勝ち』となった。