【Creative Review】AIによるSEOの変化〜より豊かになる検索体験〜
・Reference info
「Supercharging Search with generative AI」
https://blog.google/products/search/generative-ai-search/
今回は、Googleが開発中のAI機能を搭載した検索技術「SGE (Search Generative Experience)」をご紹介します。SGEは、Googleで検索した際に、検索結果の上部にAIによって生成された回答が表示され、かつそこから対話形式で検索エンジンを利用できる新しい技術です。
参照ページの動画で紹介されているように、例えば、「2日以内で配達可能な、マイアミで行われる屋外での結婚式に着ていく衣装」と検索すれば、画像付きで衣装の候補が表示され、さらにその検索画面内の“Ask a follow up”ボタンから「靴は?」と質問すれば、衣装に合わせた候補を表示してくれます。
従来は、質問ごとに一回ずつ検索し、該当ページに入ったり出たりしながら情報を探していましたが、SGEを使えば、検索画面だけで一連の情報を取得しやすくなるようです。
画面上での体験がリッチになると、検索画面上でユーザーの要求が完結することが増えますので、HPへのトラフィックこそ減るかもしれませんが、Generative AIが搭載された検索においても、基本的にはSEOへの考え方の主たるところは、以前と変わらず自分たちのオリジナリティの高い情報をアップしていくことに尽きると思います。
例えば、採用に関する検索で「看護師 求人 ○○区」というキーワードで検索されることを意識してHPの情報を作るとします。Generative AIが搭載された検索では、他施設との比較が要約された情報が検索画面の上部に出てくると思いますので、そこから追加質問された情報に可能な限り応えられるようにHP上の情報を掲載しておけば、GoogleのAIがそれを「答え」として候補に表示してくれる可能性があります。ですから、できるだけ質問を想定し、他社との差別化を図れる答えを用意しておくことが大切になります。質問への回答用に画像や動画があれば、なお良しです。
その辺りを踏まえて、検索して欲しい対象者となる方(上記の例では求人を探している看護師さん)が求めるインタビューや対談記事(及び動画)をHPに掲載することは、情報量としてもオリジナリティの高さをとっても効果的だと考えられます。
SEOとしてやることは今までと変わらないかもしれませんが、AIが搭載された新しい検索画面を意識しながらブレストをやってみると、面白いアイデアに出会うかもしれません。皆様のご活動がより良く広がることを願い、弊社もご提案の質をアップデートしていきたいと思います^ ^