【CREATIVE REVIEW】NFT(非代替性トークン)で変わるクリエイティブ
・Reference info
https://superrare.co/
今回は、NFTアートプラットフォーム“SuperRare”についてご紹介します。
SuperRareは2018年に立ち上げられたアート作品を売買するアートプラットフォームです。ビットコインの登場で有名になったブロックチェーン技術を利用し、アート作品をデジタル資産「NFT(非代替性トークン)」として売買することを仲介するデジタルマーケットプレイスの一つです。
デジタルコレクターズアイテムを収集するコレクターたちの急増に伴い、NFTアートプラットフォームも注目を集めています。
こういった社会トレンドは、かるてぽすとのような制作会社でも他人事ではないと感じています。
例えば、これまで「絵画」のような一点物の作品をWEBサイトで表現したいときには、権利関係の取り扱いが非常に難しいところではありましたが、NFTのようにきちんとデジタル資産として権利化されれば、所有の所在が明確化されますので、ある程度取り扱いについても線引きができるようになると思います。
また、アート作品で「デジタル作品の権利化」が可能になるのであれば、イラスト、デザイン、コード、文章といったものも唯一無二の資産として売買可能になる可能性がでてきます。クリエイターにとっては価値の流動性を高めることができ、購入希望者にとっては表現の選択肢を増やせる環境が整いつつあるといえます。
さらに面白いのは、これまで凝ったイラストであってもHPを作る際に買って終わりだったのに対して、NFTであった場合にはHP閉鎖後に売れる可能性もあるということになります。
これまで知財や著作権は、守る要素が強かったと思いますが、売れるとなればまた作り方も変わってくるかもしれません。
ヘルスケア業界におけるブロックチェーンについては、エストニアやドバイでは(実験的にも含め)既にブロックチェーン技術を生かしてデータをトークン化する議論が進んでいます。
例えば、自分のヘルスレコードはこれまで各医療機関に格納されていましたが、情報をトークン化し、オンライン上あるいはLedgerやTREZORのようなハードウェアウォレットで格納できると、情報の所有が個人に移り、医療機関同士や企業間での情報のやりとり、合意形成等が便利かつ応用の効くものになると言われています。医療、臨床研究のあり方を変えるものとして注目を集めているようです。
まずは現状のデジタルのトレンドがどのようなところにあるのかという視点で、NFTを見ておくと面白いのではないでしょうか。お時間のある方は、遊びでチェックしてみてください^ ^
串岡慎吾
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