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私にとって「初めての妊娠」はなんだったのか【初めての妊活 総括編 #3】
こんにちは。もうすぐアラフォーのキャリア女子、不妊治療&休職中のかえる🐸です。
今日のnoteでは、私にとって「初めての(異所性)妊娠」はどいう体験だったのかについて、まとめていきたいと思います。
初めての妊娠で異所性妊娠
私は34歳になったばかりの今年2月のタイミングで、初めての妊活を開始しました。
自分のメンタルと体調を助けてくれていたピルも辞め、体調の変化と戦う日々が数年ぶりに戻ってきました。
そこからあれよあれよという間に妊娠、
したと思ったら、なんと異所性妊娠(子宮外妊娠)が発覚。
診断がつかない不安な期間を過ごしながら、破裂のリスクが高まる週に総合病院に転院。
初診からそのまま入院し、流産・異所性妊娠のための手術を受けました。
手術自体も生まれてこの方初めてで、恐怖に何度も涙をしました。
このようにして赤ちゃんを失うこととなった体験が、この後の私の人生を大きく変えていくことになりました。
これらはたった3ヶ月の間に起きたことです。
しかも、この間のライフイベントは非常に多く、社内異動、引越し、旅行、そして、趣味コミュニティとの別れもありました。
改めて振り返っても、激動の3ヶ月だったと思います。
人と比べることは諸悪の根源
なんで私が、こんな大変な思いをしなければならないのか?
そんな恨みの感情が湧き上がっても良いとは思うのですが、
正直そういった感情を産めるほどのエネルギーもない状態でした。
あとは、意識的に考えすぎず、平常心を心掛けたのも、多少影響していたかも知れません。
ただ、もし身近に、自分と近い境遇だけれども、人生万事うまくいっている人がいたら、
私の平常心は簡単に崩れていただろうと思います。
「嫉妬」と表現しても全てを捉えきれていない気がしますが、
そういう黒い気持ちに押しつぶされている自分の姿は、容易に想像がつきます。
これは、中学生の頃から自分の中で認知していたことですが、
私にとって、「人と比べること」は自分を不幸に導く諸悪の根源でした。
だからこそ、自分が黒い存在にならないよう、
できる限り比較される対象を避ける傾向があり、それは今も続いています。
これはある種の自己防衛でしょうね。
具体的な行動としては例えば、知り合いのSNSは極力フォローはしないとか、比べてしまいそうな相手がいたら疎遠になるとか….
ただ、自己防衛しすぎて、自分の器を小さくしてしまっていることは否めません。
人と比べたことで湧き上がる強い感情があったとして、
それに長年触れ続ければ、その感情のコントロールも上手くなっていくでしょうし。
自分が傷つき暗くなる機会を減らすか、傷ついてもそれ以上の価値を手に入れようとするかのトレードオフと言えそうです。もちろん現状は、前者に軍配が上がっています。
少し脱線しましたが、妊活の話に戻ります。
たぶんこれから、近い内容の仕事をこなしながら妊活をスムーズにできている女性に、出会うこともあると思います。正直、そういう方は自分の職場にたくさんいるんだろうなぁと思います。
そういう時、私は何を感じるのでしょう....
今は正直わかりません。
出たところ勝負にはなりそうですが、
気持ちを切り替えたり、後から自分を甘やかしたりして、
願わくばストレスと溜めない方向にもっていって欲しいなと思います。
「もし…だったら今の自分はなかった」話
「もし」は「もし」でも、過去に失ったモノやコトに対して「もし…だったら良かったのに」と話をするのは、
普段はあまり好きな方ではありません。
手に入らなかったモノや、実現しなかったコトに、執着してしまっているようで、
どちらかというとリアリストな私は、過去に気持ちを持っていかれることは無駄だと感じるからです。
一方で、「もし」は「もし」でも、現在を肯定する「もし…だったら今の自分はなかった」のような話は、
結構好きな方です。
過去のモノ・コトがあったおかげで、今の自分がいる。だから、その過去に感謝をしつつ、これからを前向きに生きていく。そんな気概を感じるからです。
多少こじつけ感があるように読めてしまうのは不本意ですが、
私にとっての初めての(異所性)妊娠は、「もし…だったら今の自分はなかった」話にできる類のものです。
もし、自分の妊娠がスムーズにいっていたら、仕事についての妥協も何もなく、
今まで通りの生活を送っていたことでしょう。
ただ、今まで通りすぎて、想定より早く妊娠したことで後悔していたかもしれません。
自己成長を原動力として仕事に力を尽くす生活を送っていたかもしれない。
生まれてきた赤ちゃんを鬱陶しく思って、「別にすごく欲しかった訳じゃないのに」なんて言葉も口にするかもしれない。
だって私は、もともと子供が好きじゃないし(過去記事『妊活を始めたきっかけ』)、妊娠発覚した時も喜ばなかった(過去記事『妊娠に喜べなかった私』)。
もし、あのまま妊娠がスムーズにいっていたら、今の自分のように、強く赤ちゃんが欲しいという気持ちは芽生えなかったし、自分の心と体を大切にしなかったでしょう。
私の場合は、初めての妊娠で異所性妊娠を経験したからこそ、より確固とした赤ちゃんを迎える心構えと、潔く人生の選択ができる状態を、手に入れることができたのだと思います。
おわりに
今回のnoteで「初めての妊活」の本編部分はおしまいとなります。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
直接的でも間接的でも、少しでも役立つ内容があったのであれば幸いです。
ここから数日間は、病院・入院での出費や、異所性妊娠の手術の詳細、当時の購入品などのリストを共有します。
個人的な内容もあるため、そういった部分は有料公開とし、必要な方だけが見られるようにする予定です。
2024年11月6日
🐸