その後のPomera生活
昨年の春、ポメラ(Pomera、ノートパソコン型・キーボード入力のデジタルメモパッド)のことを記事で話題にした。
以前も書いたが、私が使うようになったきっかけはテレビプロデューサーの佐久間宣行さんがラジオのリスナー投稿をきっかけに話題にしていたこと。芸人さんや放送作家さんに愛用者が多いとのことで、私も1年ほど使っていなかったポメラを再び使うようになっていった。
その後、現在に至るまでポメラとのお付き合いはずっと続いている。特に学芸員資格の実習の際、提出する日誌を書くとき、また他の授業でレポートを書くときも、ポメラは多大なる貢献をしてくれた。私に学芸員資格取得を取らせてくれたのは、このポメラのおかげと言っても決して過言ではない。
ただし、以前使っていたステッカーベタベタポメラはディスプレイが真緑から戻らなくなってしまったので、京都に帰ってくる前後から新しいポメラを新調した(上の記事を書いている2023年9-10月時点で、その兆候はあった)。
ちなみに最新のポメラはDM250というモデルだが、私は引き続きDM200を使用している。たまたまアウトレットでお安く(30000円ちょい)で見つけられたというだけで、それ以上の深い理由は無い。
そんなポメラを使用して書いているものは大きく分けて3つ。
①note、Instagramの記事、レポート等
②読書ノート(抜書、感想等)
③日記(ジャーナリング)
特に一番使っているのはカレンダー機能を利用した日記で、断続的な時期もあったが約9ヶ月、「ほぼ毎日」継続することができている。
本当はキーボード入力ではなく、手書きのほうが良い、と言う人もいる。たしかに、ライフハック的なサイトを見ると、「日記は手書きが良い」とアドバイスされていることが多い。また、タイピングと手書きとでは使う筋肉が段違いで手書きのほうが多いらしく、脳に対する刺激という意味でもそうだろうと思う。
しかし、その一方で日記を書くというハードルが上がりすぎて、続けられなくなってしまうという別の懸念もある。いくらベストの方法でも三日坊主になってしまうぐらいなら、多少効果が薄れるとしても三ヶ月、三年と長く続けられる方法を選んだほうが良いと私は考えている。そもそも、日記を書くために必ずしもキーボードのみで完結しているわけではなく、電子メモパッドを使用した手書きの下書きを用意することもある。
また日記を継続する場合、義務感だけではなく願望として「書きたい」と思えることも大切だと思う。それには道具選びも重要で、現状、私にとってポメラは「触っていたい」ツールになってくれている。便利さのみならず、ポメラを使った文字入力は概して楽しい。そういうところも日記が継続できている理由である。
前述の学芸員資格取得といい日記の継続といい、自分自身にとってのステップアップのためにも、ポメラはそのツールとして十分に役にたってくれている。もちろんツールだからこそ、いつかもっと良いツールに取って代わられるかもしれないが、なんとなく次買うのもポメラだな、という予感もしている(そもそも、これに代わるツールがあるのかどうか)。
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ちなみに私がポメラの使用を再開したのは佐久間さんのラジオがきっかけと書いたが、その佐久間さんもどうやらポメラを使うようになったらしい。ラジオで話していた段階ではまだポメラユーザーという感じでは無かったので、ちょっと面白くもあり、嬉しくも感じた。