歴史入門・第6回「天皇の在り方」

神武天皇が広めた稲作は、だんだんと日本列島各地に広がった。その中で、稲作が適合した地域が集まって大和政権になったのだろう(中には、稲作をしたが地位の風土と合わなかったため、稲作をやめた地域もある)。

この大和政権は、稲作と共同の墓制(前方後円墳)、婚姻政策などによって地域の安定に貢献し、政権の首長たる天皇(当時は大王)は順調に発展した。

しかし、その大和政権にも暗雲が立ち込める。シナでは『三国志』(魏・呉・蜀)の頃、東アジアは寒冷化に襲われていた。

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