深く学ぶニュース講座「アメリカで11歳以下のワクチン接種 私たちはどうするべきか」
分野:国際社会・世界・医療
産経新聞(2021.11.3)付の記事(『米、5~11歳ワクチン接種始まる 約2800万人』)によると、「米疾病(しっぺい)対策センター(英語:CDC)は、11月2日に5歳から11歳の子どもに対するファイザー製新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨すると発表しました。
米メディアは3日、一部で接種が始まったと報じました。対象は約2800万人。各州へのワクチン配布が既に進んでおり、接種は来週本格化する。」とあります。
この記事によると、アメリカでは、11歳以下の子どもへのワクチン接種を推奨しています。
子どもは基本的に大人に保護されているので、大人の意向でワクチン接種を強制される場合も往々にしてあるでしょう。したがって、この記事については賛否両論あって然るべきだと思います。
だから、ここではいい点と悪い点を2つほど挙げていきたいと思います。
いい点としては、
①広い世代にワクチン接種する門戸を開けた
ワクチンは貴重な資源であるので、その数にも限りがあります。発展途上国では、未だにワクチンが行き渡らないところもあります。その意味では、この情報は朗報でありましょう。
②集団免疫が広がりやすくなる
そもそも「集団免疫」とは何でしょうか。
日本の厚生労働省によると、
「人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても、他の人に感染しにくくなることで、感染症が流行しなくなる状態のこと。」です。
つまり、“みんなのためになる”ともいえるのです。
集団免疫の獲得が国の政策の1つになるのはこのような背景があるからなのです。
一方で、悪い点もあります。
①副反応が発生する可能性がある
産経新聞の記事によると、「まれに心臓の炎症が報告」されるといいます。
他にも、
②子どもの意見を無視して大人や社会がワクチン接種を強制する可能性がある
ということです。
以上です。いかがだったでしょうか。
ここでは、この記事についてわかりやすく解説させていただきました。
この記事などを参考にして、ワクチン接種を未だ完了されていない方、また自分の子どもにワクチン接種をさせる方の“考えの一助”にしていただいたら幸いです。
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