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人を笑かす

みんながみんなとは言いませんが、人を笑わせたいという願望は、多くの人が持っているのではないかと思います。

何気ない会話の中で、あることに対してつっこんでみようとしたり、いじってみようとしたり、話の終わりの所でオチをつけようとしてみたり。
そんなような雰囲気を感じ取るわけです。

当然僕も、面白いことを言って周りを笑かしたい、という気持ちは持っています。気になるコがいたりなんかしたら特に!

たいていの場合は、ちょっとすべるか、その時は特に大したことも言えずに、あとからこう切り返したら笑いとれたんじゃねぇと思い、悔しがるかで終わってしまうんですが。

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「笑うことは健康に良い」というのは知られた話ですよね。

その効果というのはいくつもあって、笑うことでストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑制され、心身のリラックスやストレスの軽減につながったり、血行が良くなり、免疫力が上がり病気の予防につながったりします。

また、笑いによってドーパミンやセロトニンといった快楽物質が放出され安定感や幸福感をもたらしてくれたりもします。

最近の研究では、ユーモアと寿命の長さには相関関係があるということが明らかになっているそうです。

長生きしたければ大いに笑った方がいいってことですな。

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職場においても、ユーモアがあった方が生産性が上がるらしいです。

一緒に笑うことで相手に対して腹を割ったり、弱みを見せたりしやすくなるので、そういったことが結果、チームとしてうまく機能するみたいです。

職場って基本真面目で真剣な場じゃないですか?
ユーモアはそんな真剣な場には相反する気がしますが、そうではないんですね。

真剣な場だからこそ、エッセンス的にユーモア、笑いがあったほうがいいってことでしょうね。

職場の雰囲気づくりに欠かせないのがリーダーの存在です。
このリーダーがどういう人間性なのか、どういう仕事ぶりをするのかにかかっています。

いまどきの従業員たちは、飾り気のない人間らしいリーダーを求めていて、欠点があってもいいと考えているそうです。

確かにリーダーは仕事ができなきゃダメですが、だからと言って完璧じゃなくてもいい。欠点があったほうが人間らしいし、そっちのほうがとっつきやすいです。

これにユーモアのセンスがあれば最高のリーダーになり得るでしょうね。

ただね、リーダーとか上司が冗談を言った時、本当に面白ければいいんですが、そうでない場合は、、。

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「笑うのは、健康にいいし、仕事の生産性も上がる」ということは分かりましたが、冒頭で言ったように人は人を笑わせたくもあるのです。

ただ笑うだけでは飽き足らず、誰かを笑わせたいのです。
これは一体どういうことか?

おそらく、笑う以上に笑わすことは、脳にとって一番の快楽だからです。
人のために何かをしてあげたり、役に立つと脳はそれを物凄く大きな報酬としてとらえるそうです。

なるほど、誰かを笑いで笑顔にするということは、この上なく最上級の報酬をもらったと脳は感じて、それが快楽へとつながるわけですね。

芸人がクスリに手を出さない理由はこの辺にあるんでしょうな。

誰だったかとある芸人が言ってました。
「自分が言ったこと、やったことで劇場の何百人、何千人が笑う。この快感を一度でも味わった芸人はクスリになんか手を出さない」

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こんなことを聞けば、ますます人を笑かしたいと思うわけですが、それがなかなか難しい。

特に職場では。

真面目な職場の雰囲気の中ではユーモアが入り込む余地などないような気がしますし、すべるのはヤダし。

そして何より、ユーモアが言えるのは才能なんじゃねえ?と思うわけです。

才能か。

ということは、逆に考えれば才能がないのに、面白いこと言おうとするから、すべるし空回りするってことですね。

じゃあ無理する必要はない。
笑いの才能がないならないで、やれることがあります。

それは、何か面白い、笑える瞬間を目ざとく探すこと。
そして、みんなが笑っている渦中に常にいること。

とにかく、みんなで笑い合っている瞬間を1つでも多く共有できれば、仕事も人間関係も円滑に進むと、そういうわけです。

人生は喜劇。
自分も周りも常に笑顔が絶えない日常が望ましいですな。








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