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その時が来たら いったい私はどうするのだろう

幸か不幸か、この一年、末っ子が完全オンライン授業で家にいる一年となっている。一時帰国のまんま、airbnbで借りた部屋で、ずっと二人。もちろん狭い。これが、”パーソナルスペース”や自分の時間を守りたい人だと、とてもこの状態は無理だろう。たとえば、我が家で言えば長女や次男とは絶対無理だろう。

部屋を選ぶときの基準は、”勉強スペース”がある、ということだった。普通、こんな基準でairbnbの部屋を選ぶ旅行者はいないので、そういう部屋を探すのに苦労した。ここは、ライティングデスクと、もう一つPC作業するのに快適なカウンタースペースがあったのが 決め手だった。そしてオンライン授業をするときに、後ろに写り込まないようにしたいので、部屋の真ん中にパーテーションがあるのもいい点だ。

必須条件は満たしているものの、オンライン授業をしていると、こちらはかなり窮屈感あり。でもまあ、それは母として仕方ない。

お昼休みに合わせて、ランチを用意。お弁当なら、お昼は自分だけなので適当に済ませていたのが、この一年、そうもいかない。つまり1年間、夏休み状態といえば、主婦の方にはお分かりいただけるかと。

おまけに、何事も続かない次女が、早朝ウォーキングに誘ったら、その爽快さを覚えたようで、一緒に歩くことが なぜか続いている。つまり、早朝から 一緒に活動している(笑)

これが普通に通学している状態だとどうだったかというと、朝7時前に家を出て、何もなければ夜7時ごろに帰宅、塾のある日だと、学校の近くで家からそもそも遠いのに、開始時間が遅いので、帰宅は11時ごろだった。地下鉄の駅までバスで送ってくれるが、送迎順が日によって違ったりすると、終電の早い上海の地下鉄にあわや間に合わないかも!ということもあった。

つまり、一日、ほとんど会わない。寝るのが早い主人なんて、翌朝の朝ごはんまで会わない、なんてことも度々あった。そんな日常のまんま、彼女だけ日本へ帰国して大学生となっても、さほど生活に変化を感じることなく、とうとう子供のいなくなる生活にも スムーズに移行できたのでは、と思う。

ところが、現実は、4人の子供の誰とも、こんなに濃厚な一年を過ごしたことがない、というほどの どっぷり一日中一緒の一年を過ごしているので、彼女がいない生活になった時の、空虚感や、いかばかりか、と早くもその時のことを危惧している自分に ありありと気づいている。

コロナ以前の世界では、「寂しくなったらちょくちょく日本に帰ればいいし」とおもっていたが、もはや、ちょくちょく気軽に飛行機に乗れる世界ではなくなってしまった。中国に入国のたびに厳しい2週間隔離が待っている、となると帰国することは躊躇されるのは容易に想像できる。

でも、一方、一人、異国で日々激務(いつも早く帰宅するのだが、ここしばらくは超残業の日々が続き、なかなかいつ落ち着くかが見通せない模様)の主人の元へ戻って、支えてあげないと心配なのである。もう若くないので、余計に。

子供に振り回されることのない生活をあれだけ待ちわびていたのに、それがすぐそこに迫ってくると、況してや、この一年がこんなに次女と濃厚に過ごしてしまった後となると、その時間は、全く違う時間となって 私に迫ってきそうである。

さあ、どうする自分!?その時を迎えることを覚悟して、しっかり来年からの”プラン”を、今のうちに立てておかないと これはかなりマズイかも、そんな風にこの頃感じて暮らしている。そして、それを次女は、おそらく見透かしている...

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

Have a nice day♬

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