豪雨のあと
朝、アゲハチョウの幼虫はいなくなっていた。
昨日の集中豪雨のときは、葉蔭でじっとしているのを確認したけれど…
蛹になる前にするという、ドロドロの排泄物の形跡はあった。
場所を探して、夜の間に移動したのだろうか。
周囲を探してみたが、蛹も骸も見つけられなかった。
まー、確かに雨風に耐えることを考えたら、ここでは不十分かもしれない。
どこか安全な場所で、無事に羽化してくれると信じよう。
餌用の葉を片づけ、ほとんど丸裸になった苗木を改めて見ると、何やら黒っぽい小さい虫が目に留まった。
…1齢幼虫、らしい。
いやもうないよ、葉っぱ。
ないよーーー!