保育士の現状
私は前保育園4年現保育園1年の5年目保育士です。
今日は保育士本人が感じていることを書こうと思います。
保育士(福祉系)はなぜか、一般企業とは
全く違い扱いを受ける。
まぁやってることは全く違うのですが、
社会人としてのイメージも違う。
それは資格職、専門職ならどこでも通用してしまうからなのだろうか。
ビジネスマナーをつけることなく
先輩の主観、自分の主観の中で所作、
仕草を身につけていく。
だから当たり外れが多すぎる。
自分の保育観もそれによって大きく変わる。
私はとても恵まれていて、
1年目は人間性、保育観、保育スキルが
ずば抜けている先輩と組ませてもらって
1年目はペーペー過ぎて
本当に迷惑をかけました。
けれど自分がリーダーになるときや節目で、
さりげないフォロー(見えるところでも見えないところでも)をしてくれた今でも憧れの方です。
ただ、、、
その憧れの先輩より前に辞めてしまった私。
たとえそんな凄い人がいたとしても、
やりがい残業はなしにすることはできなくて、
ある程度区切りで辞めてしまう。
私もその1人。
園の状況はなかなか改善されない。
それは、本当に人が少ないから。
だからそんな出来る人はみんなが辞めるからと
残る決断をしてまた新たな改革をしながら
園を守っている。
また逆も然りです。
歴が長いけど、保育に中身のない
イビリや態度で先輩としてい続ける保育士。
それにより辞めていく後輩たち。
これは本当に酷いことで、
子どもに対しても、後輩に対しても
「怖い存在」として上に立っている。
その人がその部屋にはいるだけで
空気感が変わる。
それは子どもも気づく。
正直残酷です。
そんな保育現場を見たら
保護者はどう思うのだろう、、、。
保育などの福祉と企業とで違うところでは、
日々の保育時間が勤務時間でしかないから。
また、子どもたちの現状もどんどん変わってきてきます。約束ごとやルールを伝えても全くもって響かないのです。理解できない子が多すぎていて驚きました。
今は 怒られない時代
子どもの成長よりSNSやネット環境に興味がいく時代。
そのような中で育っている子どもと向き合うには以前の世代以上に根性が入ります。
話が逸れました。
日々預かっている子どもたちがいる中での
研修、会議、有給。
休みや研修はたくさんあっても
結局は残ってる現場で回すしかない。
個性が様々な子どもたち1人ひとりを
決められた時間までに寝かして
子どもの真隣で会議をしているんです。
休憩も子どもの午睡と隣り合わせ
なかなか寝ない子に付き添うと
取れるどころではありません。
その子を連れてって遊ばせながら
会議に出ることもあります。
休憩なんて言わば事務作業時間。
その間にいかに子どもから離れて
書類や作り物の作業ができるか。
保育士は常に1から30レベルで色んなことを
考えながら働いています。
先が見通せないとやっていけません。
そんな現状に疲れ切ってしまった私です。
子どものための未来を考えて働いてるのに
その環境と自分の人生を天秤にかけてしまうと
どうしても、やりきれない。
体力面でも悲鳴をあげてしまいました。
あと2ヶ月で一度
保育士としての仕事と距離を置き、
子育て社会に貢献、向き合える仕事を
目指したいなと思っています。
これは完全に私の経験と主観です。
そうでない実態ももちろんあるかと思いますが、
こんな実態もあると思っていただけたら幸いです。