パラレルワールド-星の記憶-2-1

PWシーズン2-1【キノコ先輩】

桜が舞う4月

わたしも茜も承太郎くんたちの大学に何とか合格して、無事に大学生になって
わたしたち大学生活を満喫してま~す。

それぞれ学部が違うけど、お昼とかはなるべく一緒に食べるようにしていて

承太郎くんとも講義以外の時間は割と
一緒にいたりする
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帰るときも、お互いに連絡しあって
一緒に帰ったり帰らなかったり

でも承太郎くんとの関係は相変わらず
友達のまま。

『あの星』の記憶を思い出せば変わって行くのだろうか・・・?

シーズン2スタートです。
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「ねぇキノコ先輩相当しずくの事き気に入ってるよ!」

「あぁやっぱり・・・」

キノコ先輩とはわたしたち4人が入ったテニスサークルの部長。
本名は高畑博己(たかはたひろき)先輩

マッシュルームのような髪型をしてるからキノコ先輩と呼ばれている。
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顔はまーまーイケメンなのに少し言動が挙動不審、真面目なのだろうけどちょっと融通がきかないタイプ!

これだ!と思ったら一直線でまっしぐら。


「さっきの練習の時もやたらとあんたの事ほめてたよね。」

「なんかねっ・・・わたし初心者なのに
しかも全然上手じゃないのに、
恥ずかしかったよ~」
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「多分飲み会の席どうにかしてあんたの隣座って来るよ」

「うわ~想像つくはっ」

「今日は承太郎君いないから、家まで送ろうとするんじゃないの?」

「えwwwwそれは困る!」

せっかく4人で入ったサークルだけど
司くんは忙しいからたまにしか顔出さないし

承太郎くんは・・・よくわからないけど
気が向いた時だけくる。

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って案の定キノコ先輩が付いてきた・・・

「綾瀬くん送るよ!」

「あぁ大丈夫です。」

「でも遅いから。」

「・・・はぁじゃぁ途中まで・・・」
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途中までっていっても、二人きりで何を話せばいいんだ・・・

「妹が君の大ファンなんだよ、合わせたいから今度うちに来てくれないかな?」

うわっ妹使ってきたか、しかも唐突に・・・

「そうなんですね。ありがとうございます。

それなら今度学際にでも連れてきてくださいよ!」

何とか交わした・・・
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「あぁそうだね。でもすぐにでも会いたいって言ってるんだけどなぁ・・・」

しつこいな~無視だな・・・

「駅に着いたので、こちらで失礼します。

ありがとうございました。」

怖いから少し手前の駅で降りた。

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